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ティト「記録でタイトルは得られない」

 

あくまでも重要なのは勝点だ、とミスター。

カンプノウでのセルタ・デ・ビーゴ戦にも勝利し、クラブの長い歴史でも最高のスタートダッシュ(リーガ10試合で9勝1分)に成功したティト・ビラノバ。この点においてはバンガールやライカー、グアルディオラを上回った彼なのですが、この記録についての意見を問われた指揮官のコメントは素っ気ないものでした。「記録云々よりも、私たちが手にしている勝点のほうが重要だよ。記録は私たちにタイトルをくれないけれど、勝点はもたらしてくれるからね」

とはいえ記録を達成するに至ったチームの努力と姿勢は、いつものように称えるミスターです。「何年も達成されなかったのは、それが簡単ではないからだ。私たちはこの記録が出来るだけ伸びるようにトライしていくけれど、それは大変なことだろう。記録は選手たちの高い意欲の証明だよ」

 

3バックとメッシ

これまでもスタメンでファンやメディアをアッと言わせてきたティトは今回、3バックを採用することで裏をかいてきました。何故3-4-3を用いたのか、その理由を彼はこう説明しています。「ここ最近のセルタのビデオを見て、3-4-3でのプレーが私たちのプランに合うと思ったんだ。けれども相手のポジショニングを見て、そうはいかないと判った。そこで私たちは後半からバルトラを入れたよ。彼はスピードのあるセントラルなので、アスパスの侵入を抑えられると思ったんだ」

試合最後、メッシがヒザを押さえてピッチに倒れた場面は、生きた心地がしないほどにヒヤッとしました。「レオは大丈夫だと思う。あれは単なる打撲だ。たしかに私たち全員にとってゾッとする瞬間だったけれど、最終的には単なる打撲だった。レオを先発させたのは、彼と事前に話をしたところ、(金曜の)練習には参加していないもののプレーをする準備は出来ていて、ゲームに出たいと言っていたからだ。練習を休んだことや睡眠不足は、プレーへの気持ちにさほど影響はしないと思う。彼は良いプレーをしていたし、ゴールチャンスもあった。私には彼の意気込みがよく分かるよ。ただ今日のところは運がなかったね」

 

アドリアーノ負傷、ビジャ3試合連続弾

幸いメッシは怪我から免れましたが、そうでなかったのはアドリアーノです。今シーズンは本当にデフェンサに負傷者が多い。ティトは最近良い働きを見せていたアドリアーノが3週間戦列を離れることについては「心配だ」と語っています。「怪我人は誰であれチームに影響を及ぼすものだよ。私たちはいつもデフェンサについての話をしているしね。月曜日のトレーニングで、ピケとプジョルの回復具合を見ていくことになるだろう。ジェラールが復帰するであろうのはほぼ間違いないけれど、彼がどれだけの時間プレーできるかは、また別問題だ」

このセルタ戦でのポジティブな話題のひとつが、ダビド・ビジャによる3試合連続ゴールでした。「彼は毎日、より高いレベルへと向かって前進している。昨年のビジャの怪我は、チームに多少影響を及ぼしたよ。ダビドは継続してプレーすれば、ゴールを保証してくれる選手だからね。彼が怪我から良い感じに戻ってこれたことと、彼の熱意を私たちは嬉しく思う」

 

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