引き分けたのが気にくわなかったか
先日のエル・クラシコ。試合はモウリーニョ時代以来ではないか、というくらい各所でぶつかり合いがありました。しかし終了後のセルヒオ・ラモスやらの表情は爽やかで、ジダンがイニエスタを称えるために通路で待っていた話とか、やっぱスポーツは良いねなんて思ったりもしたものです。
が・・・
そのラモス白組主将がミックスゾーンで取材に応じ、レオ・メッシを名指しで、前半終了後のロッカールームへの通路にて審判へと圧力をかける行為があったと非難したとこらへんから話は変わり始め・・・
言えた口か、とは思うものの、発言することは良いとして。
そこにマドリ系メディアがわいわいと乗っかり、アンチメッシキャンペーンを展開するのが鬱陶しいです(声もデカイし)。彼らは、隙あらば仕掛けてきます。
メッシが審判を侮辱したとかいう件で声高に
ラジオ局カデナセールが伝えるところでは、メッシは審判に対し、「なにびびってんねん。あいつらにプレゼントするんはもう十分やっちゅうの。いつもそうやな」(関西弁補正)と罵ったそうです。
しかしバルセロナ系のメディアはそのことをきっぱりと否定している。
SPORT曰く、メッシ筋は「彼は抗議はしたけれど、侮辱は一切していない」と言っているそうで、エルナンデス・エルナンデス審判の報告書にも、メッシから侮辱であり軽蔑的な発言があったとは記されていません。
でもそんなのは関係ない。
前半に押し込んでいたマドリーが、後半に得点機を作れなくなったのはバルサの圧力が審判に掛かったからで、メッシのゴール前にルイス・スアレスのファールが見逃されたのはそのせいだ!マルセロへのペナルティキックも取られなかった!となる。
バルサの無敗記録もそのおかげだ、との論調です。
WOWOW中継では実況さんがマドリーメディアの声を取り上げ、「仕掛けるのはいつもバルセロナ側だ」と言っていましたが、こっちからすれば、まるで逆。アンチキャンペーンを声高に積極的に展開するのはいつもマドリー側です。
バルサは判定で得をしている説
立場変われば、見解も変わる。
バルセロニスタとしましては、バルサの成功が面白くないマドリーとその周辺は、カンプノウ周辺に少しでも煙が立てば、それを炎上させるべくあることないこと大きな声で叫ぶと認識しています。
よく用いられるのが『バルサは判定で得をしている説』。
これこそ、どっちが審判に守られているのかと呆れもしますが、よく用いられる論調です。
ベイルのウンティティに対する悪質キックが一発退場であるべきだったのでは、とはほとんど語られない。
オフサイドで幻となった3-1弾で、ラキティッチは実はオンサイドだったのでは、とかもスルーされる。
得をすることがあるのは、認めます。でも被害にもよく遭ってる。
判定の恩恵や損害はお互い様ですが、被害だけ声高に言われるのはいつもの光景です。
チャンピオンズの3年連続ファイナリストなんだから、そんなアンチキャンペーンなんてやらなくても立派なクラブなのに!パシージョもケチらずやれば、偉大な紳士ぶりを示せたでしょうに。
このニュースのまとめ
- ・エル・クラシコ後、セルヒオ・ラモスが「メッシが審判に少し圧力をかけていた」と語る
- ・マドリーメディアがそれに乗っかり、メッシ&バルサ批判
- ・あちらは声がデカイ
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