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80. アウェー遠征ツアー情報! ~みんなのバルサ観戦記

2013年9月21日 リーガ第5節 ラージョ戦

ヤマ さん

■ツアー申し込み

ラージョバジェカーノ戦の遠征ツアーですが、申し込みが大変でした。
FCB Viatgesのウェブページは、バルサオフィシャルサイトからもリンクがかかっているのですが、ラージョ戦の場合はツアーの募集が始まるのが遅かったのです。

ウェブページで今回のラージョ戦の遠征ツアーの募集が始まったのに私が気がついたのは、9/13(金)の深夜3時頃、早朝のほうが近いくらいの時間でした。
9/22(土)のスペイン時間20時開始で決まっていたので、試合のほぼ1週間前です。

ツアーの価格は、チケットを含まない料金で、ソシオ会員170ユーロ、非ソシオ会員で290ユーロでした。

ウェブページに、英語で出ていたラージョ戦のツアーのスケジュールは次のとおりです。

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SATURDAY 21TH SEPTEMBER 2013
Between 09:00 – 09:15 HRS: Meeting at Barcelona airport, Terminal 1, flight AEA867 ( Air Europa checking desks ).
10.30 HRS: Departure flight destined to Madrid.
11.45 HRS: Arrival at Madrid and transfer to city center.
18.00 HRS: Transfer from the hotel to the stadium. The match between Rayo Vallecano and Futbol Club Barcelona is at 20.00 hours.
21.50 HRS: End of the match and transfer to Madrid airportl.
23.45 HRS: Departure of the flight AEA868 to Barcelona.
01.00 HRS: Arrival at Barcelona and end of our services.

TICKET NOT INCLUDED
100% cancellation fee at the moment of the booking

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朝9時にバルセロナの空港集合で、11時45分マドリッドの空港について市内まで移動、18時からスタジアムへ移動して、試合後は空港まで移動、翌日午前1時にバルセロナの空港に到着して解散、ってことですね。

で、FCB Viatgesのページの「comprar」をクリックしても、メールフォームが立ち上がるだけで、特別な申し込みフォームはなかったです。
時間がないのでとりあえず、ラージョ戦の遠征ツアーに参加したい旨と、名前、ソシオ番号とCLAUキーを、早速メールしてみました。

土日は仕方がないとしても、翌週16日(月)になってもメールの返信が来なかったので、17日(火)にまたメールしてみました(※15日にバルセロナ入り)。
それでも18日(水)になってもメールの返信がなく、バルセロナ市内で見かけたViajes Halcónの営業所に直接行ってみましたが、こちらでは扱ってないという話でした。
仕方がないので19日の木曜日に、FCB Viatgesのページに載っていた連絡先の電話番号+34 93 521 55 19に直接電話してみました。

“土曜日のラージョとの試合の遠征ツアーに参加したくてメールをしたのだが、その返信がない”旨を伝えると、「参加人数は何人か」、と聞かれたので、一人だ、と答えて、ソシオ会員であるかどうかを確認され、ソシオ番号とCLAUキーを伝えました。
で、「詳細をメールで送るから、メールアドレスを教えて欲しい」ということだったので、メールアドレスを伝えて、連絡を待ちました。

今度は20分程度でメールが来ました。
ツアーの概要のPDFファイルが添付されてました。そのメールには、ツアーに参加するにあたり、

“名前、パスポート番号、スペイン滞在中の連絡先(携帯番号)、請求書の送付先、ソシオ番号とCLAUキー、さらに、試合の入場券(60ユーロ)が欲しいかどうか”を知らせてほしいとあり、ツアー代金はソシオ会員なら170ユーロとチケット代60ユーロ、ソシオでなければ290ユーロとチケット代60ユーロになります”、ということが記してありました。

メールで指示された通りに、必要事項と、試合のチケットも欲しいこと、ツアー代金とチケット代金の合計230ユーロ払う旨をメールで返信しました。

するとまた20分程度ですぐ返信があり、入金先の口座番号の連絡がありました。
で、宿泊先の近くのLa CaixiaのATMから230ユーロ入金して、その旨をメールしました。
それから翌日20日(金)に、メールで支払い明細書とツアーの約款がPDFファイルでが送られてきました。

