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イニエスタ「かつてないほど勇敢に」

自分たちのプレーをする以外にベルナベウで良い結果は残せない、とドン。

サンチャゴ・ベルナベウでの天王山クラシコまであと3日と迫った木曜(20日)、会見当番としてトレーニング場のプレスルームへと登場したのはドン・アンドレス・イニエスタでありました。彼がこの場で強調したのは、このマドリー戦ではバルサはとことんバルサであらねばならない点です。「かつてないほどに、僕らは“バルサでなければならない”んだ。ボールを保持して、勇敢にプレーして、、、もしそうでなければ、僕らは良くないことになるだろう。ベルナベウは全てが要求されるスタジアムだからね。あそこで物事が上手くいった時は、僕らは勇敢であったし、すべきことを信じられていたんだ。やり残したことがあったと思って帰途についてはダメだ」

最高の試合をして勝つ、それだけを考える

決戦へと向けたチーム状況については、ドンはこう説明しています。「チームの状態は良好だよ。意欲も十分さ。順位争い、相手チーム、それに生み出されるものの全てにおいてこれは重要な試合だ。今週、試合に勝つべく僕らは準備を進めてきた。その後の優勝争いがどうなるのかは分からないけれど、今僕らが唯一考えるべきは試合に勝利し、レースをよりきつくすることだ

そして。「ベルナベウにはいつも、リーガを決め、一歩前進するために行かなければならなかった。今年僕らがもし一歩前進したいなら、求められるのは勝つことだ。そのためにはマドリーは僕らに、事実上完璧な試合を求めてくるだろう。そして僕らは今、それが出来る状態にあると僕は信じている」。ステキです。

気持ちの持ちように関しては、ドンはこうも語っています。「良い試合をして勝つ、それ以外のことは頭の中から追い出す必要がある。今日から日曜まで、その精神でいかないとね。一切の疑問は抱いてはいけないんだ」「この手の試合に臨む際にいつも持っていた自信を、僕らは持たなければいけない。首位から20ポイント離されているわけじゃないし、プレーや結果にどうしようもない差があるわけでもないんだから」

アンドレスはまた、ファンの信頼については「バルサファンが僕らを信じられないなんて話は、僕には考えがたいことだよ。この数年間で僕らが勝ち取ってきたものがあるなら、それはファンが僕らを信じる権利だ。みんなと同じように、僕らにも悪い日があった。でもマドリーが僕らに容易く勝つとは、誰も考えちゃいけない」とコメント。分かっております。そしてきっとやってくれると信頼しております。

モウリーニョがベンチに座っていた過去数年のクラシコでは、しろチームによるアグレッシブの範囲を超えたラフなプレーが試合を汚していました。今年は監督がアンチェロッティに代わったものの、あの粗雑な男は健在です。「マドリーとプレーをする時、彼らが蹴ってくるかどうかや、暴力的なプレーのことは考えないよ。僕が考えるのはリーガの首位チームとの対戦であり、最高の選手たちとの対戦であることだ。僕は自分を超えていきたい。過去の事は過ぎた話さ」

タタにはチームに残ってほしい

去就が毎日のように取り上げられているヘラルド・マルティーノ監督については、「彼には僕らの元に残ってほしい。彼にはそのための十分な能力がある」と改めて支持を表すイニエスタ。彼はそして「僕らは最後まで彼と共にある。ここでは全員がひとつの目標に向かって進んでいるし、監督はチームを導く灯台なんだ」と付け加えています。

ではモチベーションアップ面ではどうか?との問いに対しては、「彼は僕らを毎日やる気にさせているよ。彼は他とは違う監督。その存在や指示の出し方、グループの率い方が彼のモチベーション方法なんだ。チームを導くために監督は必要だけれど、プレーすること、勝つことへのモチベーションはグループや選手各人から出るものだと僕は思う。最終的に僕らは皆、豊富な経験があり、毎年何が求められるのかを知っているしね」との見解を示したドン。

モチベーションに関しては、先日ペップ・グアルディオラがアウディマガジンのインタビューにて、“バルサ退団理由はチームのモチベーションを上げられなくなったから”と述べていましたが、それについて問われた彼はこう答えました。「グアルディオラの発言には特に驚かなかったよ。彼は自分が選手のモチベーションをこれ以上上げられなかったと言ってるのであって、僕らのやる気がなかったとは言ってないからね。僕ら選手がモチベーションに欠けているなんてことはなかった。あの年の僕らはコパで優勝し、リーガを争い、チャンピオンズで準決勝まで行ったんだ。退団云々は彼個人の問題だった」

そして最後、タタさんにとっては今回が初のベルナベウクラシコとなる件に関してには、「ベルナベウでの試合経験はないけれど、彼はアルゼンチンでこの手の情熱的な試合を経験している。あちらでの最初のクラシコが、最高の思い出になることを願ってるよ」とのことです。是非そうなりますように!

 

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