世界各国から、バルサという巨大クラブでプレーするために集まってくるスター選手たち。
そんな彼らが日々の仕事に集中し、最高のコンディションで働くことが出来るのは、彼らを陰で支える裏方さんたちがいてのことです。
トップチーム監督を筆頭とするテクニコ(テクニカルチーム)、メディカルドクター、フィジカルトレーナーといったところから、世話役や道具係、警備にいたるまで、多くのプロスタッフがチームを支えているのです。
ここでは、どのようなスタッフがいて、どのような仕事をしているのか、簡単に紹介します。
テクニコ(テクニカルチーム)選手たちのトレーニングを指揮し、チーム計画を作成・運営
第1監督:エルネスト・バルベルデ
第2監督:ジョン・アスピアス
助監督:ジョアン・バルバラ
GKコーチ:ジョゼップ・ラモン・デラ・フエンテ
プレパラドール・フィジコ(フィジカルトレーナー)選手たちのコンディションをベストに保つ。試合にいたるまでの準備段階を担当
ホセ・アントニオ・ポサンコ、エドゥ・ポンス、アントニオ・ゴメスら
メディコ(メディカルスタッフ)医療スタッフ。ドクター。怪我をした選手の診断、治療などを行う
リカルド・プルーナほか数名。部長はラモン・カナル
フィジオテラペウタ(理学療法士)試合や練習後に、選手たちのコンディションを回復させる
ファンホ・ブラウ、ロジェール・ジロネス、ジャウマ・ミヌイ、チャビ・リンデ
スカウティング 対戦相手の分析・研究や、ビデオを使った自チームの分析
用具係 3名ほど。シューズや練習に用いる道具、ユニフォームを担当
ジム責任者 シウター・エスポルティーバ内にある、ジムの担当者
フランセスク・コス
プレンサ メディア係。記者会見場などのセッティング、音響などを担当
デレガド 庶務。チームマネージャー。必要書類などを揃えたり、事務処理を担当
カルラス・ナバル。1972年から同職を務めるスーペル・デレガド。
その他、ケータリング、スタジアム音響、清掃、受付など
外部委託としては、警備担当がおおよそ25名、クリーニング、芝生メンテナンス業者など。
一般的な、一日の流れ
- ○練習開始3時間前(朝7時すぎ)、ロッカーや会見室の掃除開始
- ○用具係が出勤
- ○クリーニング業者が、洗濯済みシャツなどを配送。前日分を回収
- ○ラ・マシアから、昼食が到着
- ○その他スタッフたちが続々到着
- ○選手到着、トレーニング開始
- ○トレーニング後は、選手は必要に応じてマッサージなどを受ける
- ○試合前は選手代表が記者会見に出ることも
- ○食事などを済ませ、解散
- ○日によっては、午後練習の場合もあり