バルサはベルナベウで勝てる、と“神父”さん。
ロナルディーニョ、デコ、エトーといったアクの強い選手たちがいたライカーチームの中で、グループに落ち着きをもたらし、良心的な言動から“神父”とも呼ばれていたエジミルソンさん。この水曜(19日)にラジオ番組Esports COPEに出演した彼は、刻一刻と迫っているベルナベウクラシコやかわいい後輩ネイマールなどについて、思うところを語っています。古巣バルサについては「ここ最近良い試合をしているし、レベルを落としているとはいえ、ベルナベウで勝つことは可能だよ」と、控えめに応援しているのが彼らしいです。
エジさんは続けます。「リーガはかなり厳しくなってるけど、バルサは勝つしかない。いわゆる一つの決勝戦だね。私はバルサの勝利を期待してる。もし勝てなければ、最終的にリーガは失われるだろう」
先発ではなく、後半から起用する
エジミルソンさんといえば、ネイマールが夏にバルセロナへとやって来る際、若きクラックの世話役になると言われていました。実際はどうやらそんな様子ではないのですが、“神父”がネイをとても気にかけているのは間違いありません。「ネイマールはバルサで今、最高の時期とはなっていないね。けれども監督は今年は別のことを優先すべきだろう。チームにはレオ・メッシがいるわけだし、バルサには多くの選択肢があるんだからね。私がもし監督であるなら、彼を守っていくだろう。ネイマールがクラックであることに一切の疑問は抱いてないけれど、彼には時間が必要で、より自信を付けていかなければならない」
そして元セントロカンピスタは言います。「私ならベルナベウでネイマールを先発させないだろうね。先発ではなく、後半から投入するよ。なんにせよ、クレは落ち着いていることだ。この選手にはバルサで成功するための能力がある」
残念なライカールトの監督業引退
エジミルソンはまた、先日監督業からの引退を表明した元ボス、フランク・ライカールトについてもコメントをしています。「悪いニュースだよ。僕と彼はバルセロナで4シーズン一緒にいたし、とても良い時間を過ごしたからね。彼は僕をすごく助けてくれたんだ。彼の考え方や人となりからして、フットボルにとっても大きな損失となるだろう。彼は僕のスポーツのキャリアにおいて非常に重要な人物だった」
「ライカールトはとても謙虚で選手に全てを与え、そして静かで率直な人だった。物事を冷静に扱い、ケンカをすることもなければ、人の上に立つこともなかった。バルサの監督をすることは簡単じゃない。彼は長らくタイトルを獲れなかったチームを率い、5年間耐え、そして歴史的なチャンピオンズを勝ち取った。バルサにとって非常に重要な歴史の1ページを記した人だと思うよ」
コメント