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レバンドフスキが入団を熱望してくれてる(らしい)件

バルセロナに競争力と希望を取り戻させたいラポルタ理事会にとって、レバンドフスキのような超一流選手が入団を希望(熱望!)してくれていることはもう天の恵みです。今バルサに入団してもタイトルは約束されず、まずは苦労することが目に見えている。それでも青えんじのシャツを着てのプレーを望んでくれるなら、それを逃す手はないのも事実で、クレとしては交渉の成功を期待して待つところです。でも先立つものが必要。再来週のソシオ総会が重要となります。

敢えて再建中のクラブに入る勇気

バイエルンの9番としてほとんど全てを勝ち取り、2年連続ボタ・デ・オロ獲得(公式戦50得点、リーグ35得点)と34歳にして比類なき成績を残すロベルト・レバンドフスキ(34)のような選手が、今の荒廃したFCバルセロナに入団を望む。その話が事実として、20年以上クレをやってきて言うのもなんですが、ずいぶんと物好きだなと言うのが率直な感想です。苦笑。

もちろん嬉しく光栄なことです。スポーツ面でも給与面でもバイエルンの方が勝ってると確信できるだけに嬉しい。以前はハーランのような未来のクラックがいいと思っていましたが、今ではレバさんの加入に希望を感じるようになってきています。

また、再建中といえどもバルサには超一流選手に情熱を生じさせる力があるとも示されている。もし移籍が実現したなら、ささくれ立ったクレの士気も上がるでしょう。若手選手たちにとっては最良の刺激・手本となるはず。理事会は期待に応えねばなりません。

レバンドフスキは今週、SPORTをはじめとする幾つかのメディアに対して「自分のバイエルン時代は終わった」「このクラブでキャリアを続ける可能性はいっさい見えない」と退団の意志をこれ以上なく明らかにしています。

それは2020年のレオ・メッシによる Burofax 騒動を思い出させ(クラブが全力で退団を阻止しようという構図も似ている)、つまりは心理面が退団希望の原因なのだろうと推察させますが、2022年レビの乱はどんな決着となるのでしょうか。
キャリアの終盤をのんびり地中海あたりで過ごしたいのであれば、契約が円満終了する来年を待つ手もあるわけですし、敢えて大揉めしてまで再建中の問題クラブに飛び込むのですから、決意は本物。その気持ちに拍手を送りたくなります。嬉しいかぎりです。

ソシオ総会待ち

「バイエルンでの時代は終わった」と宣言したレバンドフスキですから、これ以上彼にできることといえば、夏休み明けにドイツクラブでのプレシーズン参加を拒むことくらいでしょうか。そこまで揉めることなく事が決着することを願いましょう。バルトメウ時代はそういう事件が何度もあり、バルサも選手も印象を悪くしました。

そしてレバンドフスキ獲得のみならず、この夏のバルサの補強活動において鍵となるのが16日に開催されるオンライン・ソシオ臨時総会です。

ラポルタ理事会はFFPによるブロックを解除するため、2021/22シーズンの収支を黒字にすることを目指している。そのためにはBLM(ライセンスグッズ販売会社)やテレビ放映権を一部売却する必要があり、総会でソシオの承認を得られることで、“レバー”がガッチャンと動くわけです。

“レバー”が動いて資金を手にしたなら、次はバイエルン・ミュンヘンとの交渉が待っていますが、、、何にせよ16日のソシオ総会が終わるまでは、バルサはどうにも動けない。この膠着状態では話題も似たようになってツマラナイ、、という個人的な事情もあり、来週はぜひセルジ・ロベルトの契約更新をお願いしたいところです。

バルサの金庫番副会長エドゥアルド・ロメウがラジオ局RAC1でレバンドフスキ獲得について訊ねられ「そうだね、もしレバンドフスキの減価償却費の3倍を得ることができるなら、私たちは彼を獲得できるだろう」とコメント。
フレンキー放出については「私たちは選手売却での予算は1ユーロも組んではいない。それは編成部門のテーマとなるだろう」と述べた。

コメント

  1. sd より:

    まさかハーランド、エンバペが揃ってレアルに行かないとは!最高に予想外でしたね!

    モドリッチ、ベンゼマの後釜がいないならバルサがレアルを追い抜くのも時間の問題ですね。こちらには世界最高レベルの若手がいますから。

  2. uk より:

    デンベレ、グリーズマン、コウチーニョなど、所属クラブと揉めながら移籍してきた選手は失敗となってしまう印象があるので、レヴァもあまりバイエルンを逆撫でするようなことはしないでほしいとハラハラしていますw

    バイエルンではもう全てを勝ち取ったから新しい挑戦がしたいとか、世話になったバイエルンに移籍金を残していきたいとか、そういう風に言ってくれれば良いのに