LaLiga | jornada 3
波に乗っていけないチーム、パンプローナで勝点2を逃す。
特別な星の下に生まれていそうなアンスが、早くも初得点。
パンプローナはやはり熱かった。そして手強い。3年ぶりとなるエル・サダル訪問は、2-2のエンパテで終了。バルサは前半の出来が悪く、7分で先制されるとシュートもわずか2本。後半に盛り返し、アンス・ファティとアルトゥールの得点で一時はスコアをひっくり返したが、終盤PKで同点とされ引き分けた。すっきりしない雰囲気でリーガ中断へ。
試合のポイント
●更新中:試合が始まるや、オサスナの激しいプレッシングの波がバルセロナを呑み込む。前日会見でアラサテ監督が予告していたとおり、「勇敢」だったオサスナは最初の得点機で見事に先制に成功。右サイドのブランドンが上げたクロスに、逆ポスト前でフリーとなっていたロベルト・トーレスが直接合わせテル・ステーゲン横を射貫いた。わずか7分のことだ。
●ボール支配率は圧倒的にバルセロナが上回っていたが(75%)、コンパクトな2本ラインで中央を固めるオサスナ守備陣の前に、前線へと有効なパスを届けることができない。バルベルデチームの前半のシュート数は、2本だけだった。
●バルベルデは後半頭からアンス・ファティを送り出す決断を下す。セメドをベンチに下げ、セルジ・ロベルトを右ラテラルに移動させたことで状況は改善。効果はすぐさま表れ、51分にはカルラス・ペレスのセンタリングに合わせたアンス・ファティのヘディング弾が決まって同点となっている。
●同点後はバルセロナが一方的にオサスナを攻める時間帯が続く。53分に登場したアルトゥールの幅広い動きも効いていた。今季のアルトゥールは、前への意識がより高くなっているようだ。コパ・アメリカで出遅れたが、これからは重要度を増していくだろう。64分には思い切りの良いシュートから、逆転ゴールをゲット(1-2)。
●アルトゥールの得点が決まった時、勝負はあらかた決着したように思えた。しかしその予想は外れ、試合終盤はオサスナの攻勢が続くことになる。さすがは2018年4月からホーム無敗のチーム。その自信や信念がジェラール・ピケのハンドを誘発したのだろう。手にしたPKをロベルト・トーレスがきっちり決め、オサスナが同点に追い付いている(81分)。バルサは最後の反撃が実らず、パンプローナから1ポイントを持ち帰るにとどまった。
トピックス
●アンス・ファティ 最年少ゴール:前節のベティス戦でクラブのリーガ最年少デビュー記録を塗り替えたカンテラーノが、今度はリーガでのクラブ最年少ゴール記録を更新した(16歳と304日)。
ラ・リーガ全体でも、ファブリセ・オリンガ(16歳98日。マラガ。2012年)、イケル・ムニアイン(16歳289日。アスレティック、2009年)に次ぐ3番目の若さ。
●アルトゥールがバルサ初得点:53分にラフィーニャと交代でピッチに立ったブラジレーニョが、すぐさま成果を上げた。エリア内左寄りでカルラス・ペレスからのパスを受けると、鋭い切り返しで中央へとスライドして右足を一振り。FCバルセロナでの初ゴールを決めた。
●ジョルディ・アルバがバルサでのリーガ200試合出場:2012/13シーズンにティト・ビラノバのチームに加入して以降、8シーズン目での達成。出場可能な269試合(38×7+3)のうち、200試合に出た不動のレギュラー選手。得点は9つ、アシストは42回。
Osasuna | FC Barcelona |
2 | 2 |
31 de Agosto 2019 – Sabado 17:00 h El Sadar:18,375 |
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Goles | |
Roberto Torres (7) | |
Fati (51) | |
Arthur (64) | |
Roberto Torres (81pk) | |
Titular | |
Rubén Martínez | 【6】Ter Stegen |
Nacho Vidal | 【5】Semedo |
Aridane Hernández | 【5】Piqué |
David García | 【5】Lenglet |
Estupiñán | 【5】Jordi Alba |
Fran Mérida | 【5】Busquets |
Oier | 【4】Sergi Roberto |
Roberto Torres | 【5】De Jong |
Rubén García | 【5】Carles Pérez |
Brandon | 【5】Rafinha |
Chimy Avila | 【4】Griezmann |
Cambios | |
Rubén García→ Robert Ibañez (65) |
Semedo→ 【7】Ansu Fati (46) |
Fran Mérida→ Moncayola (71) |
Rafinha→ 【7】Arthur (53) |
Brandon→ Juan Villar (78) |
De Jong→ 【5】Arturo Vidal (82) |
Entrenadores | |
Jagoba Arrasate | 【5】Ernesto Valverde |
Arbitro | |
Martínez Manuera (valenciano) | |
Tarjetas | |
Fran Mérida (13) | Sergi Roberto (32) |
Brandon (43) | De Jong (37) |
Moncayola (91) | Piqué (82) |
Lenglet (94) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 1 | 2 |
Goles |
2 | 2 | 0 |
3 | 12 | 15 (5) |
Tiros a puerta |
