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バルサはアルトゥロ・ビダルを売る気はない(少なくとも冬マーケットでは)

インテルからのオファーがあるが、バルサもバルベルデも彼を冬に手放したくない
選手に対しても移籍不可だと告げられた模様

この2019/20のクリスマス休暇は、アルトゥロ・ビダルの去就に注目が集まりました。元々移籍のウワサがあったところに、ボーナスの未払い分を選手がクラブに求めたという焚き火に薪をくべる報道が加わり。しかしバルサにチレーノを冬マーケットで手放す考えはなく、その旨は監督の口から彼自身に伝えられている模様です。

バルサにとって貴重な戦力

アルトゥロ・ビダルに対しては、インテル・デ・ミランが真剣に獲得を目論んでいると伝えられています。
ユベントス時代に彼の監督だったアントニオ・コンテが特に熱望しているらしく、毎日のようにビダルへと様子伺いの電話をかけているのだとか。

スクデットを争うチームの監督が自分を絶対的に信頼してくれていることと、所属チームでの役割が起爆剤であることを天秤にかければ、気持ちが揺らぐのはよく理解できます。

しかしバルセロナとしても、エルネスト・バルベルデとしても、同じタイプのいない貴重な戦力であり、申し分のない働きをしてくれているアルトゥロ・ビダルを冬のマーケットで手放したくはない。夏マーケットとなるとまた事情も違ってくるのですが、冬の放出は戦力ダウンとなるゆえに受け入れられません。

アルトゥロ・ビダルは今季ここまでラ・リーガで6得点。チーム内ではMSGトリデンテに次ぐ4番手に付けている。最も強調すべきは、その6得点を6本のシュートで決めていること。シュート成功率100%の男。2列目からエリア内への飛び込みは、相手守備陣を混乱させる重要な武器です。

未払いボーナスがあるとの訴え

昨シーズンの試合出場ボーナスに240万ユーロの未払い分があるとし、バルサにその支払いを要求したアルトゥロ・ビダル
45分以上プレーをした試合が60%に達していたので、出来高ボーナスが発生したとの訴えでした。
しかしバルサは51.66%だと算出し、AFE(スペインフットボール選手会)とリーガの合同委員会もボーナスの支払いを認めなかった。

普通に考えれば、自分の出場時間が条件に達しているかどうかは分かるでしょう。真の目的はボーナスの受け取りではなく、別の意図をもって行ったアクションと考えられます。
退団のために無理やりに扉をこじ開けようとした、もしくは試合にもっと出してくれとのアピール。
どちらにしても、感じの良いものではないですけれど。

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MDのミゲル・リコ副編集長によると、バルサはこの動きはビダル本人ではなく、彼のエージェントであるフェルナンド・フェリセビックによるものだと考えているそうです。

これ以上の冬移籍はない

バルサはこの冬マーケットで、これ以上の選手放出を考えてはいません(唯一の例外がジャンクレール・トディボ)。すでにカルラス・アラニャーをレンタルで出している中盤はなおさら。
シーズンの決定的な時期へと向かっていく冬に、替えの利かない働きをしてくれるベテラン選手を手放すとすれば、夏マーケットでも出てこないような額のオファーが届くとか、選手がメディア前で移籍を訴えるとか、そういう状況ぐらいです。

1月6日版SPORTによると、クラブとビダルの話し合いによってボーナス未払いを巡っての云々はすでに解決されていて、移籍不可であることが告げられた。バルベルデからも選手にキミは我がチームの貴重な戦力であるから、オファーがあっても残ってくれと伝えられたそうです。
そしてそれに選手も納得したようだと。

エスパニョール戦の前日会見でバルベルデが語っていた、ボーナスに関する訴えが選手のパフォーマンスに影響することはないだろう、との言葉はコルネリャでの試合でも証明されましたし、シーズンが真実の時に近づくにしたがってアルトゥロ・ビダルの“需要”も高まっていくんじゃないでしょうか。
メッシや中心選手たちの信頼も厚そうなビダル。

アルトゥロ・ビダルは、バルサとの契約が残り1年となる夏マーケットでの移籍、と予想します。

このニュースのまとめ

  • ・バルサもバルベルデも冬市場でのアルトゥロ・ビダル移籍を望まない
  • ・未払いボーナスを求める訴えは解決(真の目的は別のところに)
  • ・ビダルの移籍は夏となるだろう

 

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