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ぺドリに導かれ、活気付くクレ界隈:チャビは「イニエスタを思い出す」

オーケストラの指揮者としてチームを率いる若きセントロカンピスタ
ドン・アンドレスを彷彿とさせる存在となってきたデビュー2年目

2月半ば以降、にわかに雰囲気が明るくなってきたのがバルサ界隈です。先日のアスレティック戦ではついに3連勝を達成し、しかもいずれも4得点。そんなチャビチームの好転ぶりにはいくつか要因があるわけですが、中でもクレを喜ばせているのが、ぺドリの存在となっています。デンベレには複雑な感情が絡むけれど、ぺドリはクラブの未来そのものですから。

数字が語る別次元ぶり

日曜日のアスレティック戦は、ぺドリ・ゴンサレス(19)が圧巻のパフォーマンスを見せました。

その最たるものがバレンシアガに対するヒール股抜きで、メディアから公式サイトまで大盛り上がりなわけですが、試合後のチャビが「股抜き以上に、私が強調するのはフットボールの理解の仕方だよ。ライン間への入り方が素晴らしいし、タレントで言えば、彼のような選手は存在しない」と絶賛するように全体として別次元で。
チャビはさらに「イニエスタを思い出すよ」とまでいっちゃってますから。

ぺドリの攻守両面における活躍ぶりは、数字でも表されています。

Opta社が提供するデータによりますと、アスレティック戦でのぺドリは86本のパスを成功させている(失敗は6本のみで、成功率93.5%)。常に前方へのパスを意識してのこの数字ですから、際立ちます。敵陣内での成功率は91.9%です。
その86本のうちの8本は、ロングパス。ルークの3-0弾のきっかけとなったデンベレへのパスも見事でしたね。
ドリブルは3回挑んで全て成功。3回はガビアダマと並ぶチーム最多です。彼はとにかくボールを失わない。

バルサの背番号16は、守備において素晴らしい数字を残しています。
ボール奪取では最多ピケ(13回)に次ぐ9回の奪取に成功。自分は鬼キープしてゲームを作る一方で、相手のボールは献身的に取り返してくれる。そりゃ不可欠なピースとなります。

イニエスタ先輩

あのチャビが、親友イニエスタを思い出すといってぺドリを称えたのですから、他の人による比較とはまた別の重みがあります。フットボール選手はそれぞれ別である、なんてことはペップと並べられ続けるチャビも重々承知でしょうが、思わず言ってしまったのだろう、それくらいぺドリに感銘を受けたのだろうと思うと味わいもある。

シュートの外し方とかもイニエスタを彷彿とさせますよね^^
来季はいよいよ背番号8に継承かな、なんて予想もしてみたり。
なんにせよ、チャビの発言以降はイニエスタぺドリを関連付ける記事が花盛りです。

これから新しい時代が始まるぞ、とのタイミングで出現したのもイニエスタぺドリは似ています。ドンには隣にメッシという超新星がいましたが、ぺドリはどうなるか。アンス・ファティは連続する怪我とお別れできる?

(シーズン前半のリハビリ期間中、ぺドリは身体強化に取り組み、筋肉を4kg増加させた。かつては「筋肉よりも頭脳が欲しい」と言っていた彼だが、今の力強さを見ると有効な強化だった)

イニエスタぺドリで異なっているのは、15年前と現在ではフットボール界全体に言えるようですが、ぺドリがかなり早熟であることです。ドン・アンドレスのデビューした年齢も同じく18歳でしたが、レギュラーに定着したのはデビューから4年後のことで、それまでは長くスーパーサブでした。一方でぺドリはまだ2年目。あと15年は彼のプレーを楽しめるとなると贅沢であります。

ラ・マシア産でないことだけが“惜しい”ですが、、実家はバルサグッズだらけのガチクレ家族ですから、ほぼラ・マシアってことで。

チームの旗頭に

先日のアスレティック戦後、MDやらSPORTで見られたのが「メッシのバルサから、ぺドリのバルサへ」という表現です。

ぺドリの才能は昨シーズンから知れ渡っていて、だからこそバルサとスペイン代表で74試合も出場してしまうなんて狂気の沙汰となったのですが、昨季のチームの中心はメッシだった。バルサ選手たちはまず、レオの位置を探した。ぺドリメッシを探した。

それが今はまずぺドリがチームメイトたちに探される存在となっていて、アスレティック戦にてかつてなくそれが明らかになった、とされるのです。あの試合は、ぺドリを中心としてバルサのプレーが回っていました。
ぺドリにボールを渡せば、ほぼほぼ失うことはないし、そこから最良の展開へと導いてくれる。魔法がある。どんな判断力と視野を持っているのかと毎回驚かされます。チャビが「才能で比肩する者なし」と言うのも納得。

当初は不安定だったチャビチームも、怪我から復帰したぺドリがフォームを上げるに従い調子を上げ、安定した結果を出せるようになってきました。オーバメヤン効果も大きい。問題児デンベレも成果を残している。バルサでは今、好ましい変化が起こっている
この良い流れを継続させ、加速できれば、初夏には楽しいことが待っていそうで胸弾みます。最近は試合が待ち遠しいですからね。これってすごく重要。シーズン前半は義務的に観戦していたのが嘘のよう。。。変わるものです。バモス、チャビと選手たち!

コメント

  1. どどんが より:

    義務的に観戦していた(汗)、おっしゃる通り。クレだから観るけど、でしたね。

    こんなに早くに、ワクワク気分に戻れるとは正直思ってませんでした。

    シャビが選手時代に味わった暗黒期と同様、数年の覚悟をしてたのが拍子抜けする早さは、嬉しい誤算です。(╹◡╹)

  2. lamasia より:

    面白いようにパスが回りましたよね
    解説者が言われるとおり、決してアスレティックが悪かったわけではないのに。
    チャビさえ帰還すれば…とクレが期待してたとおりに現実なってきていることが凄いです

    正直いまなら少なくともリーガで簡単には負けないんじゃないでしょうか

    ELはまず優勝候補ぶっちぎりでしょうね

    クレみんな、楽しそうです

  3. かいちゃん より:

    ペドリ今回の試合神がかってましたね。
    他にも押し込まれた時のアウベス達との一連のパスワークや、3点目のデンベレへのロングパスは思わず唸りました。
    メッシ在籍時以来のワクワクしたプレーでとても嬉しかったです。
    デヨングしかり、チームのポテンシャルを引き出してくれたのは、やっぱりチャビですよね。相手がいるスポーツだから難しい試合も出てくるでしょうけど、また楽しみなチームを作ってくれたチャビに感謝しています。
    クールなデンベレですが、ゴールを決めて駆け寄ったのがガビだったのが意外でした。チームを出ていきたい人の行動に見えなくて、この夢あるチームの一員でいてくれたらいいのにな…と勝手に思ってました(苦笑)

  4. TTT より:

    ペドリ、フレンキー、ブスケの中盤は最強です。
    怪我無くクラシコで活躍してほしいです!

    ハーランド、プレー動画見ました。
    怪我がなければホントに怪物ですね。
    マドリーにエムバペとダブルで取られたら大変なことになります。
    獲得しましょう!