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マッチレポート|リーガ第25節 セビージャ 2-4 バルサ

Liga Española | jornada 25

レオ・メッシ圧巻のハットトリックSHOW。
前半はセビージャが上回ったが、後半は選手交代から内容改善で逆転。

FCバルセロナがサンチェス・ピスファンで2-4の勝利。セビージャの“天敵”レオ・メッシがハットトリックでチームに勝点3をもたらした。後半追加タイムにはルイス・スアレスの得点も生まれ、コパクラシコを前に良い雰囲気。後半の選手交代で流れを引き寄せた。

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試合の流れ

更新中:メッシ神が輝けば、どんな困難も跳ね返せてしまうという試合。さっぱりだった前半にメッシ弾で望みをつなぎ、改善した後半にメッシ弾でひっくり返した。スタメンの戦術勝負はパブロ・マチンの勝利。中盤で数的優位を作り、インテンシティあるセビージャの寄せにバルサは余裕あるボール回しができなかった。



●先制点はセビージャの速攻が決まった。メッシからボールを奪ったホームチームはカウンターを発動。ピケとウンティティの二人しかいないバルサ守備陣の注意をベン・イェデルが引き付けながらドリブルで持ち上がり、最後は右サイドの主となっていたヘスス・ナバスが仕留めて1-0(22分)。

●攻めに可能性の感じられなかったバルサが早々に同点とできたのは、レオ・メッシのクラックパワーのおかげだった。25分、左に開いたイバン・ラキティッチの左足センタリングを、巧みにマークを外した中央のメッシがボレーで合わせて1-1。まったくもって、なんて選手だろう。

●試合はその後もハイテンポに進んでいく。31分には何故だかピケがカウンターでライン裏へ抜け出す見せ場も。セビージャの2点目はわりと唐突に生まれている。前半終盤はバルサ陣内でのプレーが続き、メルカドに決められて2-1。前半はシュート数が5-4とお互いに少なめだったが、セビージャは枠内シュート2本で2得点と効率がよかった。

●試合の流れを変えたのは、後半最初からのバルベルデのシステム変更だ。セメドに替えてセルジ・ロベルトを右ラテラルに入れ、前線の右サイドにデンベレを投入。

トピックス

メッシ ON FIRE:レオ・メッシは12月8日のエスパニョール戦(フリーキックで2得点)以降、ラ・リーガの11試合で16得点6アシストの無双ぶり。この間のチーム得点は28なので、78.5%に直接関与している。ネットを揺らさなかったのはアスレティック戦のみ。

セルジ・ロベルトが散髪。

サムエル・ウンティティが3ヶ月ぶりに先発し、フル出場。フランス人セントラルが最後にプレーしたのは11月24日、ワンダ・メトロポリターノのアトレティコ戦だった。前回は、怪我からの復帰戦となったその試合で再び左ヒザが悲鳴をあげたが、さて今回はどうか。

アラニャーのシュートを狙う姿勢:レオ・メッシがハットトリックを完成させたプレーで大きな意味を持ったのは、カルラス・アラニャーの積極的にミドルシュートを狙う姿勢だった。アラニャーがシュートを打ったからこそDFに当たり、そのこぼれ球をメッシが仕留められた。この点でアラニャーはコウチーニョを上回っている。




Sevilla FC FC Barcelona
2 4
23 de Febrero 2019 – Sabado 16:15 h
Sanchez Pizjuan
:40,661
Goles
Jesus Navas (22)  
  Messi (26)
Mercado (42)  
  Messi (67)
  Messi (85)
  Suárez (90+3)
Titular
Vaclik 【】Ter Stegen
Jesus Navas 【】Semedo
Mercado 【】Piqué
Kjaer 【】Umtiti
Sergi Gómez 【】Jordi Alba
Wöber 【】Busquets
Rog 【】Artulo Vidal
Banega 【】Rakitic
Sarabia 【】Messi (c)
Promes 【】Coutinho
Ben Yedder 【】Suárez
Cambios
Mercado→ Vázquez (51) Semedo→【】Sergi Roberto (46)
Wöber→ Amadou (58) Arturo Vidal→【】Dembélé (46)
Rog→ Roque Mesa (62) Coutinho→【】Aleñá (79)
Entrenadores
Pablo Machin 【】Ernesto Valverde
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano)
Tarjetas
Rog (49) Piqué (38)
Wöber (57)  
Vázquez (70)  
Kjaer (80)  
Sarabia (83)  
Roque Mesa (90)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 0 2

Golesredcard

4 3 1
5 8 13 (4)

