新型コロナウイルスの検査結果は、チームスタッフを含めて陽性なし
5月8日より個別ではあるがトレーニングが始まり、正常化への第一歩
FCバルセロナの全選手・テクニコが一昨日に受けた、新型コロナウイルスの検査結果が出ました。全員が陰性となり、感染は確認されず。これでひとまずは最初の関門をクリアとなり、選手たちは本日より距離を取っての個別トレーニング開始です。よかった。
選手たちがシウタット・エスポルティーバに戻ってくる
スペイン政府による非常警戒体制を前に、3月13日に自宅での閉居生活を始めてから56日。バルサ選手たちが今日シウタット・エスポルティーバのグラウンドに戻ってきます。
コロナウイルス検査は一昨日行われました。
トレーニング場の入り口には、彼らを待ちうける報道陣。自家用車の中ではマスクも付けていない選手が多数ですが、彼らは駐車場でクラブの医療スタッフから検温と鼻咽頭の粘膜採取を受け、マスク・手袋着用でメディカルテストへ向かっています。粘液採取がPCR検査、医務室での血液採取は抗体検査か。
いずれにせよ、検査を受けた全員が陰性だったのは朗報です(検査は繰り返し実施される様子)。
水曜日の検査では、選手たちは一人ずつ時間差でシウタット・エスポルティーバを訪れています。
唯一ウスマン・デンベレのみ、怪我の完治日が定かでないとか、代役のブライスウェイトが雇われているとかの理由から検査を受けず。ラ・リーガから対象外とされたのなら、検査くらいさせてあげなよと思いますが。
楽しみなのはファーストチームの選手だけでなく、バルサBからイニャキ・ペーニャ、アラウホ、モンチュ、アレックス・コリャド、リキ・プッチが呼ばれていることです。
自宅からグラウンドへ直行、直帰
新型コロナウイルス検査で陰性だったバルサ選手たちは、この5月8日(金)午前9時30分より、スペイン政府保健省から承認を受けたLFPのプロトコルに従ってトレーニングを進めていきます。
ビデオを見ていると、検査を受けた選手たちが帰り際にクラブスタッフからなにやら包みを受け取っていますが、公式サイトによるとここにトレーニング時に着用するためのウェアが入っているそうで。各人は自宅にて着替えを済ませ、車からグラウンドへと直行、セッションが終われば次の日のウェアを受け取り、そのまま帰宅するわけです(使用済みウェアは自宅で洗濯し、翌日返却)。
グラウンドを三面用いての個別セッション
トレーニングはまず、個別で行われていきます。なにせ約2ヶ月ぶりなので、徐々にフィジカルフォームを戻していかねばならない。普段の夏休みでも3週間ほどですから大変です。
SPORT紙によると選手2人に指示を出すテクニコ(マスク・手袋着用)が1人付くそうですが、保健省の指示により各人は最低2m以上離れなければならない。運動中は呼気がより遠くまで飛ぶので、もっと距離を取らねばならない。
一つのグラウンドでは最高でも6人同時が限度らしく、ティト・ビラノバ・グラウンド(第一)から第三までの三面が用いられる予定です。
これまで自宅で取り組んできた筋トレなどは、引き続き自宅での実施を継続。
バルサが早速、トレーニング再開の写真を数枚アップしてますね!公式カメラマンのミゲル・ルイスさんも、感慨深くシャッターを切ってると思う。
ロンドが再び見られるようになるのは、いつの日か。
せめて中・長距離のパス交換とかで、選手同士が遊んでいるのが見たいです。
話は変わりますが、バルサのYOUTUBEを見てたら自宅でできるワークアウトがあったので僕らもやってみましょうか。NIKEのマスタートレーナー Joe Holder さんがコーチしてくれます。
このニュースのまとめ
- ・2日前の新型コロナウイルス検査では、バルサから感染者は確認されず
- ・今日5月8日より、シウタット・エスポルティーバでのトレーニング再開
- ・選手同士は距離を空け、着替えやシャワーも自宅で行う
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