8 (4) | 6 | 2 |
1 | 4 | 5 |
Ocasiones de Gol |
3 | 3 | 0 |
3 | 0 | 3 |
Corners |
2 | 1 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Fueras de juegos |
1 | 1 | 0 |
240 |
pases |
732 | ||||
24% | 25% | Posesion del Balon | 75% | 76% | ||
10 | 6 | 16 |
Faltas |
9 | 5 | 4 |
2 | 1 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
4 | 2 | 2 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ネト、スアレス、メッシ、デンベレ、ジュニオルが負傷欠場。トディボ、アラニャーが監督判断で招集外。 マニータ快勝となった前節ベティス戦と同じスタメン。しかしながらオサスナのインテンシティ高いプレッシングの前にボールをつなぐことができず、前半はわずかにシュート2本に終わる。カルラス・ペレスとラフィーニャの両翼を上手く活かせなかった。 ハーフタイム明けでセメドを外してセルジ・ロベルトを右ラテラルに移し(ラファがインテリオールに)、アンス・ファティを前線に入れる采配が的中。中盤で数的優位が作れ、サイドも活きた。 |
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Titular | Final |
2019年9月01日(日)、オサスナ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「アンス、そして1ポイント」
- ■アンス、そして1ポイント
- → ダメな前半の後、バルサはスコアをひっくり返したが、ピケの(与えた)PKで同点となる
- → リーガでのクラブ最年少得点者となったファティやアルトゥールの得点があったものの、チームはすでに9ポイントのうちの5ポイントを手放している
- ■ネイマールがPSG残留へ
- ■アルペンスキー
ブランカが行方不明
五輪におけるスペイン人女性初のメダリスト、ブランカ・フェルナンデス・オチョアが23日から消息を絶っていると警察発表
SPORT「アンスくらい」
- ■ほぼアンス
- → ファーストタッチだった頭でのゴラッソにより、平凡な出来だったバルサを引っ張り上げたカンテラーノ
- → チームはアンスとアルトゥールの得点で逆転したが、終盤のPKで2ポイントを逃した
- ■ネイマールは契約のために2,000万ユーロの自腹を切る
バルサはオペレーションを放棄せず「まだ多くのことが起こりえる」
コメント
やはり前半戦は我慢を強いられることになりそうですね。
過去2シーズンは準備期間かと思いましたが、まだまだ準備期間は続くようです。
カンテラーノの真価が問われるのは2シーズン目以降だと思っているので
彼らにはとにかく自信と良い感触を持ち帰って頂きたいものです。
オサスナは昇格後の最初のバルサ戦で異常なテンション。
ライブで見た印象は熱い非常に良い試合で現地で見たいと強く思った。
オサスナのインテンシティの高いハイプレスに対してインテンシティでなく技術で対抗するバルサ。
今季はフレンキーの加入で自陣から抜け出し易くなった。
ここ2年の重要な試合(特にローマ、アンフィールドなど)では自陣からも抜け出せなかったので良くはなっている。
メッシ不在時はエストレーモが相手サイドバックを面倒見る4―5―1の守備でサイドと中央を固める万全の態勢。
(それはそうとリバプールみたいにサイドバックとロングボールが武器のチーム相手に最早4―4―2では守り切れないのではないか?
ここ一番ではメッシ様に相手サイドバックへの守備をお願いするしかない。何でアンフィールドで指示しなかったのか不思議。)
しかし固めたはずのサイドから放り込まれた挙げ句、ファーでは数的不利に陥っており失点。
整理されておらず完全にやられた感じ。
それでも特に悪い感じもせず前半終了。
後半はアンスとアルトゥールの投入から逆転に成功。
夜中に一人雄叫びを上げてたのはこの頃。
そこまでの展開も決して分が悪い感じでなく、やってくれそうだったので最高の瞬間だった。
結果は同点というものだったが、起点となるアンスのファールがそもそも存在しないもので試合を壊された。
アンスの抜け出しに対して苦し紛れに足を出したもので逆に相手のイエローでしょ?あれは。
あーゆー周りを欺く故意の誤魔化しに対してはVARが関与すべきと思いますよ。
最後ケチを付けられたけど全体的に年間でそーはない良い試合だったとおもいます。
●アンス
早速サイドバックとの競り合いからやってくれた以外は特に無い試合。
もっと仕掛けてもいいんじゃないかな。
仕掛けない事には何も始まらない。
失敗を恐れているように少し感じた。
アルバを上げる為に中に絞ったのもどーかな。
まあ同点弾だけでも十分ですが・・・。
●アルトゥール
このプレーを求めていた。
もっと前からやってくれ。
自身の得点と得点にならなかったけどペレスへのパス。
ほほ完璧なエリア周辺での攻撃的働き。
●ペレス
あれは決めてくれ。
あれが決まれば劇的な完璧な試合。
●フレンキー
相手のハイプレスに対しても動じることなく自陣から抜け出す。
今季は自陣からの抜け出しを安心して見ていられる。
後半は自分で突破を試みる積極的な動き。
ビルドアップは流石だが相手エリア周辺で効果的に動けてない。
サイドはペレスとセルジに任せて、自身は中央で受けたり裏抜けの方が良かった。
バルサでは攻撃性を全く発揮出来ていない。
●グリーズマン
中央もサイドもドン詰りの状況でほとんど消えていた。
自力突破型ではないので彼だけの問題ではないが。