Tiros a puertaredcard

17 (8) 13 4
2 0 2

Ocasiones de Golredcard

5 4 1
2 1 3

Cornersredcard

8 6 2
2 2 4

Fueras de juegosredcard

3 1 2
    341

pasesredcard

541    
    40% Posesion del Balon 60%    
9 6 15

Faltasredcard

11 5 6
    6

Tarjetas Amarillasredcard

1    
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

アルトゥール、ラフィーニャ、シレセン、ベルマーレンが負傷欠場。
トディボ、サンペール、ボアテングが監督判断で招集外。
デンベレ、マルコム、ラングレ、ムリージョ、セルジ・ロベルト、アラニャー、イニャキがベンチスタート。

怪我明けのウンティティが先発復帰。右インテリオールにはアルトゥロ・ビダルが、左エストレーモにはコウチーニョが選ばれた。
コウチーニョはサイドに張るより、中でプレー。どっちかというとインテリオール。ラキティッチが全方面で注意を払い、アルトゥロ・ビダルは守備面で存在感。

2-1で迎えた後半、ハーフタイム明けに2人交代の勝負。
セメドとビダルに替えてセルジ・ロベルトとデンベレを送り出した。
デンベレは最初右サイドに入っていたが(メッシ同点弾をアシスト)、途中から左へと移動(コウチーニョはインテリオールに)。
80分、コウチーニョに替えてアラニャー登場。

Titular Final
先発時 終了時
 

 

コメント

  1. 佐藤基香 より:

    いつも楽しく拝見させて頂いております。

    フォーメーションのDFはピケとウンティティですよね
    ラングレとピケになっています。

  2. 中野のクレ より:

    この試合、前半はここ数シーズン問題点が浮き彫りになり、後半は今後の希望が見えた試合だった。

    ラキティッチはいつもより積極他に左サイドでゲームを作りに行ったが、メッシへのゴラッソアシスト以外は左サイドで特筆すべき点は何もない。

    左サイドでコウチーニョがゲームメイクもチャンスメイクもできない事は明らかでありシュートすら打てていない、、本人の問題もあるがバルベルデが彼を生かしていないとも言える。
    現状スアレスとツートップ気味に最前線に張りラインを下げ、メッシのためにスペースを作る仕事が主だ。
    これで同点に追いついたので悪い仕事ではないが、彼に求められているのはこのような事ではないだろう。
    メッシ後のチームの中心となるべく迎えられたのに、試合を重ねるごとにクラックとして本来求められる事ができなくなっている。

    大きい問題として、ここ数シーズンの中盤を重視しない戦術がチームにダメージを与え始めている。
    多様性は大事だがアトレティコ化したバルサに果たして未来はあるのか?
    本来のプレースタイルがあっての多様性ではないのか?

    確かにビダルとラキティッチのインテリオールはカウンターを食わない強い守備をし、メッシのためにスペースを作り出す良い仕事をしている。
    特にビダルはバルサに足りないものを補ってくれる。
    しかし縦に速い代わりに、ボールポゼッションのための正確なポジションが取れないのと、ボールを持った時にタメを作り展開する技術は期待できない。

    いい加減アレニャが先発でビダルが交代で入ってくる時期になっているのではないか?

    ゲームメイクはインテリオールがするのが本来のバルセロナであり、メッシがシャビとイニエスタの働きまでする現在の状態は彼への依存度が高すぎる。
    このままチャンピオンズ決勝まで行けるとは思えない。

    これは先が暗いなと思って見ていると、一転して後半は今後の希望が見える展開となった。

    セルジとデンベレの右サイドで安定してゲームを作れるので、メッシはバイタルの一番良いポジションを取ることができるようになった。
    アウヴェスとチャビが右サイドにいた頃と遜色ない。

    極め付きは3点目の逆転弾。
    メッシはさすがだが、半分以上はセルジとアレニャの得点。
    アレニャはミドルを打つべきタイミングで打った。
    メッシが近くにいたし、大外でアルバがフリーだったが迷わず振り抜いた。
    ここはミドルを打つタイミングで受けたので打つのが正解と考える。
    少しでも躊躇すると相手に詰められてメッシの前にこぼれてこない。
    プッチもそうだが、この年齢で自分のプレーが全て出せるのは大したもの。
    何回見ても美しい展開。

    生きている試合と死んでいる試合の差が激しいビダルよりアレニャの方が先発にふさわしい。

    いずれにせよ、居ても居なくても大差ないコウチーニョが先発しているようでは同じ負けるにしても先がない。

    カンプノウのクレはアレニャが毎試合先発できるレベルにあると分かっている。
    バルベルデは決断する時に来ている。
    今回はコパクラシコのために温存したと思いたい。

    契約更新したバルベルデが今後も前半のようなバルサのスタイルを無視したようなスタメンで試合を続けると思うとバルサファンとしては気が重い。

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