直前の試合で機能したメンバーを、敢えて入れ替える必要もなし お気に入りとなったアルトゥールを外すと大変
2018/19シーズン最初のエル・クラシコが迫ってきました。今回の対決の特徴は、レオ・メッシが不在のエル・クラシコであること。その穴を埋めるのは水曜日のチャンピオンズ・インテル戦で良い働きを見せた、ラフィーニャとなりそうです。
ウェンブリーでのトッテナム戦以来、先発起用され続けているアルトゥールも確定でしょう。アルトゥールを外すと、バルセロニスタがバルベルデをタタではおきません(笑)
メッシ欠場の穴埋めに成功したインテル戦
レオ・メッシ負傷の逆境をどう乗り切っていくのか。
注目された先日のインテル・デ・ミラノ戦(2-0)はバルベルデバルサにとって実りの多い試合となりました。機能した先発イレブンが、日曜日のレアル・マドリー戦でも起用されるのは間違いない。
つまりはラフィーニャ・アルカンタラが再び出番を手にし、アルトゥール・メロがまた地位を確立させていくことでしょう。
敵陣破壊神であるメッシが欠場する痛手を、バルセロナはチーム全体でボールに速く寄せ、パスをつなぐことで乗り切ろうとしています。
幸いだったのはアルトゥール・メロが一足早くバルサ流に馴染んでいたこと。
ブスケツ、ラキティッチとアルトゥールが編成する中盤にセルジ・ロベルトとラフィーニャが加わることで、インテル戦のバルサは安定感を増し8試合ぶりの完封に成功しました。
メッシを欠くのでパンチ力が落ちるのは仕方ない。ならばペップ・セグラの言う「バルサの3P」(ポゼッション、プレッシング、ポジショナルプレー)を強化することで対応しようじゃないかという対処策。
話は少し逸れますが、いずれ訪れるポストメッシ時代を想像すると、カンテラーノ成分の濃さは不可欠だと感じたインテル戦でした。並み感アップでカンテラーノ薄めのバルサなんて耐えられない。
アルトゥール、クレ心を鷲掴み
カンテラーノではないのに、カンテラーノ風味がするブラジレーニョとしてクレの心を鷲掴みにしているのがアルトゥール・メロです。
カンプノウがアルトゥールを認めたことは、インテル戦の78分にアルトゥロ・ビダルと途中交代する際、スタンドから指笛が聞こえたことからも判る。バルベルデに対してカンプノウで初めて鳴らされた指笛として話題にもなりました。
ミスターは試合終了後の記者会見にて、「筋拘縮があり、(マドリー戦欠場となる)リスクを望まなかったから」だとアルトゥールを交代させた理由を説明しています。
そして10月26日のMD紙によると、この筋肉のぷちトラブルはアルトゥールのエル・クラシコ出場を妨げるものではないと。よかったです。
1ヶ月前は出番がなかった
それにしても、アルトゥールがやっと先発起用されたのが今月3日のトッテナム戦@ウェンブリーってのが、今さらながら驚きといいますか。わずか4試合で、もはやベストスタメンの一角。監督に起用された時にセンセーションを起こすことの重要性を改めて感じます。
ラフィーニャもインテル戦が今季3試合目の出場ですから。
ちなみにラフィーニャのエル・クラシコ出場歴は、わずか16分しかないのだとか。
MD紙によると、ムッシュ・マティエウとルイス・スアレスのゴールによって2-1で勝利した2015年3月22日のカンプノウクラシコにおいて、ネイマールと交代で84分から途中出場したのが唯一。尚のことエル・クラシコを堪能してほしくなります。
バルサには初カンプノウクラシコでゴールを決めるジンクスもありますし(ここ3年ほど不発。最後は上述のマティエウとルイス・スアレス)、いっちゃえよアルトゥール、それにラファも!
※今季はクレマン・ラングレのヘッド弾、アルトゥロ・ビダルの飛び出し弾も期待できそう。そういやウスマン・デンベレも、出場すればたしか初カンプノウクラシコだったはずです。
このニュースのまとめ
- ・インテル戦で起用に応えたラフィーニャ
- ・インテル戦で能力をさらに証明したアルトゥール
- ・この二人はマドリー戦の先発出場権を勝ち取った
- ・少し前までは、ベンチ生活だった二人
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