余計なことを考えると過ちを犯すと監督。
FCバルセロナは今日(日本では明日早朝)、カンプノウへとパリ・サンジェルマンを迎え、チャンピオンズリーグ準決勝の切符を賭けた決戦の第二幕をプレーします。先週パリにて行われた第一戦はルーチョチームが1-3で勝利しており、勝ち抜けには非常に有利な状況。0-3、あるいは2-4、3-5などで負けなければOKゆえに安心して見ることができるクレですが、過信はまさかの展開を呼び込みかねないので厳禁となります。PSGはイダを出場停止だったイブラヒモビッチとベラッティが戻ってくるので、バルサも気を引き締めてこの試合に臨むことでしょう。ルイス・エンリケが強調するようにきっちりと勝利を収め、金曜日のセミファイナル抽選会へと参じようではないですか。
決戦を翌日に控えた20日(月)、UEFA公式会見に出席したバルサ監督ルイス・エンリケのコメントは次のようなものとなっています。ミスターが再び強調したのは、チームがあくまでも勝ちを目指していく点でした。
試合へのプランニングは変えない
「試合にはどれも、それぞれの難しさがある。相手チームは全力でこの対決へと臨んでくるわけで、私たちは試合に勝つことを目標としてプランを立てなければならない」
「イダの結果が非常に良いものだったのは確かとはいえ、決定的ではない。このラウンドを勝ち上がるためには、もう一度最高の試合が求められるんだ。勝ち上がる確率を求めることは過ちへとつながり、プランニング失敗となるだろう」
「私たちはいつもと同じようにプランを立てていく。ボールを保持することが私たちのアイディアであり、そのためには相手にプレッシャーをかけなければならない。イダのように試合の準備をしなければならないんだ」
「私は常に物事を前向きに考えるし、目標は次のラウンドへと進むことだけれど、勝利が他の結果よりも私たちに良いものとなることは理解している。このレベルの相手に勝つにはハードワークが必要だ。私は勝利以外の結果で良しとするタイプの人間ではないしね」
「チャンピオンズやリーガにおいては、数分間スイッチをオフにしたことで罰を受けかねない。試合の中では、デリケートな瞬間も訪れるだろう。バレンシア戦の前半のようにはならないことを期待しているけれど、そういった状況を解決するよう試みなければならない」
「フィジカル面においては、バレンシア戦とは異なり、両チームが同程度の回復具合で迎える試合になる」
「ファンはスタジアムに足を運んでくれるだろう。これは非常に魅力的なカードだからね。そしてそれは私たちにとって一つの保証であり、ファンがチームと共にあることで私たちはより強くなるんだ」
「システムは変更するかもしれないし、別の可能性を求めていくかもしれないけれど、イブラやカバーニ、パストーレといった選手たちがプレーするかどうかではなく、私たちが相手に問題を起こせるかどうか、それに応じてとなるだろう」
PSGについて
「プレーに関しては、イブラヒモビッチとベラッティがいることでPSGは変わらないさ。彼らは同じスタイルでプレーをするだろう。ただし、彼らの存在によって個人レベルのクオリティは増す。彼らは大きなポテンシャルを備えた選手たちだからね」
「イブラのことを私たちはもう全て知っている。彼はどんなチャンスであろうと最初の一撃で仕留める力を持ったアタッカーで、周りと連係する能力もある、世界最高のデランテロの一人だ。彼の存在はこちらにとってプラスのモチベーションとなるだろう」
「ベラッティにはいつだって私のチームでプレーするクオリティがあったよ。私がローマにいたときから、彼がどこでプレーするのか、どんなレベルの選手なのかは知れていた。論争を投げつけるのは簡単なことだけれど、そういうことを行う人たちについて私からどうこう評価することはない」
メッシとスアレスを称賛
■好調メッシ
「レオはこれ以上にないコンディション、最高のフォームにある。400ゴールなんていうのは到達不可能な数字で、他の選手が決めているところは想像できないよ。唯一で再現不能な数字だ」
■イニエスタに出場許可
「アンドレスはトレーニングを全て問題なくこなしており、出場できる状態にある。マテューも同じだよ。彼はちょっとした過負荷となっているけれど、プレーできる状態だ」
■ルイス・スアレスの爆発
「彼の仕事ぶりには称賛の言葉しかない。超ハイレベルな選手を獲得しても、別の街へと移り住み、適応が求められる別のチームに加わるというのはハンディキャップとなるものだ。スアレスは非常に早くチームに適応したし、私たち全員がそれを喜んでるよ」
■モドリッチの怪我
「それがどこのチームであろうと、フットボル選手の離脱を私は残念に思うよ」
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