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バルベルデ「大きな困難を乗り越えた」:アラベス戦

連続して試合のある1月は難しいとバルサ監督

並外れたパンチ力を有するギガクラックたちが前線に並んでいるとはいえ、いつもゴレアーダで勝てるわけでもないのがフットボールです。試合日程や巡り合わせ、試合それぞれの状況によって、余裕をもって勝てることもあれば、ギリギリの勝利もある。このアラベス戦は苦しんで戦い抜いた末に手にした白星でした。

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素晴しいチームを相手に90分間戦って得た勝利だからこそ、試合終了後のエルネスト・バルベルデ監督は、この勝点3を非常に高く評価しています。

私たちはこの試合を後々思い出すことになるだろう。カウンターから先制され、非常に難しい試合だったからね。私たちのプレーは良かったし、相手エリアまでたどり着けていたけれど、アラベスはカウンターの機会を上手く利用した。失点の場面での私たちはあまり良くはなかったね」

「終盤の彼らは時間を使い、どんどんスペースを潰していた。逆転するためには、かなりのハードワークが必要だった

後半の早い時間帯にセルジ・ロベルトジョルディ・アルバを送り込んだのは、サイドアタックを強化するためだったとチングリは説明します。

「私たちにはゴール付近での奥行きが少し足りなかったので、ジョルディセルジならそれを与えられるだろうと考えたんだ。パコ(アルカセル)は、彼の最終ラインでのデスマルケ(マーク外し)が上手くいくだろうと期待した」

シーズンの難しい時期

「試合のシナリオを前もって書き記すことはできないし、進むように進んでいくものだからね。そして逆流の中を泳いでいく力がないとダメなんだ

「私たちは今、平日に続けて試合のあり、疲労と緊張感の高まるシーズンの難しい時期にある。前の木曜日に試合をし、次の目標には(コパ)準決勝がやってくる。すべての試合にメンタルを整えるのは難しいんだ。こちらが得点すれば簡単になるけれど、もし相手が得点すれば、物事は複雑になる。リーガは長丁場だ。しかし私たちは今日大きな困難を乗り越えたよ」

イニエスタを絶賛

バルセロニスタに逆転いける!と信じさせたのはルイス・スアレスの無理やり感ありありのボレーシュートでしたが、そのきっかけとなったのはアンドレス・イニエスタのドリブル突破とセンタリングでした。

「私たちにはインテリオールでプレーする良い選手たちがいる、それは事実だけれど、イニエスタはそのなかでのマエストロ(巨匠)だね。実際、インテリオール(の位置)からチームを助けられると私は考えていたんだ」

アラベスのペナルティエリア内に集まりすぎないことが重要だった。彼らのカウンターを避けるためには、レオアンドレスのような限られたスペース内を上手く動ける人間が必要だ。あれは並外れたプレーだったし、あのゴールによって私たちは楽になったよ」

一方、木曜日のエスパニョール戦では上々の評価を受けたフィリペ・コウチーニョにとって、この日曜日のリーガデビュー戦は甘酸っぱい記憶として残りそうです。

「適応のための時間が必要なのはごく普通のことだ。選手たちは機械ではないのだから、新しく入れたらいきなり機能し始めるようなわけにはいかないさ。とはいえ、私には良いプレーをしていると映ったよ。これも一歩前進。彼は少しずつチームに入っていくだろう」

ウンティティのハンド

試合終了間際のサムエル・ウンティティのハンド疑惑に関しては、BeIN SPORTSのインタビューでは「彼の手を切る以外に、私たちに出来ることはない」なんて過激なことを口にしているバルベルデさん。
その後の記者会見では「ウンティティは私に意図的なものではないと言っていたし、バルサ監督として私はそうだと思う」とコメントし、「判定によって私たちが被害を受けることもあるし、利益を受けることもある」と述べています。

 

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