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マッチレポート|リーガ第22節 バルサ 2-2 バレンシア

Liga Española | jornada 22

乗り切れない前半に2失点。
メッシの2得点で追い付くも、逆転には及ばず。

週中の国王杯で逆転勝利を収め、準決勝へと勝ち進んだチーム同士の対戦。熱量と自信に満ちたバレンシアがまず2点を先行し、メッシにけん引されたバルサが意地で同点に追い付く展開となった。バルベルデチームは水曜のコパ・クラシコが気になったか。

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試合の流れ

いきなりピンチ:バレンシアはバルサにボールを持たせ、隙あらば効果的で危険なカウンターを仕掛ける戦法。開始1分にしてテル・ステーゲンとポストに救われた時は肝を冷やした。バルセロナはサイド攻撃に活路を見出そうとしたが、なかなかに決定的な場面を作るには至らない。



あれよあれよと2失点:スコアが動いたのは24分、メッシがボールを奪われた(ファールがあったようにも見えた)ことから始まったカウンターによる。マルセリーノチームのボールの運びは見事なもので、最終ライン裏へと抜け出すガメイロの動きも天晴れだった。さらに32分にはセンタリングに対応したセルジ・ロベルトガメイロを倒し、ウンディアノ・マジェンコ主審はPKの笛。パレホがきっちり決め、バルサは2点のビハインドとなった。

頭と頭が:29分頃、宙のボールを競り合ったジェラール・ピケとガメイロの頭同士が衝突。ピケはピッチサイドで傷を閉じさせ、脳しんとうを起こしたらしいガメイロは数分後に交代。バレンシアの2点目は、ピケの治療でバルサが10人になっているタイミングだった。

PKで1点返す:一方でバルサはPKから1点を返す。敵エリア内でセメドが倒され、マジェンコ主審は即座にPKの笛。こぼれ球を叩いたメッシのシュートがゴール右端に突き刺さったため、そんなPKは取ってくれるなと思ったが、無事メッシが決めてくれて良かった。前半終了前には、レオのパスを受けたセルジ・ロベルトのシュートがポストに弾かれる不運。

バルサの攻勢:後半はまず、メッシのGKネト強襲ロスカで始まる。バレンシアはリードを守りに入り、バルサがエリアを包囲。ハーフタイム明けに投入されたジョルディ・アルバが存在感を出した。57分にはカルラス・アラニャーのミドルシュート。彼は出場するたびに良くなってきている。さらにセルジ・ロベルトのシュートが枠を叩くなど、同点弾は時間の問題のように思えた。

隙を見せると危険:だが敵もさるもの。バレンシアはカウンターで決定的チャンスを作り出し、ロドリゴが追加点まであと一歩に迫る(61分)。もしこれが決まっていれば、やばかった。63分にもカウンターから好機。ロドリゴは厄介な選手だ。

D10Sの同点弾:ピンチの後にチャンスあり。危うく仕留められかけたバルサは、その直後に同点弾を手にする。決めたのはメッシ。DFに前方をふさがれ、コースなんてないシュートを入れてしまうところがD10Sたる所以だ。ゴール後に吠え、珍しいくらいに感情を表していたのが印象的。

メッシが痛み・・・:時間はまだ20分以上あり、逆転勝利も十分可能に思えたが、メッシが右太ももに打撃を受けてピッチサイドで治療を受けたことでバルサもクールダウン。バレンシアが勢力を盛り返し、2-2で終了となった。翌日に2位アトレティコが敗れたため、結果的にこの引き分けは価値ある1ポイントに。
コパクラシコが控え、メッシのダメージ具合が気になる。

トピックス

メッシ吠える:64分に同点ゴールを叩き込んだ後、レオ・メッシが吠えた。D10Sが得点後にあのように感情を爆発させるのは珍しい。

11年連続20得点超え:レオ・メッシのリーガでの得点が11シーズン連続して20を超えた。とてつもない。

メッシ、太ももを傷める:70分、右太ももの内転筋にラトのひざ蹴りを受けたレオ・メッシ。ピッチサイドで治療を受けた後、そのままゲームを続けたものの、プレーに参加する回数は半分ほどに減った。水曜日のクラシコ出場は経過を見て決断する見込み。

またもやゴール:メッシの勢いは止まることを知らず、ここ9試合で11ゴール。12月16日のレバンテ戦(0-5)から、出場すると必ずネットを揺らしている。PKを沈める前にも、流れの中から正確なミドルシュートを叩き込んでいたが、ウンディアノ・マジェンコ主審は笛を吹いた後で得点と認めず。

