目前といわれた四つめのレバーが稼働せず、選手登録が未だ完了せず
バルサは明日13日にラヨとのラ・リーガ開幕戦が控える
FCバルセロナの熱い夏が続いています。今季のバルサは精力的な補強を敢行し、競争力を増したスカッドはバルセロニズモに希望を抱かせているのですが、懸念された新規選手の登録がまだ終わっていない。最終期限は今月末につき、一応まだ時間はあるとはいえ、開幕戦に選手登録が完了しないとなるとイメージ面でだいぶ恥ずかしい目に遭うので解決を急ぐラポルタたちです。
動かない“第四のレバー”
この夏に加入した5選手(ケシエ、クリステンセン、ラフィーニャ、レバンドフスキ、そしてクンデ)と新契約を結び直した2選手(セルジ・ロベルトとデンベレ)の出場登録が出来ないまま、ついにここまで来ました。
木曜日(11日)には稼働すると言われていた“第四のレバー”が、動かない。
ラポルタたちはBarça Studiosの24.5%を追加で売ることによって新たに1億ユーロの臨時収入を得る目論見なのですが、法律上の問題があるようで、公式発表には至っていません。当然、必要書類の提出もまだ。当初は火曜日あたりにも動くと言われていた“レバー”なので、どこか不穏なものも感じてしまいます。
ちなみに“第四のレバー”で得る1億ユーロによって、「登録に必要な分の90%」が賄えるとMD。
もし“第四のレバー”が試合前に動かない場合、ラヨ戦に何人を登録できるのかをバルサは知らないそうです。せめてレバンドフスキは登録したい。。
もし開幕節までに登録が間に合わなかった場合、ケシエは自動的に自由契約になるとされる(クリステンセンも?)。だがケシエはチャビチームを好んでいて、1週間待つ構えだとMD。
余裕をもって提出を
なお、明日13日(土)の21時キックオフのラヨ戦は、直前の20時55分まで登録可能とか。
とはいえラ・リーガには内容を確認するための時間が必要なので、バルサは余裕をもって書類を提出しなければなりません。不備があるのに許可をした場合、テバス会長は叩かれる。ラ・リーガはそんな事態は絶対避けたい。チェックには時間をかけると思うべきです。
そして“第四のレバー”だけでは7選手を登録できない現実があります。間に合いそうにない放出オペレーションやサラリー調整。フレンキーへの圧力は凄そうです。
セルヒオ・ブスケツの給与調整は、クラブからの提案に選手側が納得せず進展なし。
ぶっちゃけ、もし“レバー”が不発に終わったとしても、ラヨ・バジェカーノ戦は起用可能な選手たちの力でなんとかなるでしょう。
ダメージを受けるのは、クラブとしてのイメージや評判です。1億5,000万ユーロを超える大型補強をしておきながら(加入選手の給与と減価償却費で、減らしたいスポーツ経費も増加)、登録に必要な資金は用意できず、ラ・リーガ開幕戦に間に合わせられない。派手に補強しただけに、注目度も上がってます。
まあ、メンツにこだわらないのであれば、気にすることはないですがね・・・。そこらの“誇り”はとても気にしそうではある。
1億5,000万ユーロの見解相違
そもそも、何故このギリギリの状況まで新加入の5選手+セルジ・ロベルト+デンベレの登録が終わっていないのかと言いますと、第一と第二の“レバー”によって得た収入に関する解釈がラ・リーガと食い違っていたからです。
先週ラジオ局COPEが報じ、MDがラ・リーガ筋に確認を取った情報によると、、、(あやふや訳です)
■ バルサとSixth Streetは50%ずつを出資し、LOGKSLEY INVESTMENTS(以下LI社)という子会社を設立。
■ バルサはLI社に一生分のテレビ放映権を売る。
■ Sixth Streetは25年間の放映権のみを買い、代金として5億1,700万ユーロを支払う。
■ バルサはその代金から1億5,000万ユーロを使い、26年目(2048年)以降の放映権を買う。
■ バルサはLI社から6億6,700万ユーロを受け取る。
■ ラ・リーガは“新たな収入”は5億1,700万ユーロのみだったと判断。
その他、いろいろと説明がなされているのですが、会計方面の文章はさっぱり理解できずスミマセン。つまりはその論点となっている1億5,000万ユーロは“無理に作った感”が強く、ラ・リーガ側はラポルタたちが目論んだようには動いてくれなかったということで合ってるとは思う。。
そして“第四のレバー”の稼働を急いでいる状況と。
MDによりますと、その四つめの“レバー”を動かしてなお、2,000〜3,000万ユーロの収入が必要となるそうです。
ギリギリでいつも生きていたいから
ちょっとラポルタさん、見切り発車しすぎですし、ギリギリで生きることに慣れすぎじゃないですか。マーケット期間のたびに、登録ができるかどうかで苦労している。最終的には上手く帳尻を合わせてきたとはいえ、それが逆に好くなかったのかもしれません。
フレンキーをその“戦犯”のように仕向けるのも酷い話です。繰り返しますが、選手の新規登録はクラブのやり繰り出来る範囲内で計算しておくべきで、ある選手の放出/大幅減給が大前提であるようなロードマップは失敗でしょう。メディアを使った圧力の掛け方も陰湿(特にSPORT)で、逆に選手を態度硬化させてます。
ガビの契約更新が完了しないことも気になりますし、期待もある反面、もやもやすることも多い2022年の夏。これでフレンキーが去り、チャビのお望みどおりにベルナルドがやって来たとして、素直な気持ちで応援できるのでしょうか?
(英国方面での信憑性の低いウワサですが、ベルナルドを取るならガビは契約更新をしないなんて話もある)
コメント
と言ってる間に売却完了したみたいですね。
でもなー、選手抱えすぎだろ。。。
こんなに安定した経営が出来ないのにベルナルドシウバに来週にもアタックするなんて情報もあります。大金積んで獲得するんだからガビは間違いなくベンチあるいは最悪退団かな。やはりラポルタもバルトメウも変わらないなと思います。少しはペレス会長を見習って欲しいですが、ガビに関してはフレンキーと同じくペドリ不在時に中盤を活性化出来なかったのが今も自分的には引っ掛かりますね。バルサに年齢は関係ない。ペドリ不在時の二人のパフォーマンスがラポルタやシャビが納得してない。