10人でのセッションが可能となり、喜びを表すセントロカンピスタ
今はまだ戦える状態ではないものの、近いうちに100%になることを期待する
「トレーニングが、チームメイトが、フットボールが恋しかったよ。それにロンドも。ロンドはトレーニングの魅力のひとつだから」。待望のグループ練習再開についてそう語っているのは、フレンキー・デ・ヨングです。黙々とフィジカルメニューに取り組んだ1週間を経て、月曜からは10人までのセッションをラ・リーガから許された選手たち。徐々に日常が戻りつつある状況を、フレンキーもポジティブに受け止めています。
再会できたことの喜び
愛しのフレンキー・デ・ヨングが語ったのは、バルサ公式メディアのインタビューです(先週はセルジ・ロベルトが担当だったので、人選を分かってらっしゃる)。
バルサ選手たちは5月8日にシウター・エスポルティーバでの個別トレーニングを再開し、第2週目となる今週はグループセッションも行えるようになりました。今はまだチームが半々に分かれている状況ですが、フルメンバーになるのもそう遠くはないはず。
選手たちは壁相手ではなくチームメイトとパス交換できる喜びを感じ、トレーニングへの意気込みも相当に高いことでしょう。なんたって2ヶ月弱も自宅にこもらざるを得なかったのです。
「2-3ヶ月も顔を合わせられなかったんだからね、長いよ。バケーションとか、他の中断とかがある時、チームに戻っていくのは良いものだけど、それも3-4週間だけだからね。今回の僕らはほとんど3ヶ月。みんなと再会するのは本当にすてきだった」
56日ぶりにシウター・エスポルティーバでのトレーニングに戻ってから、最初の1週間は選手が3つのグラウンドに別れての個別メニューでした。
「全員がそれぞれのインテンシティを調節して、グループトレーニングを始める前にどのように身体が感じるかを見るために、最初のトレーニングを個別にするのは好ましかったと思う。それにみんな、絶好調だと感じたと思うんだ!良いステップだったよ」
来たるべき実戦で怪我を回避するためにも、身体と対話をしながらのフィジカルワークは有意義だったことでしょう。
数週間後には、準備はできているだろう
そういった段階的なトレーニングを経て、今の体調は「すごく良い」とフレンキーは言います。「良い状態で始めるために、オランダでトレーニングをしていた。再び芝生を踏めるのはすてきだね」
でもしかし、試合をするとなると話は別。現時点では90分間フットボールをやりきるだけの状態にはないとセントロカンピスタは説明しました。
「ものすごく良い感じだよ。とはいえ、今は試合に立ち向っていける状態じゃないんだ。でもまだ何週間か、トレーニングは残っているからね。まずは個別にやって、今は人数を減らしたグループでトレーニングをしている。チーム全体で出来る日はすぐに訪れると期待してるよ。数週間のうちに、僕らはプレー再開の準備ができているだろう」
観客のいないフットボール
ラ・リーガは6月12日を試合再開の予定日としています。待ち遠しい。しかしながら当面の間、ファンを前にしたフットボールはお預けになります。
「(ドイツの)ドルトムント対シャルケを観たよ。テレビでフットボールを観たのは嬉しかったけど、ファンがいないと別物なのは明らかだね。特別な雰囲気を生み出すのはファンだし、全てにおいてファンがいるほうが良いさ。でも今は、ファン抜きでプレーしなければならないだろう。それが今季だけになること、ファンが早くカンプノウに戻れることを期待しているよ。ファンと試合を楽しみたい」
満員のカンプノウが再び見られるのは、いつの日か。僕らも早く選手たちと試合を楽しみたいです。
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