ライカー監督時代は公開されていた練習ですが、グアルディオラに代わって以降は非公開となっています。
こちらでは、トップチームの練習に関するいくつかの情報をご紹介します。
■練習場所
バルサの練習は、主にラ・マシアと呼ばれるカンプノウに隣接するグラウンドで行われていましたが、現在は郊外のサンジョアン・デスピ(Sant Joan Despi)にある練習場に移動しました。
この練習場は入場が完全に制限されていて、練習の一般見学はありません。
土日はカンテラの試合観戦に入場できますが、トップチーム用グラウンドの周りにはシートが張り巡らされており、一切内部が見えない上、ボールを蹴る音だけが聞こえるという状態。
実に悩ましくなっています。
旧練習場であるラ・マシアの位置はカンプノウに行ってみればすぐに分かるでしょう。
スタジアムの北東に位置している、長い歴史を感じさせる石造りの建物です。
練習は年に一度、カンプノウ隣のミニエスタディで行われます。
これはレジェス・マゴス(東方三賢者の日。1月6日頃)恒例のファンサービスで、ソシオならば無料で見学できます。一般の場合、5ユーロあたりの入場料がかかります。
リーガでのホームゲームがある場合、試合当日午前にはカンプノウで最終練習が行われたりもしますが、こちらは非公開になってますので、カンプノウツアーに参加しても見学することは出来ません。
●かつてのラ・マシアでの練習風景
■練習時間
バルサの練習は、基本的に午前か夕方、一日一回行われます。
開始は10~11時頃で、所要時間はおよそ1時間半。つまりお昼頃には終了となります。
午後の練習は18時頃開始が多いですが、決まっているわけではありません。
(エルネスト・バルベルデは試合前日は18時からトレーニング開始の傾向)
夏場は暑さを避けるため、午前は早め、夕方は遅めの開始になります。
なお練習は非公開ですので、公式サイトのニュースでさらっと紹介される程度です。
ホームゲームの場合、試合当日は正午頃にカンプノウにて最終チェックが行われます。
翌日は先発メンバーらは軽めの調整のみです。
翌日、あるいは翌々日には練習自体が休みになることもあります。
ただしカップ戦が平日に組まれている場合は、普通に練習は行われます。
練習休日に関する情報などは、公式サイトや現地新聞などで確認します。
■見学方法
ペップ監督となって以降は、一般非公開です。
ティト、そしてマルティーノ、ルイス・エンリケ、バルベルデ監督もその流れを継続中。
■カンテラの練習
カンテラ(下部チーム)の練習も、バルセロナ市郊外のシウダー・スポルティーバ(シウター・エスポルティーバ)と呼ばれる総合練習場にて行われています。
シウター・エスポルティーバに関するバルサ公式ページはこちら(英語)。
こちらには管理人はまだ足を運んだことがありませんので、情報募集中です。
■シウター・エスポルティーバへの行き方
フランセスク・マシア(Francesc Macia)発着のトラム(Tram)で行けます。
T3に乗り終点まで行きます。
メトロと乗り換えができる駅は、L3のマリア・クリスティーナ(Maria Cristina)とパラウ・レイアル(Palau-Reial)です。
また、L5のプビージャ・カゼス(Pubilla Cases)は約500m離れていますが、カン・リガル(Can Rigal)に歩けます。
メトロL3と乗り換えができるパラウ・レイアルの次のソナ・ウニベルシタリア(Zona Universitaria)を発車したら、左側を見てください。カン・ノウが見えます。
T3の終点サン・フェリウ/クンセイ・クマルカル(St.Feliu/Consell Comercal)までは所要約33分で、平日と祝日は1時間に4本、土・日は3本あります。
左前方にシルバーの大きな建物が見えるので、それを目指しましょう。
降りたらそのまま真っ直ぐ、空き地のようなところを降りて行けばすぐわかります。
徒歩約5分です。
また、サンツ駅(Barcelona-Sants)からRENFE(国鉄)のセルカニアス(Cercani’as、近郊線)で行くこともできます。R1もしくはR4で、サン・フェリウ・ダ・ジョブレガット(Sant Feliu de Llobregat)で降ります。
平日は1時間に6本、所要約15分です。
土・日・祭はR4のみで、1時間に3本あります。
降りて左、線路に沿って戻るように歩きます。
前述のトラム駅近くを通って行きます。
所要は約12分です。
いずれも滞在中によく使用する、10回券T-10(1 ZONA)で乗れます。
敷地の周りを1周すると約1.5kmで、ところどころの切れ目から中を見ることはできますが、練習は非公開です。
(TOSHIさん情報)