2試合連続ゴールで波に乗るフランス人クラック
マドリー戦は得意としており、初クラシコでの得点デビューに期待
どのような選手にとっても、エル・クラシコは特別。それが「初」であれば尚更のことです。FCバルセロナには、水曜日に初クラシコを経験するであろう選手が数名いて、その一人がアントワン・グリースマン。チャンピオンズやムンディアル(W杯)決勝をプレーした彼も、エル・クラシコは「夢」だと語っています。
クラシコは何故だかデビュー選手が得点することが多いので(エトー、アンリ、イブラ、ペドロ、ビジャ、ネイマール、ビダル、マルコムetc)、グリーズマンもその列に続いてほしいです。
進むMSGの化学反応
本来は10月末に行われる予定だった、ラ・リーガ第10節のバルサ対マドリー。チーム状況改善の点では、戦いが1ヶ月半延期されたことはバルサにとってプラスになりました。アントワン・グリースマンの適応もそのひとつです。
まだ、かつての“MSN”ほどではないにせよ、ここ数週間は“MSG”の化学反応が進んできている。ピッチ外でのマテ茶アミーゴ効果が、ピッチ内にも現れ始めている感じです(下の動画でもマテ茶保持)。
週末のレアル・ソシエダ戦でグリーズマンが同点ゴールを決めた際の、トリデンテで抱擁するレオ・メッシの「よく決めてくれた」という表情には信頼感も感じられ、印象的でした。
以前はあまり使ってもらえなかった、グリーズマンのデスマルケ(マーク外し)の動きをチームが理解するようになってきて、最終ラインからのロングボールであったり、カウンターであったりで上手く活用されている。それにゴールすることで応え、信頼度もまた増していく好循環です。
フランス人クラックはここ2試合で連続ゴール中と波に乗っていますし、マドリー相手には12試合で8得点5アシストしている。メッシ、スアレスに負けぬ白組の天敵ぶりです。
水曜日の試合でも決めて、クラシコデビュー戦ゴール倶楽部のメンバー入りをしてほしいな。
(せっかくなので、フレンキー・デ・ヨングも)
初めてのクラシコを心待ちにする
アントワン・グリースマンはまた、バルサ公式サイトの取材において初クラシコへの意気込みを語っています。下のクラブ公式ビデオ、トレーニングでの良い雰囲気が印象的です。
「すごく幸せだし、楽しみにしてるよ。僕にとって信じられないような、重要な日になるだろうね。最高の試合にするために、ベストなかたちで臨めることを期待してるよ」
「初めてのクラシコになるけれど、いつものように、落ち着いて良い準備をするよう頑張っていくさ。その後はチームメイトたちと共に、試合前、試合中、試合後を楽しんでいく」
「レアル・ソシエダに入ってから、テレビでクラシコを見るのはすてきだったよ。そして今その試合をプレーして演者となれるのは夢のようだね」
「一番好きだった、あるいは驚いたクラシコは、ベルナベウがロナウジーニョにスタンディングオベーションをした試合だね。彼はすばらしい試合をして、スタジアム全体がそれを認めていた」
たしかにあの試合はインパクト絶大でした。
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