直後にはユベントス戦も控えている難しさ
この土曜日(9日)のエスパニョール戦から、バルサのクラブコンペティションが再開します。毎回、この9月のパロン明け試合は苦戦するバルセロナですが、過去10年間のデータを見ると戦績は5勝3分2敗。過去5年では4勝1敗とはいえ、4勝のうち1点差が2つと苦しんでいるのが分かります。チームが熟成しない段階でのトレーニング不足、遠征や代表戦の疲労。このデルビーも楽には勝てないことでしょう。
エルネスト・バルベルデにとって幸いだったのは、レオ・メッシの帰国が通常より1日早く、昨日チームトレーニングに加われたことです。ここ数年は、試合前日にバルセロナに戻り、コンディション不十分でベンチスタート(過去6年では4回)になるケースが多かったですが、明日は先発出場が濃厚。今日からセッションに加わるルイス・スアレスは、大事を取ってユベントス戦に温存される可能性が高そうです。
デンベレにデビューの期待
エスパニョール戦の先発メンバーを考えてみると、前線ではいよいよウスマン・デンベレの登場となるでしょう。フランス人エストレーモは今回代表招集されていませんし、カンプノウのファンは輝ける新戦力を早く見たいと期待に胸を膨らませている。デンベレのバルサデビューは間違いなさそうです。
ルイス・スアレスがユベントス戦へと温存されるなら、システムは前2試合と同じようなレオの偽9番かもしれません。そして両翼にデンベレとデウロフェウのドブレDか(おっとデニスでもドブレD)。
ウスマンがフランスへ呼ばれることなく、今週みっちりバルベルデの指導を受けられたことは、新チームへの適応にプラスとなりました。とはいえまだ1週間なので、連携はまだ望めない。メッシとの初顔合わせも昨日でしたから、バルベルデは最初は手堅くカンテラーノたちに賭けるかもしれません。
イニエスタかパウリーニョか
中盤では、代表招集のなかったセルジ・ロベルトの先発が有力です。ピボーテはなんだかんだでセルヒオ・ブスケツとして、残るもう一人のインテリオールが誰になるかは、予想は難しいです(4-3-3の場合)。
SPORTウェブの投票ではパウリーニョを予想する人が多いのですが(54%。イニエスタが33%、ラキティッチが13%)、南米帰りのパウはスアレスと同じく今日からのトレーニング参加なので、今回の先発はなさそうに思えます。MDはパウリーニョはユーベ戦に温存されると読んでいます。
一方でイニエスタは出来れば火曜日のユベントス戦にベストコンディションとなってほしいですし(代表戦では2試合で161分出場)、イバン・ラキティッチは軽傷で済んだとはいえ左脚の筋肉が万全ではないかもしれない。デニス・スアレスやアンドレ・ゴメスも含め、チングリがどのような起用をするのか楽しみなところです。
予想としましては大穴狙いで、元気なデニスが先発、パウリーニョは後半から。さあどうだ。
コメント
チームが未完成の状態でローテーションを強いられるのはなんとも悩ましいですね。
個人的にはリーガを優先してほしいですが。
セルジ・ロベルトが呼ばれませんでした。
自分としてもこれは予想外でした…
さて、いったい先発はどうなりますでしょうか??