LaLiga | jornada 20
初采配の試合で、自らの色を出したキケ・セティエン。
プレス改善、ボール保持率上昇、リキ・プッチ起用、そしてメッシが決めた。
新監督キケ・セティエン率いるバルサがカンプノウにて白星発進。グラナダを1-0で下した。当然まだ熟成不足ではあるが、セティエンが目指すチーム像が感じられ、それがクレ好みだったのが良いニュースだ。ヘルマン退場で10人となったグラナダに対し、リキ・プッチ投入でリズムを変え、メッシが勝点3をもたらした。
試合のポイント
●圧倒的ボール保持率:大いに期待された、キケ・セティエンのバルサ監督デビュー戦。先発イレブンはバルベルデ時代と同じで多少の落胆も生んだが、プレーの違いはキックオフとともに現れた。それは8割を超えたボールの保持率と、パス回数(最終的に1,000超え)。しかし決定機を作るのは苦労し、特に前半は2回ほどだった。ボールはよく動いていたので、初演としては上々だろう。
●3バック:キケ・セティエンが試みた新機軸は、右ラテラルのセルジ・ロベルトをセントラルのように配置したことだった(中央ピケ、左にウンティティ)。セルヒオ・ブスケツはセントラルの間に下りず、ジョルディ・アルバが高い位置を取る。序盤のバルサは非常にテンポ良くボールをつなぎ、グラナダはファールでこれを止めようとした。バルサは攻守の切り替えも速く、ボールを失うと激しくプレッシングで取り戻した。
●右のアンスから:前半は右サイドのアンス・ファティを使った攻めが多く見られた。左と中央に注意を引き付けて、右のアンスが裏へと抜け出すパターン。惜しかったのはアンスの判断に正確さがやや足りなかったことだ。メッシは気合の入った動きでチームを引っ張っていた。ゴールチャンスは2回ほどだったが、ボール保持率は80%を超えた前半。
●間延びしたライン、リキ登場:後半に入るとバルサはライン間隔が間延びし、前半のような連動はなくなっていた。近年見慣れたバルサの光景だ。そこでグラナダが牙をむき、エテキが左ポスト直撃弾。バルセロニスタをヒヤリとさせた。状況を改善すべくセティエンが打った手は、リキ・プッチ投入。期待の星の登場にスタジアムは沸き、リキは程なくして答える。リキ登場の3分前にはヘルマンが2枚目のカードで退場(厳しい判定)、グラナダは10人になっている。
●そしていつものメッシ弾:バルサに待望の先制点が生まれたのは75分のことだった。リキ・プッチのボール奪取から、メッシの縦パスでプレーが加速。グリーズマン、そしてアルトゥロ・ビダルが粘って残し、最後はメッシが右足シュートでグラナダの壁を破っている。あとは怪我明けのアルトゥールを出場させ、1人少ない相手に対しボールを保持。途中は苦労したものの、良い感触で新監督の初陣を飾ったバルサだった。
トピックス
●更新待ち:
●
FC Barcelona | Granada CF |
1 | 0 |
19 de Enero 2020 – Domingo 21:00 h Camp Nou:65,444 |
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Goles | |
Messi (76) | |
Titular | |
Ter Stegen【7】 | Rui Silva |
Sergi Roberto【6】 | Víctor Díaz |
Piqué【6】 | Duarte |
Umtiti【5】 | German |
Jordi Alba【6】 | Foulquier |
Busquets【7】 | Eteki |
Arturo Vidal【7】 | Gonalons |
Rakitic【6】 | Vadillo |
Messi (c)【8】 | Azeez |
Ansu Fati【6】 | Machis |
Griezmann【7】 | Carlos Fernández |
Cambios | |
Rakitic→ Riqui Puig【7】(72) |
Azeez→ Yangel Herrera (56) |
Ansu Fati→ Carles Pérez【6】(79) |
Vadillo→ Puertas (65) |
Arturo Vidal→ Arthur【5】(83) |
Yan Eteki→ Martinez (72) |
Entrenadores | |
Quique Setién【7】 | Diego Martínez |
Arbitro | |
Pizarro Gómez (madrileño) | |
Tarjetas | |
Machis (12) | |
Germán (59) | |
Germán (69DA) | |
Carlos Fernández (72) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 1 | 1 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
7 | 11 | 18 (6) |
Tiros a puerta |
5 (1) | 4 | 1 |
2 | 4 | 6 |
Ocasiones de Gol |
1 | 1 | 0 |
4 | 3 | 7 |
Corners |
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
Fueras de juegos |
3 | 1 | 2 |
1005 |
pases |
205 | ||||
82% | 83% | 83% | Posesion del Balon | 17% | 17% | 18% |
4 | 7 | 11 |
Faltas |
17 | 7 | 10 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Amarillas |
2 | 1 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
1 | 1 | 0 |
Formación | |
スアレス、デンベレが負傷欠場。デ・ヨングが出場停止。ワゲが監督判断で招集外。 テル・ステーゲンが怪我から復帰。左セントラルには引き続きウンティティが選ばれた。 後半は横パスが多くなり、攻撃が単調に。 |
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Titular | Final |
2020年1月20日(月)、グラナダ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
揃って表紙に使われたのは、セティエン初試合の象徴的存在となったカンテラーノ(リキ・プッチ、アンス・ファティ)と、いつものように勝負を決めたキングメッシがゴールを喜ぶ写真。
MD「感じられるセティエン色」
- ■感じられるセティエン色
- → 新監督のデビュー戦に勝利をもたらすメッシのゴール、そしてバルサは首位を守る
- → 自分のスタイルを表したキケ:プレッシング改善、より速くなりポゼッション上昇、そしてリキ・プッチを出場させる
SPORT「大きな希望」
- ■大きな希望
- → キケ・セティエンがデビュー戦で自分の印を付けた。83%のポゼッション、そして最後はピッチ上に7人のカンテラーノたち
- → リキ・プッチがチャンスを活かし、偉大なるメッシが決定的なゴールで終えたプレーを引き起こす
コメント
バルベルデの、前一応プレスで後ろは下がって構えるサッカーから、前プレスに連動して後ろもプレスするバルサに戻りましたね。
昔のように裏を突かれても誰も戻って無いなんて事もなく、バルベルデ流の守備意識の高さも残ってるように見えて良かった。
その分、得点力の無さが前のキケの問題点でしたが、バルサではどう出るか。
今節はスアレスがいなくてアイデア不足なせいもあり、点を取るのには苦労したけど、何とか勝てて良かった。
今のバルサじゃビダル外せないと思います。
しかしグリーズマン、1億ユーロ超えの選手があのプレーじゃ、まるで物足りないです。