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シュート決定率100% アルトゥロ・ビダル、インテルの興味について「練習に戻った時、見ていこう」

ここまでラ・リーガではシュート5本で5得点の効率性キング
バルサは冬マーケットの移籍を望まないが、ビダルは全否定せず

アルトゥロ・ビダルの去就が注目を集めています。バルサの年内最終戦となったアラベス戦では先発起用され、ダイナミズムある動きで勝利に貢献。前半終了間際に2-0とするゴールも決めるなど、自らの値打ちを示しました。
このビダルさん、どちらかというと守備面での働きを強調されますが、ゴールに対しても強い意欲を持っている。チャンスとあればゴール前に入って行きますし、シュート5本で5ゴールを決めている、ラ・リーガにおける「最も効率的なゴレアドール」なのです。

唯一のキャラで存在感

アルトゥロ・ビダルは、独自のプレースタイルを確立させた選手です。
プレーはもう完成されていて、チームに合わせて云々というものでもない。ビダルというキャラクターをチームのなかでどう活かしていくかを監督が考え、その役割をビダルがどう捉えるか。
出場機会を得ればチームに貢献するべく、そして自らがチームに役立つことを示すべく、自分が出来る最大限のプレーで戦ってくれます。

キング・ビダルの特徴を表すデータがあります。
ラ・リーガ公式がツイッターで紹介しているのですが、シュートがわずか5本で5得点という、効率性キングぶり。5得点はチーム内ランキングでMSGトリデンテに次ぐ4番手です。すばらしい。

ボールを奪い取るだけでなく、機を見ては後列からエリア内へと飛び込み、チームにゴールをもたらすことも出来るセントロカンピスタ。いわゆる「バルサ向き選手」ではないですが、異質ゆえに存在感を放ち、独自の役割を担うことを可能とします。

バルサでの役割と得点に関しては、クリスマス休暇のために戻った母国チリにて、アルトゥロ・ビダルは次のように語っています。
「プレーをするかどうかの決断をするのは僕じゃなくて、監督だ。僕は落ち着いているし、ゴールし続けるようにあらゆるチャンスを活かしていくよ。僕はゴールするのが好きなんだ。そしてシーズンの最後には、目標にしているタイトルを掲げることを期待してる」

バルサとしては放出の考えはない

アルトゥロ・ビダルに対しては、カルチョの覇権奪取を狙うインテル・デ・ミラノが関心を示していると伝えられています。可能であれば、冬マーケットでチレーノを引き抜きたい模様。
伊クラブのスポーツディレクター、ジュゼッペ・マロッタ氏は先日「私たちにとって、チャンスを活用するために有用な市場となるだろう」「私たちは上昇を続けたい。そのため、コンペティティブであるための機会は活用していく」と述べています。

しかしバルセロナには、アルトゥロ・ビダルを冬に放出する考えはないようです。

売りたくない理由は、12月23日のMDによると・・・
中盤に彼のような特性の選手がいない(スポーツ面)
アルトゥロのような働きをする選手に2,000万ユーロなどでは安い(経済面)
の両方から。

ビダルのように高い位置でプレッシングを仕掛けつつ、ルーズボールを刈り取り、機会とみればエリア内に侵入して良いシュートを放てるセントロカンピスタを、厳しくなりそうなシーズンの途中に手放すのは得策ではないとバルベルデも強化技術部も考えている。

私たちはキミをチャンピオンズ制覇のための重要な戦力だと信頼している、インテルではもう今季のチャンピオンズは手に入らないよ・・・と説得していくことでしょう。

バルセロナに戻った時、どうなるか見ていくと扉を閉じず

クリスマス休暇のために帰国したチリでは、待ち受けた報道陣に対し、アルトゥロは「バルセロナで満足してる」と語りつつも、どうなるかは「見ていくことになるだろう」と含みを持たせています。

「その件は、別の人(代理人)に任せてあるんだ。僕はそのことで心配していないし、少なくとも今は休日だからね。僕としては自分の仕事をもうしているので、その件を見るのは代理人だよ。僕はバルセロナで満足している。だからトレーニングに戻った時、見ていくことになるだろう

試合への出場数はラ・リーガでここまで14試合、チャンピオンズで5試合と悪くないものの、アトレティコ戦、マドリー戦、ドルトムント戦などビッグマッチでベンチスタートであるのがアルトゥロ・ビダルには不満でしょう。

アラベス戦終了後にはSNSに「決して諦めないというシンプルな事実、それが成功を手にするひとつの方法だ」とメッセージを投稿しているビダル。今回の件はバルベルデへのメッセージで、夏まではバルセロナで戦う考えだと思うのですが、さて。

 

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