■遠征ツアーに出発

案内では“ツアー当日となる22日の土曜日、9時から9時15分にバルセロナ空港の第一ターミナルのエアヨーロッパのチェックインカウンターで、説明がある”ようなことが書いてあったので、8時すぎにカタルーニャ広場から空港バスに乗って、早めに空港に到着。
空港ロビーでツアー用のカウンターでもあるのかとウロウロしてても、そのツアーのカウンターらしきものは特別見当たりませんでした

エアヨーロッパの指定の便名のカウンターは、他の航空会社と並んで真ん中あたりに一つだけあったのですが、カウンター付近にいるのはアジア系の人ばかり8~9名程度・・・
間違ってるのかな・・・と思いながらウロウロしていると、あるバルサファンから、ツアーの集合場所はここだ、と声をかけられました。

そして午前9時にスペインでは珍しく時間に正確に添乗員らしい女性の方が来て、パスポートを確認し、往路の航空券と試合のチケットを渡されました。
“まだ搭乗ゲートが確定してないので、自分でボードを確認して搭乗ゲートに出発20分前に集合、ゾーンはC”と、英語で簡単に説明されました。

その後、保安検査場を通過してゾーンCに向かい、ゲートを掲示板で確認したところ、搭乗開始時刻まで1時間くらいあったせいか、ゲート番号はまだはっきりしてませんでした。
で、軽く食事したあと改めて確認すると、搭乗ゲート番号が表示されてたので直接、搭乗ゲートに向かいました。
搭乗ゲートについたのが9時50分頃。
10時過ぎ頃から搭乗手続きが始まったので、早めに搭乗ゲートを通過して、チャーター機まで移動するバスの一番後ろの隅に座っていました。

5分くらいすると、選手たちがどんどん乗り込んできて、私の隣にチャビ、向かいにイニエスタ、その隣にセスクが座りました。あまりに選手と距離が近すぎたので、何が起こったのかわからなかったです

が、気を取り直して、自分のそばにいたチャビ、イニエスタ、セスクだけにはなんとか、持っていたポストカードに恐る恐るサインをお願いしたのですが、快く応じていただきました。
更に彼らに握手もしてもらったのですが、「Muchas gracias.」と、お礼を言うのがやっとで、その後は選手があまりに近すぎて、緊張してただけでした。

飛行機の中では、前の方に監督、コーチ、選手、プレスの方々が座り、私たちは選手たちとは別に後ろの搭乗口から乗り込み、後方に座りました。

前にいる選手が立ったり座ったりするのは分かるのですが、自分より前の席の方たちもみんな身を乗り出して見ようとしているので、はっきり言ってほとんど見えなかったです。
チャーター機といっても、シートは革張りでしたが普通のエコノミーの座席並みで、シート幅も足元も余裕があるわけではなく、簡単な軽食と飲み物が出ただけだったし、特別に豪華なわけではなかったです。

■マドリッドに到着

ほぼ予定通りにバルセロナ・プラット空港を出発し、お昼前頃マドリッド・バラハス空港に到着。
前に座っていた選手たちから先に降りて、座席には選手が搭乗券を残していく、と聞いてたのですが、先に降りる他の乗客の方たちが持っていたあとだったのか、私が見た限り、持って帰れる選手の搭乗券は残ってなかったです。

バラハス空港からは、選手とは別のバスでマドリッド市内へ移動、12時45分頃にバスを降りて、スペイン広場のそばでスタジアムに向かうバスが出る18時まで一旦解散しました。
正直、休憩できるホテルくらいあるのかと思ってましたが、簡単に近くの地下鉄の駅と集合場所と時間の説明があっただけで、パスポートを持ったままマドリッド市内にいきなり放り出された感じで、ちょっとびっくりしました。

一旦解散してからスタジアムに向かうバスが出発する時間までに、マドリッド市内で約5時間ちょっと自由時間があったわけですが、正直なところ“観光もできる”というよりは、“観光でもして時間を潰さないとどうしようもない”というのが正直なところでした。

しかもスペインではパスポートを持ち歩くことはほとんどなかったので、マドリッド市内をあちこち動き回るのは、ちょっと怖かったです。

私は予定通り、知人を訪ねていき、その後、ピカソのゲルニカが所蔵されているソフィア王妃芸術センターへ行き、中のカフェで軽く食事して、集合場所である解散した場所の反対側の歩道に戻りました。

