スピードとテクニックが魅力の右ラテラル
ネルソン・セメドの経歴や特徴などです。
2 N. SEMEDO | ||
フルネーム | Nélson Semedo (ネルソン・セメド) |
|
ポジション | デフェンサ(右ラテラル) | |
国籍 | ポルトガル | |
生年月日 | 1993年11月16日 | |
出生地 | リスボン(ポルトガル) | |
身長 | 177cm | |
体重 | 67kg | |
バルサ入団 | 2017年7月 | |
デビュー戦 | 2017年8月16日、レアル・マドリー対バルサ(2-0、スーペルコパ第2戦) | |
前所属クラブ | シントレンセ(ポルトガル) 2011-12 ベンフィカB(ポルトガル) 2012-15 ベンフィカ(ポルトガル) 2015-17 |
|
移籍金 | 3,050万ユーロ+公式戦50試合出場毎に500万ユーロ(契約更新後は無効に) | |
契約終了年 | 2022年 | |
年俸 | 推定250万ユーロ | |
契約解除金 | 1億ユーロ |
経歴
右ラテラルのレギュラー取りが期待される黒き弾丸。
リスボンに生まれたセメド少年が、本格的にフットボルを始めたのは15歳のことだ。それまでは友人たちとストリートでボールを蹴る程度。
15歳で隣町シントラの3部クラブ Sintrence に入り、名門ベンフィカの一員となったのは2012年、19歳のことだった。初年度をローンされたファティマで過ごした後、翌2013/14シーズンはベンフィカへと復帰してBチームでプレーしている。
当時は中盤の選手だったセメドは、ベンフィカでは出番がもらえないため、小さなクラブへ移籍したがっていたらしい。そこでベンフィカBのエルデル・クリストバン監督が右ラテラルへのコンバートを提案。
右も左も分からない新ポジションだったが、そこでの努力が、現在へとつながっている。
トップチームに昇格したのは2015年。同年8月にはシーズン最初の公式戦であるスーパーカップにてデビューも果たした。
痛かったのは、レギュラーを獲ろうかという時期(同年10月)にポルトガル代表のデビュー戦で負った右ヒザの怪我だ(2ヶ月の離脱)。このシーズンは怪我から復帰後もフォームが戻らず、終盤はBチームへ戻ってプレーしている。
逆襲を目指した2016/17シーズンは見事レギュラー取りに成功すると、チームの二冠達成(リーガ、コパ)に大きく貢献。47試合に出場すると、2ゴール12アシストを決めている。
その活躍が評価され、リーグの年間ブレークスルー選手に選出。
そしてその攻撃的なスタイルがバルセロナのスカウトの目を引き、バルサへと移籍することとなった。
2017/18シーズンは、右ラテラルのポジションをセルジ・ロベルトと争い、敗れた。
攻守の両面で光るプレーもあったが、上手くやろうとして負の連鎖にはまった感あり。
2年目となる2018/19シーズンは、試合相手や会場によってセルジと使い分ける起用法で“半レギュラー”となっている。
【プレーの特徴】
スピードがあり、攻撃参加を得意とする右ラテラル。その動きは大胆で思い切りが良く、大きな躍動感がある。元々はセントロカンピスタだったことで、攻撃は大好き。ドリブルのテクニックもある。
ポジション取りが良くなり、アシスト増ができれば、さらに出場機会は増えるだろう。
【雑情報】
- ・バルサ入団間もないUSAツアーのトレーニング中、ネイマールとケンカをして話題となった。
- ・同じ年のアンドレ・ゴメスはベンフィカの育成カテゴリでのチームメイト。
- ・バルサに憧れるようになったきっかけはロナウジーニョ。
- ・ポルトガルではネルシーニョとも呼ばれている。
【獲得タイトル】
- バルサ
- リーガ(2017/18、2018/19)
- 国王杯(2017/18)
- スーペルコパ・エスパーニャ(2018)
- ベンフィカ
- リーガ(2015/16、2016/17)
- ポルトガル杯(2016/17)
- リーガ杯(2015/16)
- スーペル杯カンディド・デ・オリベイラ(2016)
- ポルトガル代表
- FIFA コンフェデレーションズカップ3位(2017)
- UEFA ネイションズリーグ (2019)
- 個人賞
- ポルトガルプロリーグ・ブレイクスルー・プレーヤー賞(2016/17)