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テル・ステーゲン 「メッシもネイマールも普通の人」

まず自分が自己批判をしているとポルテーロ。

オマーンとの親善試合でルイス・スアレスが2ゴールを決めたその翌日、我らも負けじとばかりにネットを揺らしたのはFCバルセロナのクラックたちでした。シンガポールでの日本戦でネイマールがポーケル(POKER。1試合4ゴール)を決めたかと思えば、その直後の香港戦ではレオ・メッシが30分間の出場で2ゴール+1アシストと決定力を発揮。トリデンテが約10日後のマドリー戦に向けて順調な仕上がりを見せていることを受け、バルサ系メディアは“震えて待ってろベルナベウ!”と意気上がっている状況です。もうすっかり、スアレスは先発で決まりみたいな雰囲気^^

人間性が基本

そんなバルサが世界に誇る2クラック、メッシとネイマールについて母国ドイツのBILD紙に語っているのが、U-21EUROのプレーオフ2試合(対ウクライナ)をいずれも完封し、来年夏の本大会出場を決めたマルクアンドレ・テル・ステーゲンであります。レオとネイの人柄には驚いたというふうに、ポルテーロは言います。

「ハッキリと言い切れるよ。彼らはいたって普通の人たちさ。彼らも他のみんなと同じようにご飯を食べたり、飲み物を飲んだり、お風呂に行ったりしないといけないからね。彼らは魅力的だよ。とても感じが良いし、親切で気さくな人たちだ。僕はスポーツ面でのレベルについては話さない。その点で彼らはものすごいよ。僕にとって重要なのは、人間性なんだ。だってアホな人ってのは、獲得したタイトルとは無関係に、どうあってもアホだもの。幸運なことに、僕らのロッカールームはサイコウで好いヤツばかりだよ」

新環境への適応、ブラボとの競争

テル・ステーゲンのバルセロナでの生活もそろそろ3ヶ月が経過しようとしています。「バルセロナにはすごく良い具合に適応していってるところだよ。最初は簡単じゃなかったけれどね。リーガでの出場機会を手にするために懸命にトレーニングをして準備をしていたら、怪我をしちゃったんだ。あれはタイミングが悪かった。まあ、良いタイミングでの怪我なんてのはないんだけれど」

そうして出遅れている間に、すでにリーガでの実績のあるクラウディオ・ブラボが開幕7試合連続完封と先行。それでも自分は心配はしていないんだ、と彼は強調します。「ブラボは無失点を続けているけど、僕はトレーニングで監督の信頼を得ようと頑張ってるよ。監督のポルテーロ選びを難しくさせたいんだ。実際、僕はチャンピオンズの2試合では先発だったし、あれはすばらしい経験になった」

そのうちの1つ、PSG戦では彼の初歩的なエラーもあって3失点。あれはやったらアカン、と批判も受けました。「僕は現実主義者だから、マスコミとは関係なく自分のパフォーマンスを分析してるよ。それに僕は世界最高の選手たちとトレーニングをしているから、日毎に向上していっているさ」

なかなかに前向きでさっぱりとしたコメントたちに、テル・ステーゲンのキャラクターが表れています。バルサのゴールを今後10年間守ることを期待されているポルテーロは、図太いくらいでちょうどいい。なにはともあれ、U-21EURO出場おめでとう!前2大会連続王者スペインはプレーオフで敗れ去りまして残念に候。

 

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