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そして9番補強の大前提であるスアレス放出は、頓挫に向かい

コロナウイルス危機の収入源で、選手のサラリー総額減額が必須のバルセロナ
カギとなる案件にも関わらず、やり口に問題があり暗礁に乗り上げた

ルイス・スアレスの2020年夏物語が、新章(最終章?)に入ったようです。彼の高給を節約するために是が非でも放出しようとしていた理事会の計画は、スアレス本人の抵抗や諸事情によって暗礁に乗り上げ、今はもう残留が有力な選択肢に。当然新しい9番の加入もなくなり、諸々の計画は練り直しです。

スアレスを売らねば新規獲得はできない

この2020年夏マーケットにおいて、バルサは高給ベテラン選手たちの放出を必須ミッションとしてきました。
主要因はコロナウイルス感染拡大によって2020/21シーズンの予算に大幅な修正を余儀なくされたこと。10億ユーロ超を目論んでいた収入が8億ユーロへと20%も減ることで、選手たちのサラリー総額を7,000万ユーロ減額する必要があるからです。
スカッドの若返りも兼ねられる。

(そういった事情から、私はバルトメウ理事会が敢えてレオ・メッシを刺激し、自ら退団を宣言するように持っていったのだと推察していましたが、この読みは外れた。)

新しく選手を獲得するにしても、大前提となるのは、まずサラリー総額を減らし、かつ他の選手売却で資金調達することでした。
特に支払額が税金を含めると3,000万ユーロになるルイス・スアレスの放出は絶対不可欠で、彼が去らないのであれば、ラウタロ・マルティネス(インテル)はおろかメンフィス・デパイ(リヨン)獲得もない。

昨日(15日)、ロナルド・クーマンはFOX SPORTSのインタビューのなかでこう語っています。「 デパイがやって来る前に、まず売らなければならないんだ

理事会は躍起になってスアレスに退団圧力をかけてきました(先週末のナスティック戦に招集外。メディアはスアレスを守銭奴的に書く)。

敬意を欠くから拒まれる

しかしルイス・スアレスは退団を受け入れたイバン・ラキティッチ(セビージャ復帰で幸せ)やアルトゥーロ・ビダル(インテルで同等の収入や複数年契約を確保)と異なり、バルサとの契約解除を拒んでいます。

拒む理由はいくつか考えられます。
バルサで得られるはずだったお金を失いたくない。良い移籍先が見つからない。バルサが好きで堪らない。バルトメウ一味が気に入らないので、最終的に移籍するにしても簡単にOKするものか―。などなど。

移籍によって生じる減収に関しては、減給分をバルサが補填する考えもあるとの報道もあります(SPORT)。
一方で、移籍期日である10月6日までにイタリアの二重国籍取得ができず、チャンピオンズに出場登録できないことでスアレスがユーベのオファーを断ったとのニュースもある(RAC1)。
そのあたり、水面下でいろいろあるでしょうし、今回ここでは詳しく取り上げません(ユベントスが消えたなら、もう選択肢はなさそうですが)。

言いたいのは・・・
コロナウイルスの影響で2020/21シーズンの予算が厳しくなるのは数ヶ月前に分かっていたことで、スアレス放出が大きなカギになるのも分かっていたことなのに、何故このバルトメウ理事会はこのような敬意のない振る舞いしかできなかったのか、です。

1シーズンを通してバルトメウに退団希望を伝えていたというメッシに対してもそうですし、スアレスに対してもクラブ歴代3位得点者に相応しい対応があったでしょう。気持ちを踏みにじるのが実に上手い。

メディアを使ってサヨナラ会の準備を勝手に始めたり、新監督に電話で片付けさせるのではなく、責任者の口からクラブの金庫事情やこれまで6年間の感謝を伝えてから、双方にとって最良の選択肢を話し合うべきなのに、そういうのをすっ飛ばせば、スアレスだって抵抗しますよ。
逆効果そうなことばかりやっている。功労者を心地よく送り出したいファンの気持ちも考えていない。

蹴球でゴールを奪うにせよ、チェスや将棋で相手の王を奪うにせよ、事前の組み立て・崩しが重要でしょうに。そして掲げていたサラリー総額の軽減もスカッドの若返りも失敗と。

第3の道が開くか・・・

昨日はオリンピック・リヨンのジャン・ミチェル・オラス会長がSNSを通じて「日曜日にバルサの会長から、バルサはコロナウイルス危機によって大変苦しんでおり(デパイへの)オファーの可能性はないと言われた」とコメントしており、一時はオランダ方面で確定と報じられたデパイの獲得はなさそうな様子です。

当然、ラウタロは無理。

そうした状況にバルサ系メディアでは、9番を獲得せずに現有戦力(グリーズマンファティ)でまかなう“第3の道”や、ルイス・スアレスが残留する“第4の道”について話され始めています。

ウルグアイのスポーツポータルサイト Ovación Digital は「クーマンからスアレスに対し、もし残留する場合は戦力とする旨が伝えられた」と報じているとのことで、これがもしスアレス筋からの情報であれば、信ぴょう性もあるのですがどうでしょうか。
同情報によると、戦力外通知の後もトレーニングで全力を出すスアレスの姿勢にクーマンは満足していて、チームに残るのなら活用する。さすがに干すのは無駄ですからね。。

 

コメント

  1. しんのすけ より:

    お疲れ様です。ここ1~2年のスアレスを見てますと、1000ユーロ以上の年棒はきびしい…。何処のチームからも声がかからないですよね。
    カンテラ上がりてはない選手の去り際のむずかしさを感じますね。

  2. トム より:

    スアレスは単純に、メッシと一緒にやりたいんだと思います。
    メッシが残るなら俺も残るって感じ。
    来季メッシが去るなら、20試合出場時の自動延長も捨てて、スアレスも去るのでは。

    何にしろ契約上スアレスはバルサの選手ですので、バルトメウとクーマンの思惑を無視
    できるし、スアレスの実力声望給料を無視して干せる筈もない。
    市場的にも無理にお金出してスアレスを取れる所も無いので、スアレスは残るでしょう。

    若返りにしても、お金無い以上カンテラに頼るしかないはず。
    カンテラ軽視策も当然のようにバルトメウの首を締めてますね。

  3. たけぞ~ より:

    エトーさんと同じパターンですね。残って戦力となり、しっかり活躍して三冠獲得という、あのシーズンの再現といきましょう。