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火力不足は解消へ向かうか:クーマン待望の前線選手たちが戻ってくるが・・・

長いリハビリ期間を経て、チームセッションに一部参加したデンベレとクン。
重要な試合が待つ10月戦線における活力となってほしいが懸念事項もある。

火力不足に苦労していたFCバルセロナの前線に、強力なアタッカーたちが加わろうとしています。怪我で長らく戦列を離れていたウスマン・デンベレクン・アグエロが昨日11日のチームトレーニングに一部参加。今月中にはゲームに復帰できそうな両選手たちです。ひと足早く復帰しているアンス・ファティはこのFIFAウィーク中に膝を鍛錬できたでしょうし、懸案だった火力不足が解決に向かうかもしれない。その前に解決すべき問題もあるんですけれど。

デンベレとアグエロが復帰目前

攻撃的選手を並べて得点が奪えるならば苦労はしませんが、選択肢はいくつかあったほうが良い。前線の選手が足りないと嘆いていたロナルド・クーマンにとって、アンスデンベレアグエロらの復帰は大きな励みとなるでしょう。両翼が使えるようになる、これは大きいです。

下の公式動画は10月11日のトレーニングの様子。デンベレアグエロがチームセッションに一部参加したぞ、と伝えています。
レオ・メッシ退団後のバルサは攻撃面におけるリソース不足が顕著で、守る相手に攻め手を欠く光景がよく見られました。違いを生み出して守備陣形を崩せる選手が足りない。2人の加入は、この課題を解決しくれるかもしれません。

デンベレは6月20日のユーロ2020・ハンガリー戦にて右大腿部・二頭筋腱を負傷し28日に手術。全治4か月の診断を受けていた。アグエロは8月9日のトレーニングで右下腿部・双子筋腱を傷め10週間の診断。

先に復帰するであろうのは、クン・アグエロです。
どうやら今週末のバレンシア戦で少しプレーする可能性もあると見られているアルゼンチン代表。彼のデビューは苦戦中のクーマンチームに新しい空気を持ち込んでくれるでしょうか。

一方で、、デンベレについては面倒な契約問題が付属してきます。来年6月30日でFCバルセロナとの契約関係が終了するフランス人デランテロは、このまま交渉に進展がないと無料で移籍をしてしまう。そこにジレンマがあり、デンベレには活躍してもらわないと困るけれど、自由移籍のためのアピールの場として利用されることをクラブは望みません。

デンベレ本人はバルサでの成功に野心を燃やす

ウスマン・デンベレ(24)の契約更新に関してはもう何か月も前から言っていますが、交渉がいつまでも完了しないのは、代理人氏の思惑が絡んでいるからです(たぶん)。

契約更新を巡っては、ウスマン本人は積極的だと言われています。
彼にはまだバルサでの成功を求める気持ちがあって、来季以降も青えんじのシャツを着たいと願っているらしいです。大エース・メッシに合わせたプレーを求められなくなった今季は、自分が責任を引き受けて主役になってやろうと野心をたぎらせている云々カンヌン。
会長たちに期待していると言われたことに感謝しているとのことで、張り切っているのです。

それは言葉の端々からも感じ取れますから、直接デンベレに面談をしたラポルタラファ・ユステ(スポーツ部門副会長)も、契約延長が彼の望みであると信じている模様です。

ラポルタたちは今季から“ハイパフォーマンス部門”なるものを創設しており、その新部門が総力をあげてデンベレに適したフィジカルプランを実行していく、、模様。新部門なので、デンベレを機能させられれば大きな実績となる。

代理人への疑念

しかし代理人が入ってくると、また話は違ってきます。
デンベレの代理人ムッサ・シッソコ氏は何かと理由をつけては交渉を遅らせており、裏で他クラブと交渉してるんじゃないかとの確信に近い疑念がバルサ内部で増している、というのがここ最近のバルサ系メディアの報道です。

自分たちの立場を有利にするための、のらりくらり戦法、これはまず間違いないでしょう。

この夏、ことごとくフリー移籍を利用してきたバルサだけに多少ブーメラン感もありますが・・・ネイマールマネーから1億ユーロ(+高給)を投資したのに怪我だらけでまともに稼働できていないデンベレですから、無料で移籍されては堪ったものではない。ラポルタたちは手を打たねばなりません。

もしシッソコ氏がフリー移籍によるボーナスによって一儲けを企む代理人だとして、しかしウスマンにはバルサに残りたい強い気持ちがあるのなら、顧客として正当に方針変更を要求してもらうことになります。
が、何らかの理由によって逆らえない関係なのであれば、残念だけれども、イライシュ・モリバに対して行ったようなトレーニングには参加させるけれども試合には出さない道をラポルタは選ぶことでしょう。元々、そういう方針でしたし。モスキートの天日干しであります。。干物作りは秋から春が向いてるそうですからね(違)。

でもそういう事務机の戦いみたいなのは気持ち良くないし、有益でもないので、リハビリ期間が終わるまでには解決してほしいところです。
代理人は結局のところ選手の代理となって交渉を行う人物であって、決めるのは選手であるべきだ。入団の際に揉めた選手は退団の際も揉めて出ていくの法則が、デンベレにも当てはまっちゃうのでしょうか。

ということで(?)火力不足の解消は、顧客満足度を優先するスーパーエージェント、ジョルジュ・メンデスを代理人とするアンス・ファティに期待するというとこで強引にまとめます。

コメント

  1. トム より:

    11月復帰と言われていたアグエロの方が早いんですね。
    まあどちらが先にせよ、点の取れない今のバルサには朗報です。

    ハイパフォーマンス部門、良いですね。
    デンベレの為にあるような気すらしますが(笑)。
    選手の体調管理に専門的に気を配れるのは大きいでしょう。
    期待したいです。

    デンベレの契約問題は何やらややこしくなってますね…。
    しかし減給が絡む以上代理人への支払いも減るにしても、選手が残ると言ってるのに代理人がゴネるなんて事あるんですかね。
    まあ下手に代理人に文句言って辞めさせても、代わりにライオラなんか出てきたらたまらんでしょうし、難しい所ですね。
    まあラポルタが何とかまとめてくれると信じるしかないですね。