またもや大腿二頭筋を傷めて医務室送り
アスレティック戦で違和感が出るも試合後に報告せず、旅行に行っていたとの話もある
バルセロニスタに悲報が届きました。ウスマン・デンベレが左の大腿二頭筋を傷め、5週間の欠場になるというクラブ医療部発表です。レオ・メッシとルイス・スアレスを怪我で欠いているだけに、非常にタイミングが悪いアクシデント。彼、大事なときに限って怪我してる印象です。
2年間で5回目となる太ももの怪我
バルサ公式による発表は、ごく簡潔なものです。
「ファーストチームの選手 O. デンベレに行われた検査により、左脚の大腿二頭筋に筋損傷が確認された。おおよその欠場期間は、5週間となる」
“経過次第”と発表されることの多い欠場期間が、「5週間」と明言されています。
デンベレが筋肉を負傷したのは、これがバルサで実に5度目です。2年間で5度目・・・!
特に左の大腿二頭筋が弱く、4度も繰り返されているんですね。
- 2017年9月16日 ヘタフェ戦:左大腿部・大腿二頭筋の腱裂傷(4ヶ月)
※デビュー3試合目 - 2018年1月14日 レアル・ソシエダ戦:左大腿部・半腱様筋(4週間)
- 2019年3月13日 リヨン戦:左大腿部・大腿二頭筋(4週間)
※その3日前のラヨ戦ですでに筋肉を痛めていたが出場強行した結果 - 2019年5月4日 セルタ戦:右大腿部・ハムストリングス(4週間)
※出場からわずか30秒で - 2019年8月16日 アスレティック戦?:左大腿部・大腿二頭筋(5週間)
※リーガ開幕戦
これだけ同じ箇所の怪我が多いのは、デンベレの問題か、それとも改善させられないフィジカルトレーナーたちの指導の問題か。両方か。
もう“バルサのベイル”とでも命名するべきか・・・ 活躍度では負けているか。
チームメイトたちよりも早くプレシーズンのトレーニングを始めたのも、こういう怪我を避けて良い状態になることが目的だったでしょうに。いきなり冷や水をぶっかける怪我です。
3日前に怪我していた疑惑
もうひとつ注目すべきは、クラブ発表がなされたタイミングです。
バルサは2019年8月19日21時(現地時間)にデンベレ負傷を報告するウェブページを投稿し、 21時半頃にツイッターで投稿しています。
それだけを見ると、18時30分から行われたこの日のトレーニングで負傷したように思えますが、実際に筋肉を傷めたのは先週金曜日のアスレティック戦とも言われています(太ももを気にするテレビ映像もある)。
それならば試合翌日(土曜)にも検査が行われるのが普通でしょう。
では何故、検査が月曜だったかというと、残念な話があります。
セネガルに行っていたという
エルネスト・バルベルデは選手たちに土・日・月曜午前と二日半の休みを与えていて、デンベレはその連休を利用してセネガル(母方の故郷)に行っているというんですね(バルセロナ空港で目撃されている)。
筋肉トラブルを医療部に報告すると、翌日に検査をしなければならなくなるので、軽い痛みにつきとりあえず黙っておいて治るのに期待したものの、月曜夕方のトレーニングでやっぱり痛みが出たという浅はかな考え説。
何度も負傷している左太ももに違和感が生じたにもかかわらず、報告なしに旅行に行ったとなると、もうね・・・
MDによると、医療部はアスレティック戦後にデンベレからなにも告げられてないそうで、クラブが月曜に公開したトレーニング動画では、デンベレがウォームアップのロンドに参加している姿が確認できます。
で、どこかの段階で痛みが発生し、スタッフにそれを告げているのが上の写真です。
アスレティック戦で怪我をしていたのかどうかは不明ですが、レオ・メッシもルイス・スアレスも戦列を離れているこのタイミングで、デンボウズまで負傷者リストに加わってしまったのは事実。
今季こそはと期待していたものの、この調子だとなにも変わらないのかなと落胆します。もうそろそろ、無邪気に「期待!」と言うのも厳しくなってくる。。。
ひとつ 怪我の光明があるとすれば、カルラス・ペレスに予期せぬアピールチャンスが訪れたこと。ここで結果を出せれば、クレ世論は一気にカンテラーノ支持へと傾きますから、頑張ってほしいです。
このニュースのまとめ
- ・ウスマン・デンベレが大腿二頭筋を負傷し、5週間欠場とクラブ発表
- ・左太ももを傷めるのは、バルサ入団からの2年間で4度目
- ・アスレティック戦で傷めていた疑惑
- ・カルラス・ペレスに出番
コメント
毎回記事の更新を楽しみにしています!
確か昨年もデンベレは休みを早く切り上げて、2018年は期待!と書いてたと思いますが、イマイチでしたね。
今季も裏切りそうですね、私はもうデンベレには期待してないです笑
ジョアンフェリックスのプレー見てると獲って欲しかったなと思います。
いつも素晴らしい記事をありがとうございます!