論争:マジェンコは一連のプレーが途切れるのを待ち(今回の場合はメッシのゴール)、ペナルティキックの笛を吹いても良かったのではないかとの議論。

ピケとガメイロが“衝突”:白熱したバルサ対バレンシア。28分にはボールを競り合ったジェラール・ピケケビン・ガメイロの頭がごっつんこ、CBは頭皮が切れて流血、FWは左眉あたりを大きく腫らして途中交代の憂き目となった。ピケはホッチキスのようなもので傷を閉じさせ(痛ッ)、プレー継続。

ジェラール・ピケはこの2月2日が32歳の誕生日。

アルバ出場停止に:ジョルディ・アルバが累積5枚目となるイエローカードを受け、次節アスレティック戦@サンマメスは出場停止となる。バルベルデはアルバを先発から外したが、劣勢を受けてハーフタイム明けから起用。
リーガでアルバが先発しなかった試合(対レガネス、バレンシア)でバルサは勝ちを逃しているというイヤなデータ。

アラニャー先発:カルラス・アラニャーがカンプノウでのリーグ戦に2試合連続で先発出場。強力なミドルシュートでGKネトを脅かすなど、特筆すべきパフォーマンスを見せた。66分の交代時には、スタンドから大きな拍手。「嬉しいよ。どんどん良い感じになっているし、チームメイトのこともよく分かってきてる」

ポストを24回も:セルジ・ロベルトのシュートが前半に1度、後半にも1度、バーを叩いた。チーム合計では、今季すでに24回を数える。最多はメッシの9回。以下スアレス(5)、コウチーニョ(4)、デンベレ(3)、セルジ・ロベルト(2)、ムニール(1)。うち、3回はゴールとなった。

●先週バルサに加入したジャンクレール・トディボが、ウンティティ先輩のとなりで試合観戦。




FC Barcelona Valencia CF
2 2
2 de Febrero 2019 – Sabado 18:30 h
Camp Nou
: 76,789
Goles
  Gameiro (24)
  Parejo (32pk)
Messi (39pk)  
MEssi (64)  
Titular
Ter Stegen【7】 Neto
Semedo【7】 Piccini
Piqué【6】 Garay
Vermaelen【5】 Gabriel Paulista
Sergi Roberto【6】 Lato
Rakitic【6】 Wass
Aleñá【7】 Coquelin
Arturo Vidal【6】 Parejo
Messi (c)【8】 Cheryshev
Coutinho【6】 Rodrigo
Suárez【6】 Gameiro
Cambios
Semedo→ Jordi Alba【7】(46) Gameiro→ Ferrán (40)
Aleñá→ Arthur【6】(66) Coquelin→ Kondogbia (72)
Coutinho→【5】Malcom (84) Rodrigo→ Santi Mina (79)
Entrenadores
Ernesto Valverde【6】 Marcelino García Toral
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro)
Tarjetas
Sergi Roberto (31)  
Rakitic (45)  
Jordi Alba (90+1)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2

Golesredcard

2 0 2
10 10 20 (8)

Tiros a puertaredcard

14 (7) 7 7
3 3 6

Ocasiones de Golredcard

5 2 3
4 5 9

Cornersredcard

1 1 0
0 2 2

Fueras de juegosredcard

0 0 0
    775

pasesredcard

348    
    69% Posesion del Balon 31%    
2 6 8

Faltasredcard

5 2 3
2 1 3

Tarjetas Amarillasredcard

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

デンベレ、ラフィーニャ、シレセン、ウンティティが負傷欠場。ブスケツは出場停止。
トディボが監督判断で招集外。サンペールがベンチ外。
アルトゥール、マルコム、ラングレ、ムリージョ、ジョルディ・アルバ、ボアテング、ペーニャがベンチスタート。

クラシコを意識した温存はしないだろう、と報じられていたが、複数のローテーションを実施。
ジョルディ・アルバの代役にセルジ・ロベルト案は定着しつつある。セントラルにはベルマーレン。
インテリオールではアラニャーが先発起用された(出来良し)。

ハーフタイムでセメドが交代となり、ジョルディ・アルバ投入。ロベルトが右へ移動。
2人目の交代はアラニャーからアルトゥール。
最後は起爆剤マルコムをコウチーニョの位置へ入れた。

Titular Final
先発時 終了時
 

 

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