バルサを支える偉大なる黒子
イバン・ラキティッチの経歴や特徴などです。
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フルネーム | Ivan Rakitic’ (イバン・ラキティッチ) |
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ポジション | セントロカンピスタ(インテリオール、ピボーテ) | |
国籍 | クロアチア | |
生年月日 | 1988年3月10日 | |
出生地 | メーリン(スイス) | |
身長 | 184cm | |
体重 | 75kg | |
バルサ入団 | 2014年6月 | |
デビュー戦 | 2014年8月24日、バルサ対エルチェ(リーガ第1節、3-0) | |
前所属クラブ | バーゼル(スイス) 2005-07 シャルケ(ドイツ) 2007-11 セビージャ 2011-14 |
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契約終了年 | 2021年 | |
移籍金 | 1,800万ユーロ+出来高300万ユーロ | |
年俸 | 推定600万ユーロ | |
契約解除金 | 1億2,500万ユーロ |
経歴
澄んだ瞳のテクニシャン。チームのために黒子に徹するセントロカンピスタ。
1988年3月10日、ドイツと国境を接するスイスの町アールガウ州メーリン(ラインフェルデン)に生まれる。
父親はクロアチア出身、母親はボスニア系のクロアチア人。少年時代をスイスで過ごしたラキティッチは、父と兄もまたフットボル選手だったことで自ずとそちらの道へ進み、近隣の都市バーゼルにあるFCバーゼルの下部チームに入団する。7歳のことだった。
16歳になった頃、ラキティッチはその資質に気付いた欧州のビッグクラブから誘いを受けるが、彼と家族はより安定した出場機会を得るべくバーゼル残留を決断。17歳(2005年9月)でトップデビューを果たした。
初年度は2試合のみの出場だったが、翌2006/07シーズンはスイス・スーパーリーグで33試合(11ゴール)、UEFAカップにも9試合出場。2006/07シーズンにはスイスの最優秀若手選手に選ばれている。
主要リーグへの参戦は2007年6月のシャルケ04移籍(500万ユーロ)からだった。
2007/08シーズンのシャルケはクラブ史上初となるチャンピオンズ1/4ファイナル進出を果たすも、このバルサとの対決にラキティッチは足首の負傷で出場できず。復帰後は上々のフォームでチームのリーグ3位獲得に貢献した。
しかし監督が交代した2008/09シーズンは継続した出場機会を得られず、チームも低迷(リーグ8位)。フェリクス・マガト監督が指揮を執った翌2009/10シーズンはラキティッチも復調し、リーグ29試合で7ゴールをあげている(2位)。
シャルケでは2011年までプレーし、2011年1月に冬のマーケットでセビージャへと移った(150万ユーロ)。
アンダルシアではすぐさまチームの主力としての地位を確立。2011/12シーズンはマルセリーノ監督によって、ピボーテとして起用された。
ミチェル監督が率いた2012/13シーズンはなんと、100回のゴールチャンスを作ったそうだ。
セビージャでの最大の活躍はウナイ・エメリ監督となった2013/14だ。
パロップ、ネグレド、ナバスらの退団によってカピタンに就任し、本来のポジションに戻ったラキティッチはゴールとアシストで大貢献。
セビージャが勝利を飾ったヨーロッパリーグ決勝(対ベンフィカ)ではMVPに選ばれる活躍を見せ、試合終了後はダニエル・カリーソとの熱いキスによる祝福が大きな話題となった。
このシーズンは1月にリーガの月間MVPにも輝いたほか、ヨーロッパリーグとLFPのベストイレブンに選出された。
FCバルセロナでもクオリティの高さを示し、中盤選手は特に適応に時間がかかるといわれるバルサ流に即座にフィット。攻守両面において貢献し、MFとしてはデコ以来の成功選手と称賛された。
ルーチョ式バルサにとって欠かせない選手。2015年チャンピオンズ決勝では価値ある先制ゴールを決めた。
エルネスト・バルベルデが監督となった2017/18シーズン以降もその献身的なプレーでチームを支え―2017/18はクラブと代表の両方で常に起用され、71試合出場でシーズン最多出場選手に―、もしラキティッチがいなくなったらどうしようかと不安になるほど。
放出のウワサも絶えないが、本人はバルサ残留で一貫している。
2019/20シーズンの新加入フレンキー・デ・ヨングは、是非ラキティッチをお手本として成長してほしい。
クロアチア代表:U-21まではスイス代表でプレーしていたイバンだったが、フル代表は両親のルーツであるクロアチアのユニフォームを着ることを選択。2007年9月のエストニア戦で、19歳でフル代表デビューしている。
欧州選手権は2008年と2012年にメンバーとなったが、ムンディアルは2014年ブラジル大会が初参加。
2016年のユーロも主力として出場した。
【プレーの特徴】
フィジカルの強さとテクニックを兼ね備えたポリバレントなセントロカンピスタで、視野が非常に広い。チームメイトへとパスを配りながらも、ここというタイミングで2列目からエリア内へと侵入し、ゴールを決めることも出来る。クロアチア代表チームでは守備的ピボーテもこなす。体力もすばらしく、チームのために汗をかく献身的なプレーが際立つ。セットプレーが非常に上手い、フリーキックのスペシャリスト。
【その他情報】
・休日は友人たちとパデルを楽しむ。
・右腕には兄デヤンの名前のタトゥー。
・2013年4月、2年間交際していたラケル・マウリさん(セビジスタ)と結婚。同年7月には娘のアルテアちゃんが生まれた。挙式は2015年6月にセビージャの大聖堂で。SNSにあつあつ写真を投稿すること多数。
・2014/15シーズンのチャンピオンズ優勝の際には、チームメイトたちに仕向けられた丸坊主を回避したが、次にチャンピオンズを獲った時にはカンプノウの真ん中で坊主にすると宣言した。
※2017年3月、バルサとの契約を2021年まで更新(契約解除金は1億2,500万ユーロ)
【獲得タイトル】
- バルサ
- リーガ(2014/15、2015/16、2017/18、2018/19)
- チャンピオンズ(2014/15)
- 国王杯(2014/15、2015/16、2016/17、2017/18)
- スーペルコパ・エスパーニャ(2016、2018)
- ヨーロッパ・スーパーカップ(2015)
- クラブワールドカップ(2015)
- セビージャ
- ヨーロッパリーグ(2013/14)
- シャルケ04
- ドイツカップ(2011)
- 個人賞
- スイス・スーパーリーグ最優秀若手賞(2007)
- ヨーロッパリーグ・ベストイレブン(2013/14)
- ヨーロッパリーグ決勝戦MVP(2013/14)
- LFPベストイレブン(2013/14)
- LFPフェアプレー賞(2013/14)
- チャンピオンズベストチーム(2014/15)