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ラポルテ株上昇

バルサフロントが良いね、と評価する若きセントラル。

SPORT紙が次期監督候補で、MUNDO DEPORTIVO(MD)紙がセントラル補強の有力候補。多方面がチャンピオンズ準決勝の話題で盛り上がっているこの火曜日、カタルーニャ方面での話題はもっぱら来季のチームについてです。過去6年間はまだこの時点でも欧州制覇について夢見れていたクレにとっては、久々となる(歓迎しない)静かな4月下旬。で、セントラルの獲得候補としてこの週末に株を上げたのがアスレチック・クラブの若きフランス人、アイメリク・ラポルテです。以前から名前の挙がっていた彼ですが、先日のメッシ対応などの好パフォーマンスで一気に評価が上がりました。

若く将来性抜群、長身、左利き、ボール扱い良し、インテリジェント…

FIFAの選手獲得禁止処分なんてどこ吹く風、と来季の補強の話題で普通に盛り上がっている今日この頃のカタルーニャメディア。ビクトル・バルデスの後釜はマルクアンドレ・テル・シュテーゲンで決まり、との見解は今も変わっていませんし、セントラルもダビド・ルイスは3,500万ユーロなら獲れるかも、と伝える記事がウェブ版の中心的な扱いを受けています。

この2年間セントラルを探し求めてきたFCバルセロナの獲得ターゲットリストにおいて、この日曜日に優先順位が上がったらしいのがアスレチックのフランス人アイメリク・ラポルテ(19)です。数ヶ月前から候補の一人と言われていた彼でしたが、その際の記事での扱いは“その他にも~”という具合でした。それがグアルディオラがラポルテを希望しているぞ、との先週のニュースで注目度が上がり、日曜日のバルサ戦で「十分いける!」となった。ワタクシもまあ、そんな一人です。

MD紙曰く、カンプノウでのプレーっぷりを見たバルサのスカウト人やフロントは皆、ラポルテが良い補強になるだろうとの見解で一致したとか。身長は189cmと長身で、チビッ子だらけのチームで大きな戦力となるほか、バルサとしてはなんとも有り難い左利きで、ボールの供給力もあり、インテリジェントで、19歳ゆえにまだまだ伸び代があると良い事ずくめ。唯一ネガティブな要素となっているのは、かなり高額になること間違いなしの移籍金です。

契約解除金3,600万ユーロ

アイメリク・ラポルテにはアスレチック・ビルバオとの契約が2018年まで残っています。契約解除金は3,600万ユーロと準クラック級の価格が設定されているのですが、MD紙によるとそこに至る過程もまた普通のパターンではありません。なんと彼、2012年にトップ契約を手にして以来、もうすでに3度も契約を更新しているんですね。それはレオ・メッシのようだ、とMD紙は表現します。

ラポルテは1994年5月27日にフランス南西部の町アジャンに生まれ、4歳でスペインとの国境近いバイヨンヌへと移り住みます。こちらはフランス領バスクにつき、彼はフランス人ながらアスレチックに入団できたらしく。地元クラブのアビロンがアスレチックと交流があったことで、2009年にレサマ入りを果たすのですが、今話題のFIFAさんの規約によって、16歳になるまで登録や契約などは出来なかったようです。

そして2012年11月にマルセロ・ビエルサ率いるトップチームでデビューを飾ると、その1ヵ月後にトップ契約(~2015)を獲得。この時、契約解除金は1,800万ユーロでした。しかしその直後の2013年1月、すぐさま期間を2016年まで延長し、違約金は2,750万ユーロにアップ。さらに昨年12月に再度契約更新し、現在の“2018年まで、3,600万ユーロ”の条件となったそうです。1年で3つめの契約は確かに異例ですな。

そんなキラキラ星であるラポルテを、アスレチック・クラブは売る気はないし交渉の席に付く気もない。どうしても獲得したければ契約解除金を払い、選手の合意も取り付けろとの立場です。大金は必要となる反面、相手クラブとの交渉は不要なのはある意味分かり易い・・・?ただしマンチェスター・シティやらバイエルン(撤退?)も彼に注視しているとのことで、そう簡単ではなさそうです。個人的にはビジャレアルのムサッキオも気になるので、来週の対戦が楽しみ。

 

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