テレビ番組に出演し、個人的希望としながらも再開日を挙げたラ･リーガ会長
一方でピケは、わずか1ヶ月間のトレーニングでは不十分だとの考えを述べた
ラ･リーガ会長のハビエル･テバスが昨日出演したテレビ番組内で、コンペティション再開の日程について「自分としては6月12日が好い」と述べました。あくまで彼の希望ですが、当初予想よりも1週間ほど早い日付です。これに対し異を唱えたのはジェラール･ピケ。選手の立場から、怪我を避けるためにももう少し先が良いだろうと会長に“直訴”したセントラルです。
感染状況によるが、来月12日を期待
ラ･リーガ会長ハビエル･テバスが10日、新型コロナウイルスによるリーガ中断が終わりに近づいていることを受け、競技再開後のプリメーラとセグンダがどのようになるのか、サブスクチャンネル #VAMOS の番組 El Partidazo de Movistar にスタジオ出演して諸々の説明をしています。
そのなかでも注目を集めたのが、競技再開日に関するコメントでした。
「いつフットボールが戻ってくるのか、私には分かりません。より見込みがあるのは6月19日かどうかは知りませんが、私としては6月12日がいいですね。感染の広がり具合によるでしょう」
Movistar はスペインでのラ･リーガ放映権を持っている局です。
Javier Tebas, sobre el inicio de @LaLiga: ''A mí me gustaría el 12, pero dependerá de lo que ocurra''.
El Partidazo De Movistar.#VolverEsGanar pic.twitter.com/GTwFZYZtwZ— #Vamos de Movistar+ (@vamos) May 10, 2020
テバス会長はほかにも、ラ･リーガが再開された後は「35日間にわたって毎日試合がある」であろう件や、関係者全員が健康ノルマを果たせばフットボールをすること自体にはCOVID-19感染のリスクが低いこと（「試合よりも自宅の方がリスクがある」）、そのノルマは果たされると信じていることなどを強調しています。
プロトコルを遵守しない選手は「所属クラブによって規律面から隔離されるべき」」ともけん制する会長です。
1ヶ月間のトレーニングでは足りないとピケ
ハビエル･テバスが出演したこの El Partidazo には、ジェラール･ピケもまたスカイプ（？）出演してスタジオの会長に選手としての意見を述べています（他にもセルヒオ･ラモスやコケらが出演）。6月12日はちょっと性急すぎやしないかというのがジェリの考えです。
「ハビエルが6月12日に再開したいと話しているのを聞いたけど、それだとわずかに1ヶ月後だし、僕らは親善試合も出来ずに活動を停止していたわけだから、スペクタクル面でも怪我人を出さないためにも、もう少し先にしても悪くはないだろうと彼らには考えてほしいね」「あと何日か多くトレーニングする日が必要だろうと僕は思う」
このあたりの直言は、いかにもピケです。一方で彼はテニス大会を主催する側の人間でもありますから、主催者の立場にも理解を示しています。
.@3gerardpique en El Partidazo De Movistar: ''De momento, cómodos. Es distinto, es mucho mejor entrenar en grupo pero hay que adaptarse''.#VolverEsGanar pic.twitter.com/wR3tXcIo7g
— #Vamos de Movistar+ (@vamos) May 10, 2020
「多くの利害があるわけで、ラ･リーガが全日程を終わらせたいのは理解するよ。たくさんのお金が懸かってるからね。僕らとしては無観客でプレーしたくはないんだ。でもこれ以上試合をせずにラ･リーガが終了となるのは、僕らは首位にいるとはいえ、みっともないことにもなっていただろうし。ラ･リーガがしているのはもっともなことだよ」
ちなみにピケが運営するテニスのデビスカップは「無観客開催を考えていない」そうです。セントラルはこうも語っています。
「予防対策はどれも歓迎だよ。ウイルスを怖がる、あるいはリスペクトする人は数多くいる。大事なのはみんながプロトコルを知り、実行していくことなんだ。みんなで実行していけば、上手くいくさ。僕らは自分たちの健康を守るべきだ」
6月12日にリーグ再開された場合のバルサの日程
ではもし6月12日にラ･リーガが再開された場合、バルサの試合日程はどのようになるのか。MD紙によると以下のようになります。
- 6月12-14日（週末）：マジョルカ対バルサ
- 6月20-21日（週末）：バルサ対レガネス
- 6月24-25日（平日）：セビージャ対バルサ
- 6月27-28日（週末）：バルサ対アスレティック
- 7月1-2日（平日）：セルタ対バルサ
- 7月4-5日（週末）：バルサ対アトレティコ
- 7月8-9日（平日）：ビジャレアル対バルサ
- 7月11-12日（週末）：バルサ対エスパニョール
- 7月15-16日（平日）：バジャドリ対バルサ
- 7月18-19日（週末）：バルサ対オサスナ
- 7月22-23日（平日）：アラベス対バルサ
驚異（脅威）の試合マラソン。
2週目以降は、週2試合ペースで最終節まで駆け抜けていくハードスケジュールです。毎日毎日どこかのチームが試合だと、今がもう何節なのか把握するのが難しそうな。合宿とか遠征とかもあるし、嵐のように過ぎていきそうです。
観戦するファンとしても体力いるな･･･。これが終われば、8月から次はチャンピオンズ再開と。これに移籍のニュースも入り乱れ、果たしてサイト更新していけるだろうか（弱気）。
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