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新たな“最適解”、アルトゥロ・ビダルと4-4-2

ポゼッションにこだわらず勝つ術を習得しているバルサ 前線二人を快適にさせる、キングビダルのフィジカル

レオ・メッシの活躍により1-4で快勝した、ベニト・ビジャマリンでのベティス戦。D10Sのハットトリック(特に1-4のゴラッソ)が鮮烈だったことでそちらに話題が集中していますが、この試合はバルサがポゼッションを譲りながら勝ったのも注目すべきポイントです。

ボール保持率は56.1% 対 43.9% で、ベティスに軍配。
しかし最終スコアは1-4でバルセロナの勝利。
4-4-2の守備ブロックを形成し、相手デフェンサに横パスを繰り返させたバルサが、クラックの能力を活かした致死的なカウンターアタックを決めて勝つ。そんな試合運びをやって見せたわけです(パス本数は460と、らしからぬ少なさながら、シュート本数16、決定機は8回)。

アルトゥロ・ビダルのアグレッシブさと運動量を活用した4-4-2。エルネスト・バルベルデがまたひとつの“最適解”を見付けました。

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コウチーニョではなくビダルを選び、機能

ウスマン・デンベレが大腿二頭筋の怪我を再発させた時、これはフィリペ・コウチーニョに再びチャンスが訪れるだろうと予想しました。

しかしラ・リーガでバルサにポゼッションで対抗できる唯一のチーム、キケ・セティエンのベティスとの試合にバルベルデが選んだのはアルトゥロ・ビダルで中盤を増強した4-4-2
セルヒオ・ブスケツ、イバン・ラキティッチ、アルトゥールの3人にビダルのフィジカルが加わることで、相手の狙いを潰しつつ(ベティコの左サイドを封殺)、メッシとスアレスを攻撃に専念させる効果を発揮したのです。

この機能した戦術デザインを、バルベルデがもう使わないとは考えにくい。今後も対戦相手との相性が良いと判断する場合は、採用してくることでしょう。特にデンベレが戦列を離れている間は。

ただしそれは、悩めるコウチーニョのポジション競争相手にキング・ビダルが追加されたことを意味するわけです。クラブ史上最高額の選手をベンチに置き、かつカウンター戦術にかけるバルサはバルサらしくないのですが・・・ 戦術の引き出しが増えたのは確か。

ボールがなくても前のように苦しまない

最近のチームはバルベルデの守備戦術を習得していて、ボールを相手に譲っては自陣で守り、後方からのロングボールでルイス・スアレスジョルディ・アルバラキティッチメッシらが飛び出して行く攻めが板に付いてきています。
試合によってはポゼッションもするし、もしポゼッションできない場合でも以前のようには苦しまない。シーズン序盤にメッシがアルトゥロ・ビダルの獲得について「チャンピオンズで勝つには彼のような選手が必要」と言っていた、それが形になってきました。

持ち場の左サイドのみならず、中央へ、時には右サイドへとベティス戦では12キロメートルも動いたというアルトゥロ・ビダル。ラキティッチと共にクラックのために汗をかける闘士。これから訪れるチャンピオンズの敵地戦では、背番号22が重要な役割を担いそうな雰囲気です。

このニュースのまとめ

  • ・ボール保持率で下回っても(56-44)、決定機と得点数で勝った
  • ・コウチーニョではなくビダルを起用した4-4-2が機能
  • ・守ってカウンターの戦術引き出し

 

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