昨日の会議で、バルサ、セビージャ、RFEFが合意
毎年すったもんだのあるコパ決勝の会場が、わりとすんなりと決定しました。バルサとセビージャが激突する2018年ファイナルの舞台は、ワンダ・メトロポリターノ。同じ週末にリーガがあるにもかかわらず、受け入れるあたりがどこかのクラブとは違います。
開催日は当初の目論見どおり、4月21日(土)で合意しました。
ほとんど選択肢はなく
毎年、決勝進出チームが決まるまで会場が決まらないコパ・デル・レイ。
国王様の名を冠したカップ戦なのだから、「王室の」とクラブ名にあり、栄えある王冠をエンブレムに抱くクラブが開催すれば好いじゃないかと毎年毎年思いますが、何故だかあのクラブは会場に立候補しません。
むしろ、断固拒否。
今回も貸そうとする素振りすら示しませんでした。
コパ2018決勝の候補となったスタジアムの状況は次のような具合です。
(2月10日のSPORTを参考)
- ●サンティアゴ・ベルナベウ:「NO」週末のリーガもなく、距離的・収容人数など一番理想的なスタジアムだが、所有クラブが貸そうとしない
- ●カンプノウ:「NO」セビージャが同意しない
- ●ワンダ・メトロポリターノ:「YES」第二候補。ただし同じ週末にアトレティコの試合がある
- ●サン・マメス:「?」近代的スタジアムだが、収容人数が少なめ。セビージャから遠く、週末にアスレティックの試合もある
- ●メスタージャ:「YES」毎年好意的。週末のリーガもない。スタジアムとして古く、収容人数も少なめ
- ●サンチェス・ピスファン:「NO」バルサが反対
そんなこんなで、最初からスタジアムの貸し出しに好意的で、かつ両ファイナリストクラブの反対がなかったのはワンダ・メトロポリターノかメスタージャでした。
この二会場なら、近代的で収容人数67,700人、カタルーニャからもアンダルシアからも同じくらいの距離にあるワンダが有力となる。アトレティコのリーグ戦(対ベティス)をどうするかを解決すれば、OKとなっていました。
バルサは4月21日に反対したが
会場の選定と同じく、開催日にもまた問題がありました。
まずRFEFが指定した4月21日(土)ですが、この週末はもちろんリーガがあった点。
バルサはカンプノウでビジャレアル戦、セビージャはピスファンでのレアル・マドリー戦です。
会場を貸すアトレティコにしても、ワンダ・メトロポリターノでのベティス戦がある。
これの3試合はどちらも、5月9日(水)に延期されます。
(※アトレティコは翌日にワンダでベティス戦をすることに意欲とも)
バルサは当初、この4月21日のコパ決勝に反対していました。
理由はその3(4)日後にチャンピオンズ準決勝イダをプレーするかもしれず、そこにコパ決勝はないだろうとの理由です。セビージャもチャンピオンズに生き残ってますから、4強に残れば同じ鬼日程になります。
しかしバルサの要求は通らず、4月21日で決まった。
リーガ第37節を5月9日に前倒しし、コパ決勝を5月13日(日)にする、なども可能じゃなかったかと思いますが、そういった提案は却下されたのでしょう。
バルサ代表としてラス・ロサスでの話し合いに臨んだギジェルモ・アモールは「開催日の変更は難しかった」「多くの試合、多くのコンペティションがあるカレンダーの都合上、変更は不可能だった」と述べています。
ということでチャンピオンズ準決勝に残れば、タフな日程になるバルサですが、頑張っていきましょう。
このニュースのまとめ
- ・コパ2018決勝は、4月21日にワンダ・メトロポリターノで
- ・関係クラブのリーグ戦は5月9日に延期
- ・バルサによる日程変更の希望は受け入れられず
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