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荒廃したバルサの希望:輝く世代、DREAM TEEN

スポーツ、財政、組織のトリプルクライシスのバルサに残された現状打破のための解決策であり未来への希望は、若い選手たちの活躍と成長

CEOフェラン・レベルテルから泣ける財務調査結果が発表され、クラブを危機的状況にした前理事会への怒りを新たにした2021年10月上旬。再建の道は長いですがバルサには確かに希望の光もあり、それは次々にチームの主役になりつつある若者たちの存在です。ラ・マシア出身もいれば、移籍組もいますが、この子たちが経験を積んだ数年後のバルサは結構期待できるんじゃないかと思う。夢を見せてください、若者たち。

昨日FCバルセロナからソシオ/ソシアの元へとクラブの公式マガジン(その名も『BARÇA』)の10・11月号(第108号)が届けられました。特集されたのはバルサの将来を担うことになる若者たちで、表紙の見出しは「DREAM TEEN」。
クーマンチームで試合に出たりトレーニングに参加する17歳〜22歳の選手たちが14人、ずらりと紹介されています。

アンス・ファティ(18)、ぺドリ(18)、ガビ(17)、ニコ(19)、エリク・ガルシア(20)、デスト(20)、アラウホ(22)、ミンゲサ(22)、リキ・プッチ(22)、デミル(18)、バルデ(17)、イニャキ・ペーニャ(22)、アルナウ・テナス(20)、、、そしてコリャド(22)!

デストぺドリデミルは他クラブの育成カテゴリ出身ですが、それ以外はみんなラ・マシア育ちってのが嬉しい。ちびっ子時代からバルサスタイルが染み付いている彼らが中心になっていくことで、バルサのアイデンティティも蘇っていくことでしょう。。。
財政難のクラブとしても、育成部門出身の選手に賭けるのは必然の流れです。彼らはクラブが窮状を抜け出すための解決策となれる。信じる以外に道はない、のであってもカンテラはバルサの柱だ。あとはテクニックとフィジカルを融合させるトレーニングとプリメール・エキポ(ファーストチーム)でしっかり戦術を仕込んでくれる監督さえいれば、バルサはまた高みへと羽ばたくことができると信じます。クレなので。

こうして彼らが出てきたのも、この若者たちに賭け、バルサに呼んできた当時の育成部門責任者ジョルディ・ロウラアウレリ・アルティミラ(ラポルタ改革で退団)やスカウトたち、それに各カテゴリのコーチ陣の仕事の成果ですから、彼らもまた記憶して称えたい。散々だったバルトメウ時代の、貴重なまともな遺産です(バルト一味がカンテラを大事にしたという意味ではない)。

メイキングの動画も、みんな良い表情していてこちらも楽しくなります。リキはやっぱり真ん中が好きなタイプなんやなと。
このバルサマガジンはデジタル版が公開されていますから、興味のあるクレはチェックしてみましょう〜。

Barça 108 Octubre - Noviembre de 2021
Octubre - Noviembre de 2021

次世代に希望はある

MD紙によると、この14選手のうち、8人はすでに去年から今年にかけて契約の見直しが終わっています。バルサが優先して契約更新を急ぐのは、プリメール・エキポに定着した3人ぺドリアンス・ファティアラウホと、今をときめくガビ
飛躍する速度が速く、ほんの1〜2年前に結んだ契約があっという間に”時代遅れ”になってしまったキラキラ星たちです。続け様に彼らが登場してきたのも、時代の要請でしょう。荒れ果てた大地に咲く若葉である彼らを、防御シールドを張りつつ大きく育てていきましょう。水が足りないと枯れるし、水をやりすぎても腐る。いい塩梅が求められます。
カンテラーノたちが成長して新たな中心軸となり、そこに2-3名のギガクラックが加わることで、バルサはまた魅力を取り戻すはずです。切り札チャビもいますしね、、、希望はある。ここからの復活劇こそがむしろお楽しみですよ。

嗚呼コリャド

最後に、コリャドです。
仲間達との写真撮影には臨みましたが、プリメール・エキポでもバルサBでも背番号をもらっていなくて、公式サイトではどの選手一覧ページに姿のないアレックス・コリャド(涙)。選手登録されていないので、少なくとも1月までは、一切の公式戦に出場する可能性がないんですよね。。

どうしてこんな事態になってしまったのでしょうか。契約交渉でゴネたイライシュではなく、コリャドが試合出場できなくなって事実上の天日干しというよもやよもやの展開。マテウ・アレマニーは本当にこれ以上手を打てなかったのかと疑いたくなります。

夏マーケットの最終日時点ではピアニッチはまだ残っていたため(ベジクタシュへと貸し出されたのは9月2日)背番号8は使えなかったとして、25番は空いていた。クーマンはエストレーモがいないから4-3-3は出来ないとか愚痴っている。コリャドなら、入団したてのデミルよりもサイドで仕事できるんじゃないかなぁと思ってしまう外野の端クレ・・・
一番現場を見ているのはクーマンですし、彼が昨季からぜ〜〜んぜんコリャドを戦力視していないことは分かっているのですが、記念撮影するコリャドの顔を見て、どうにかならんかったものかと思い出して愚痴った次第であります。

コメント

  1. silver より:

     そうか、、シティから戻ってきたEricもまだ20歳でしたね。国代表にも定着して落ち着きのある選手なので、24〜25くらいに思えてしまいます笑

     若い彼らに全てを望み過ぎてもいけませんが、やっぱりバルサなんですからそこに夢を見たいですね!

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