“ドブレR” (ラフィーニャ&ラキティッチ)

不安と戦うラファ、バルサで幸せなラキティッチ。

ルイス・エンリケのバルサ監督初年度、あちらのメディアにしばしば登場していた言葉に“ドブレR”があります。英語で言えば“ダブルR”、ふたつのR。頭文字にRの付く二人、ラキティッチラフィーニャによるインテリオールペアをさす言葉ですが、定番コンビにはならなかったので、MSNのように広がりはしませんでした。あれから2年弱、ラキティッチはチーム内に不動の地位を確立した一方で、大怪我を負わされたラフィーニャは出場機会を得ることがまず最初の目標。競争が増した今季は、ラファにとってバルサ生活を続けるかどうかの正念場になりそうな雰囲気です。

バルサはマジーニョに次男への信頼を伝達

「フットボル選手としてはピッチに居たいと思うのが普通のことだから、もしバルサで出場時間を得られないのであれば、他のチームへレンタルされることに問題はないよ」「でもバルサで試合に出られるように、自分を強くしていくさ」

これは先日ラファエル・アルカンタラがカタルーニャラジオで語った言葉です。即戦力となる若手選手たちを補強したことで競争力を向上させたルーチョチームのなかでも、ラファのポジションであるインテリオールはとりわけポジション争いが激しくなっています。元々いたイニエスタラキティッチアルダ・トゥランラフィーニャに加えて(セルジ・ロベルトは右ラテラルと考えます)、デニス・スアレスアンドレ・ゴメスが入団。偽エストレーモにしても絶好調アルダデニスが競争相手となり、ネイマールも立ちはだかります。

この状況に対してラフィーニャがまず不安に思っているのは、MD紙によりますと、実戦のリズムを得られるかどうかです。試合で良いパフォーマンスを見せるためには、実戦のリズムで戦えるだけのフォームが必要になる。それには試合に出るしかないですが、なにしろこの面子ゆえ、エンジンの回転数を上げていくための機会を得られるかどうかをラファは心配しているそうです。

そんな彼の心境を察し、クラブから父マジーニョに対して安心メッセージが届けられたとMDは言います。曰く、バルサは彼を戦力だと考えており、将来的にも重要な選手であることをマジーニョへと伝達。2015年11月にヒザ靭帯に重傷を負った彼と契約延長したのはその証しであり、選手側から退団を申し出があったことも一度もないと同紙は述べています。

先日のアスレティック戦において、83分といえども勝負の決していないスコア(0-1)でラフィーニャをピッチに送り出したこともルイス・エンリケからの信頼のメッセージでしょう。怪我から回復すればイニエスタが先発の最有力とはいえ、2番手はまだまだ分かりません。競争相手もみんな楽しみなのがクレとしましても悩ましいところですが、、バルサですからカンテラーノには是非、サバイバルに勝ってほしいです。

ラキティッチは“バルサだけ”

一方、“ドブレR”のもう一人イバン・ラキティッチは、文句の付けようのないパフォーマンスによって主力の中でも特にテクニコやファンの信頼を獲得している選手です。もしラキティッチに移籍のウワサが立てば、バルセロニズモはちょっとしたパニックに陥るだろうと思えます。

しかしイバン・ラキティッチのバルサへの忠誠は、そんじょそこらでは揺るがないぞと1日付のMD紙は言います。同紙によると、この夏イバンの元へはユベントス、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなるグランデたちから好条件のオファーが届いていたそうです。ラキティッチルイス・エンリケに最も起用されている選手ですが、最も途中交代している選手でもある(昨季は25試合)。それで3クラブは澄んだ瞳のセントロカンピスタへの勧誘を行ったそうですが、彼の心は動きませんでした。代理人を通じて返されたラキティッチの答えは「ご遠慮申し上げる」です。

ただオファーは大きな額ですから、クラブはビジネスとして受け入れるかもしれない。ラキティッチはオファーの件をバルサへと伝えたそうです。クラブとしてはあれこれ試される場面といえましょう。中盤は戦力余剰気味ですし、選択肢は幾つか考えられます。で、バルサからの返答は“私たちはキミを売る気はないし、契約期間を延長し、功績に報いるために年俸も上げましょう”というものだったとMD紙。みんなの願うハッピーエンドで落ち着いてめでたしめでたし、というお話です。

 

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