次への希望が膨らむ逆転勝利。
先発に復帰したアンス・ファティが同点弾、そしてPK獲得。
プレッシングは改善傾向にあり、パスのリズムも光った。
3連勝が求められるカンプノウ3連戦の第1ラウンドに、クーマンチームが勝利した。その中心となってバルサを引っ張ったのは、先発復帰を果たしたアンス・ファティだった。バルサの10番はガヤによる先制点をゴラッソで振り出しに戻すと、メンフィスが仕留めたPKを引き起こすなど逆転に大きく寄与。最後はコウチーニョの11ヶ月ぶりというゴールも生まれ、良い雰囲気でチャンピオンズ・キエフ戦、そしてエル・クラシコへと向かうバルサだ。
試合 覚え書き (雑)
●事故に近いとはいえ、またもや5分と経たずして先制を許す展開にやきもきする序盤。CKからのこぼれ球を、後方から突っ込んできたガヤが豪快に蹴り込んで0-1としている。ちょっぴり油断したかも。幸いだったのは今回のバルサが反発力を示したこと。カンプノウのファンも温かく、反撃するチームを拍手と声援で後押しした。
●得点にはならなかったものの、ジョルディ・アルバのクロスにデストが合わせようとした9分のプレー、あのあたりからバルサのギアは上がっていく(ガビのパスが裏を取った)。両サイドを使えるのは良い。同点弾は新エース・アンスのシュートの巧みさが光った。速い振りと正確な軌道。メンフィスとの連携から、煌めくロスカをゴール右端に蹴り込み1-1としている。元バルサGKシレセンもこれはどうしようもない。
●ガビは常に全力プレー。20分にしてカードをもらい、ラ・リーガではすでに累積3枚(CLでも1枚)となるが、、この寄せの強さはこれまでに欠けていたものではある。だが相手選手にライン間の危険な位置を取られることも時折あり、そういう場面では決定機まで行かれてしまっている。バレンシアが前に出てきたことで、交互にボールを支配し合う展開となった。
●バルサが2-1とする前には、長いボール回しがあった。このテンポでパスを繋げるようになってきたのは明るい兆し。ただ繋ぐだけでなく、ここぞのタイミングで急所をえぐる縦パスが出るのが良く、PKを生んだ場面ではメンフィスの粘りからアルバ、そして中央でフリーのアンスへとワンタッチで回している。これにはガヤも堪らず背後からのタックルでPKに。メンフィスのシュートは激しかった。
●後半は何度か危ない場面があった。バルサはボールを保持し、決定機も作ったが(49分ファティ!)、バレンシアは前に出ることを辞めずゴールにも迫る。53分にはスローインの流れでカルロス・ソレールが正面のライン間でフリー。シュートはポストを叩き、クレは肝を冷やした。57分にはゲデスのシュートをテル・ステーゲンが左腕でセーブ。59分には予定通りにアンスが任務終了となり(コウチーニョ登場)バルサは幾分大人しくなった感があった。
●ダメ押しとなった3-1弾はカウンターながらグループによる崩しでもある。コウチーニョがボールを推進させ、右のメンフィスへとさばき、デストが粘っている間にフリーとなったコウが最後は仕上げ。デストのエストレーモは良いオプションになる。最後はクン・アグエロがバルサデビューも飾り、47317人のクレにとって楽しい観戦となっただろう。
トピックス
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| LaLiga | Jornada 9 | |
| 17 de Octubre 2021 – domingo 21:00 h Camp Nou :47,317 |
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| FC Barcelona | Valencia CF |
| 3 | 1 |
| Goles | |
| Gaya (5) | |
| Ansu Fati (13) | |
| Memphis (41pk) | |
| Coutinho (85) | |
| Titular | |
| Ter Stegen【】 | Cillessen |
| Sergi Roberto【】 | Foulquier |
| Piqué【】 | Paulista |
| Eric【】 | Diakhaby |
| Jordi Alba【】 | Gayà |
| Busquets (c)【】 | Carlos Soler |
| Frenkie【】 | Wass |
| Gavi【】 | Guillamón |
| Dest【】 | Hugo Duro |
| Memphis【】 | Guedes |
| Ansu Fati【】 | Maxi Gómez |
| Cambios | |
| Coutinho【】 |
Marcos Andre |
| Nico【】 |
Cheryshev |
| Mingueza【】 |
Musah |
| Kun Aguero【】 |
Hélder Costa |
| Manu Vallejo |
|
| Entrenadores | |
| Ronald Koeman【】 | Jose Bordalas |
| Arbitro | |
| Gil Manzano (extremeño) | |
| Tarjetas | |
| Gavi (20) | |
| Busquets (32) | |
| Gayà (39) | |
| Foulquier (63) | |
| Maxi Gómez (82) | |
| 名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】 | |
| Estadisticas | ||||||
| 1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
| 2 | 1 | 3 |
Goles |
1 | 0 | 1 |
| 5 | 7 | 12 (5) |
Tiros a puerta |
9 (3) | 4 | 5 |
| 2 | 3 | 5 |
Ocasiones de Gol |
4 | 3 | 1 |
| 5 | 4 | 9 |
Corners |
3 | 1 | 2 |
| 2 | 1 | 3 |
Fueras de juegos |
2 | 1 | 1 |
| 532 |
pases |
342 | ||||
| 60.7% | 60.3% | 60.5% | Posesion del Balon | 39.5% | 39.7% | 39.3% |
| 113 | perdidas de balon | 114 | ||||
| 55 | recuperaciones de balon | 54 | ||||
| 10 | 6 | 16 |
Faltas |
13 | 6 | 7 |
| 2 | 0 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 2 | 1 |
| 0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
| Formación | |
| アラウホ、デンベレ、ブライスウェイト、ぺドリが負傷中。 ネト、リキ・プッチ、デミル、コウチーニョ、ラングレ、ルーク、アグエロ、ミンゲサ、ウンティティ、イニャキ・ペーニャ、ニコ、バルデがベンチスタート。 セルジ・ロベルトが右ラテラルに入る。その前、エストレーモにデストを起用した。左ラテラルにはジョルディ・アルバが復帰。 交代は概ねプラン通りに進んだと思われる。 |
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| Titular | Final |
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2021年10月18日(月)、バレンシア戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。2得点に絡んだアンス・ファティが今回も表紙の主役。
MD「離陸する」