スペインでは珍しく時間通りの18時に、バスでVallecasまで移動し、スタジアムのそばで少し待って、19時過ぎ頃、警察官の誘導の元でスタジアムのアウエイ席へ。
入場を待つ間、なぜかヒストリーチャンネルのインタビューに答えてる他のツアー客もいらっしゃいましたが、特にトラブル等なく、私個人でも、現地のファンの方とは絡むことはなかったです。

ラージョのホームスタジアムは収容人数が15,489人で、15,276人のミニエスタディよりやや大きい程度です。
ホームのサポーターが陣取る反対側のゴール裏が、そのまま外壁になっていて席がありません。
ビシター側の席は、バックスタンドのゴール裏の席がない側の2階席の隅でした。

スタジアムに入場した頃はまだ西陽があたって暑かったのですが、試合開始の8時頃になると、日も暮れてきてちょうど良かったです。

■深夜の帰り便

試合後は、スタジアムの近くの駐車場に止まっていたバスにすぐに乗り込んで空港まで移動。
女性の添乗員から復路の航空券を受け取り、先に機内に乗って、選手たちが空港に到着するのを機内で待ちました。
選手が空港に到着して機内に乗ってきてから、ほぼ予定通りの午前0時頃、マドリッド・バラハス空港を出発しました。

帰りの機内では、試合に勝ったせいか、行きの機内とは違ってかなりリラックスしてて、前方は賑やかでした。
私の席からは遠くで誰だか判らなかったのですが、後ろの席の選手とカードゲームをしてる選手もいました。

バルセロナ・プラット空港には、予定通りの1時少し前に到着してツアー終了。
空港からはN17の夜間バスがターミナル1からカタルーニャ広場まで行くので、これに乗って終点のカタルーニャ広場まで戻り、更に歩いて宿泊先まで戻りました。
宿泊先までたどり着いたのは2時半すぎ、朝も早かったので長い一日でした。

■アウェーツアー雑感

今回のツアーは、約40人強の参加者のうち、日本人はなんと9名もいました。
他に、ドイツから親子2人で参加されてる方がいらっしゃいましたが、残りはおそらくスペインの方のような気がしました。

ツアーに参加してみて思ったのは、バルサの選手との距離が近くて、実際にバルサの選手からサインをもらえたり一緒に写真を撮ることは充分に可能ですが、とにかく、申し込みが大変だった、ということですね。

メールでの問い合わせも、英語、カスティジャーノ(スペイン語)、カタランのいずれかで出来ないといけないので、ある程度の語学力がないと自力での参加は無理です。
さらにツアー代金の支払いが現金のみの扱いで、クレジットカードが使えません
日本からだと、郵便局から国際送金しないといけないそうです。

ツアー中の添乗員からの説明や指示も、当然日本語はありません。
かと言って、日本語での取り扱いがあるHISのFCバルセロナ・アウェイツアーから申し込めばいいのか、というと、かなりツアー代金が高いので、そうとは思わなかったです。

(実際にHISのツアーから参加していた方たちには、添乗員が説明する簡単な英語が理解できなくて、添乗員に私が捕まって、英語での説明を彼らが理解できる言語で、彼らに説明するように何度か頼まれました。HISからの参加の場合、宿泊先から空港間往復の送迎、ツアーへのチェックイン時の対応は日本語ができる現地スタッフが付いているのですが、出発してしまうと、現地の添乗員から“英語でも丁寧に説明がある”ということを聞かされてるだけで、高い料金の割には、丸投げの雑な感じでちょっとびっくりしました)

あと、難しいと思ったのは、試合までの自由な時間の過ごし方です。
朝早くから空港に向かい、さらにバルセロナ・プラット空港から飛行機、バスを乗り継いでの移動、観光、試合観戦、で日帰りだと、体力的にもきつく、帰りの機内ではかなりだるかったです。
お子さん連れだと、小さな子供さんには負担がかかりそうな気がしました。
今回のツアーでも、ドイツ人のお子さんが乗り物酔いで辛そうでした。

とは言っても、ソシオだと割引額が120ユーロと大きいし、カンプノウでの23ユーロのスタジアムツアー、オフィシャルショップでの割引も考えると、一回参加するだけで、ソシオ年会費の元は取れそうな気がしました。
170ユーロは安くないですが、また機会があったら参加するでしょうね。

アウエイツアーに関してはこんな感じでした。なんだか長くなってすみません。

※管理人注:2016年に入ってからはアウェーツアーでの選手との接触は出来なくなっているようです。どなたかお詳しい方、情報をお持ちでしたらお願いします。(ぺこり)

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