30試合目にして、デルビで負けたバルセロナ
いつかは訪れる初黒星の日が、ここできました。エスパニョールとの国王杯1/4 第1戦に1-0で敗れ、開幕から続いていた公式戦の無敗記録は「29」でストップ。デルビ(ダービー)での無敗も19で終了しています。ちなみに前回ペリコが本拠地でバルサに勝った2007年は、奇しくもバルベルデが監督ってことで、そういう因縁ってありますなぁ。
メッシが決められない夜もある
エルネスト・バルベルデが発表した先発メンバーは、サプライズ含みでした。
カルラス・アラニャーが先発起用され、デニス・スアレスとアレイシ・ビダルが両翼に配置された4-3-3。
ルイス・スアレスはベンチに控え、偽9番のレオ・メッシが攻撃のけん引役を担いました。
アラニャーは思い切りの良いプレーを見せ、トップチームでもやれると示したのですが、ほぼメッシ頼みの攻撃ではスペースを潰したエスパニョールの守りを崩せず。
こういう試合でコウチーニョがいればどうなるのか、早く見てみたいです。デニスは厳しくなりますが・・・。
D10S(神)といえども実際は人ですから、「悪い夜」だってあります。
ペナルティキックを外しもするし、フリーキックが枠に飛ばないこともある。
冴えがなかったわけではないですし、むしろ今回運がなかったことで、来週の第2戦では相当モチベーション高く臨んでくれると期待しましょう。
より結果に貪欲だったエスパニョール
このデルビは、バルベルデバルサにとってはいつもの逆パターンとなり、後半にエスパニョールに押し込まれました。
スタジアムの雰囲気も含めて、気合が入っていたのはキケ・フローレスと彼の選手たち。
エスパニョールは「やられてきたバルサに初黒星をくれてやる」と燃えていたし、最後の得点機をよく活かしましたよ。
メッシのペナルティキックをディエゴ・ロペスが止めたことで、場内のボルテージが一気に上がったのもバルサには逆風でした。
バルベルデはローテーションを行ったことからも「ひとつの試合」としてこのペリコ戦を考えていたと分かります。
ルイス・スアレスのベンチスタートやアラニャー先発は予想外でしたが、3つのタイトルを狙うバルサなので出場時間は上手く調整しなければならない。
どこで調整するかといえばデルビとはいえコパが適しており、気持ちは良いけれどもタイトルを約束してくれるわけでもない無敗記録にそろそろ退場してもらうのも、1-0の負けならば悪くありません。
ちょっと負け惜しみも入ってますけど。
今回はバルサに一泡吹かせやろうと燃え、ハングリーだったエスパニョールに分がありました。
地元でのイダ(第1戦)に勝ったことで、ブエルタ(第2戦)でもさらなる金星を狙ってくるであろうのは厄介ですが、要塞カンプノウで持てる力を発揮すればバルベルデチームが不覚を取ることはないでしょう。そう信じています。
「ファンの後押しを期待してる」
試合終了後、エルネスト・バルベルデはこう言っています。
「ファンが私たちを助けてくれると期待してる。ここではエスパニョールファンがあちらの選手たちを駆り立て、こちらには最初の1分からプレッシャーをかけていた。それが重要な要素となっていた。ブエルタでは私たちのファンがスタジアムに訪れ、後押ししてくれることを望むよ。セルタ戦がそうだったみたいにね」
25日はハビエル・マスチェラーノのラストゲームではないか、とも言われていますし、可能なクレは是非、カンプノウへ!平日21時30分と、勤め人には厳しい時間ですが!
このニュースのまとめ
- ・バルサの無敗記録は29でストップ
- ・メッシも人の子、上手くいかない夜もある
- ・バルベルデの賭けは失敗したが、カンプノウでの90分がある
コメント
メッシの個人技と右サイドの連携にしか可能性がなく、左サイドに至っては全く機能していませんでした。
デニスとディニュは今のパフォーマンスではポジション争いは出来ないと思います。
特にデニスはハーフスペースで受けるとかドリブルでサイドをエグるとか、
その気になれば出来るはずなのに何故やろうとしないのか。
リスクを恐れすぎているのだとしたら残留の意志を示す一方でビッグクラブでやっていく覚悟が足りないのかもしれません。
そのプレッシャーを克服できない限りは使ってもらえなくても仕方無いでしょう。