- ■「(彼らは)離陸する」
- → バルサがアンスのリーダーシップのもと、重要な一週間を逆転劇と価値ある3ポイントで始める
- → ゴラッソを決め、メンフィスが得点したPKを強いた背番号10番。そしてコウチーニョが11ヶ月ぶりの得点
- バルサ・ソシオ総会
■全てが中途半端に
5時間の後、ラポルタは最重要議題であるエスパイ・バルサの融資及び規約の改正に関する投票を次の土曜日まで延期
SPORT「逆転!」

- ■逆転!
- → 今季初めてスコアをひっくり返し、元気の出る勝利を手にしたバルサ
- → アンス・ファティは花形だった:チームの一点目を決め、メンフィスが仕留めた二点目のPKを引き起こす
- ■ソシオ総会保留
エスパイ・バルサの投票を前に、ラポルタはソシオたちとの会合を延期した。10月23日(土)、パラウ・サンジョルディにて再開される






コメント
怪物アンスファティはまだ18歳ですが、カンテラにいるアンスファティ以上の逸材と。左利きの怪物快速ラミンヤマル。一対一にめっぽう強く圧倒的なテクニックと決定力とパスセンスを兼ね備えてると評判。彼がトップチームに来る時はアンスファティは22歳。恐ろしい両翼が世界を制覇することを願います。
ガヤの強烈なシュートを受けてため息が出ましたが、流れを奪い返すようなAnsuの一撃… やはり彼は持っている選手なんだなぁと感じました。
個人的にはCoutinhoにゴールが生まれたのも嬉しいことです。 ゴール目の前で受けてのシュートだったとはいえ、負傷で苦しんだ選手が復帰後の1点目を獲るのは今後調子を上げる一歩になると願いたい。
バレンシアはここ数試合低調だったようですし、過度な期待をするのは良くないかもしれませんが、少しずつ精度を上げて継続性のあるチームになって欲しいですね!
ファティゴールがまたもカンプノウを揺らしましたね。
今季のファティの存在感は相当なものです。
またデパイがそれに負けじと、チームに何年もいるベテランのような貫禄で、攻撃を引っ張っています。
アルバも流石の貫禄でした。いるといないとでは全然違いますね。
出番は短かったけど次はクンのゴールに、後はデンベレが右でほしい所。
そこまで選手が戻ってくれば、崩しと決定力は申し分無くなるでしょう。
今日はカンプノウでずっと4バック。
ボルダラスバレンシアは、何か中途半端な感じでしたね。
そこそこハイプレスはしてきましたが、しない時も結構あったり。
危ないシーンも何度かありましたが、テアが大体止めてくれました。
ゲームとしてなかなか面白かった。お互いイマイチなところも含めて。スペイン代表たちが自信を取り戻したように感じて、FIFAウィークもこんなことがあるんだなぁと。アルバが別格の存在感。
これで強豪に勝てるかも!!…とはなかなか言えませんけど、面白いゲームをひとつずつ。
この試合の先発メンバーはカンテラ出身が7人いましたね。
カンテラが多いと嬉しくなります。