2019年夏、すったもんだの末にやってきたフランス人クラック。
バルサでの最適解を見つけたいグリーズマンの経歴や特徴などです。
7 GRIEZMANN | ||
フルネーム | Antoine Griezmann (アントワン・グリースマン) |
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ポジション | デランテロ(左右エストレーモ、偽9番) | |
国籍 | フランス | |
生年月日 | 1991年3月21日 | |
出生地 | マコン(フランス) | |
身長 | 176cm | |
体重 | 73kg | |
バルサ入団 | 2019年7月 | |
デビュー戦 | 2019年8月15日、アスレティック対バルサ(リーガ第1節、1-0) | |
前所属クラブ | レアル・ソシエダ 2009-2014 アトレティコ・マドリー 2014-19 |
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契約終了日 | 2024年6月30日 | |
移籍金 | 1億2,000万ユーロ(契約解除) | |
年俸 | 推定手取り1,800万ユーロ | |
契約解除金 | 8億ユーロ |
経歴
フランス・ブルゴーニュ地方マコンに生まれたアントワン・グリーズマンは2005年、彼をスカウトしたレアル・ソシエダに14歳で入団する。プロデビューは18歳、当時ラ・レアルがセグンダ・ディビシオン(2部)に所属していた2009年だった。
レアル・ソシエダでは202試合に出場し、52得点をマーク。その活躍が認められ、2014年夏にアトレティコ・マドリーへと移籍している。
アトレティコでのグリーズマンは、シメオネの指導であれよあれよという間に世界的クラックへと認められる存在になっていった。チャンピオンズで準優勝した2015/16シーズンは54試合で32得点と抜群の成績を残し、メッシやCR7に匹敵する選手との評価を獲得。バルサとのCL準々決勝では2得点を決め、ルーチョチームの大会連覇の夢を葬った。
2017年夏、FIFAから補強禁止処分が下り、後釜を補強できないアトレティコ・マドリーの事情を理解し、クラブとの契約を2022年まで1年延長。その際、2018年7月1日には契約解除金が1億ユーロに一時減額される条項が加えられ、FCバルセロナへの移籍が濃厚とされた。
しかし2018年6月、グリーズマンはドキュメント番組 La decisión によってアトレティコ残留を発表。バルセロニズモの反感を買う。これでグリーズマンのバルサ移籍は消滅したかと思えたが、選手は数ヶ月のうちに翻意、2019年夏に1億2,000万ユーロの契約解除金を支払った青えんじクラブの一員となっている。
中央の1.5列目を得意とするが、バルサにそのポジションは存在しないので主にサイドで起用され適応に苦労した。メッシが去った2021/22シーズンは新加入メンフィスと共に真価を発揮するか・・・と思われたが給与節約のために古巣アトレティコへとレンタル復帰。よく分からない感じでクラブ間は揉めている。
フランス代表
フル代表の初招集は2014年3月のオランダとの親善試合。準優勝した母国開催のEURO2016では6得点を決めて得点王に輝き、大会MVPに選出された。
2018年のワールドカップでは、4得点をあげるなどフランスの中心となってプレー。ル・ブルーの優勝に貢献した。
プレーの特徴
いろんなことがハイレベルでこなせるメディアプンタ(ハーフトップ)。得点能力に優れ、ライン裏へと抜け出しては相手ゴールを陥落させる。速く、高い機動力を活かした個人突破も、連携による崩しも可能なアタッカー。
左サイドが得意そうだが、右側でのプレーも可能。遠距離のシュートも上手い。
シメオネに鍛えられたことで守備意識も高く、前線選手としては献身的にプレッシングに参加する。
その他情報
- ・父はドイツ系フランス人のアルザス人、母方はポルトガル系。
- ・代理人を務めるのは、姉。
- ・デイビッド・ベッカムの大ファンなので、背番号は「7」を愛用。
【獲得タイトル】
- バルサ
- 国王杯(2020/21)
- アトレティコ・マドリー
- UEFAヨーロッパリーグ(2017/18)
- UEFAスーパーカップ(2018)
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ(2014)
- レアル・ソシエダ
- セグンダ・ディビシオン(2009/10)
- フランス代表
- FIFAワールドカップ(2018)
UEFA欧州選手権 準優勝(2016)
UEFA U-19欧州選手権(2010)
- 個人賞
- フランス年間最優秀選手(2015、2016、2018)
- バロンデオロ 3位(2016、2018)
- IFFHS 年間最優秀チーム(2018)
- ラ・リーガ最優秀選手(2015/16)
- EUROベストイレブン(2016)
- EURO得点王(2016)
- EURO最優秀選手(2016)
- UEFA年間最優秀チーム(2016)
- ワールドカップ・ブロンズボール(2018)
- ワールドカップ・シルバーブーツ(2018)