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バルベルデ「クラシコはクラシコ。重要な意味を持つ」

マドリーも勝ちたがっているだろうとバルサ指揮官

FCバルセロナがレアル・マドリーに15ポイントもの差をつけて迎えるカンプノウでのクラシコは、過去30年で一度もないそうです。もしバルサが勝って18ポイント差とすると、白組さんに過去最大の勝点差をつけての優勝となる。これはもう記録を更新するしかないでしょう。

それだけ勝点差が開き、優勝争いもバルサのタイトル奪還で決着してるとなると緊張感を少々欠きますが、絶対勝つべき大一番であることに違いはない。前日会見のエルネスト・バルベルデも、これがただの試合ではないと強調しています。

クラシコはクラシコ。結局のところ、シーズンにおいて非常に重要な意味をもつ試合だ。私たちとしては、幸運なことにすでにカンペオンとなっているとはいえ、刺激になる要素はある。順位に関係なく、私たちはこの試合に勝ちたいんだ。そしてライバル関係やあらゆる点において、彼らもそうなのは明らかだからね。私たちの記録を止めるべく、マドリーはやって来るだろう

無敗優勝が重要

バルベルデのバルサは今季まだリーガで負けておらず、ルイス・エンリケのチームから始まった41節無敗の記録も継続させています。

「シーズンを無敗で終えることは、ひとつの刺激となっている。一つも負けることなくリーガを終える、それは私には重要であり、かつ非常に難しいことなんだ。私たちにそれが可能かどうか、見てみよう。難しいライバルたちとの試合が、まだ控えている」

リーガ優勝争いが決着した後に行われるクラシコは、今回で6回目だそうです。その最後の例が、バルサがベルナベウでパシージョを作った2007/08シーズンのクラシコ。バルサが優勝して迎えるクラシコは1990/91以来、二度目となります。

カフェイン抜き、それも良し

そのエル・クラシコが“消化試合”になっている点について、チングリはこう持論を述べました。

「どうして私たちがすでに優勝を決めたか、ということ。私としては、全てのクラシコがこんなふうに私たちがカンペオンを決めて迎え、カフェイン抜きになっているのが良いよ」

1~2ポイントの差でこの試合を迎え、なにかしら懸かっている状況の方が、人々が大いに興奮していたであろうのは間違いない。けれども私は、こういうのも良いんだ」

バルベルデ流の優しいジョーク。

イニエスタの、現役最後のエル・クラシコ

アンドレス・イニエスタにとっては、これが選手として最後のエル・クラシコになります。

そのイニエスタに対して、花道を作って敬意を表してはどうかとの意見をMD紙が盛んに出しているのですが、それについて訊ねられたバルベルデ

「彼がバルサやスペインフットボールへと寄与したすべての事によって、イニエスタはすでに私たちやマドリー、それにスペインフットボール界全体から認知されているからね」

と、このクラシコで敢えて特別なことをする必要もないと強調。
もっと重要なのはバルサでの最後の試合だと述べています。

「私たちにはあと3試合あるんだ。より意味があるのはデビュー戦であり、ラストゲームだよ。ただ、今の時点ではいつがアンドレスの最終戦になるかは分からない」

バルベルデはまた、イニエスタがどのようにバルサ退団を彼に告げたかを説明しています。

「その件を彼が私に言ったのは、1ヶ月か1ヶ月半ほど前のことだった。非常に熟考された決断だったし、 彼のような人物にそう言われては、説得を試みることもできないさ。アンドレスは長い時間をかけて、とても深く考えていたからね。私から説得を試みることはなかったし、考えてくれと言うこともなかった」

 

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