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ティト「メッシ一人では試合に勝てない」

 

FIFAウイルスに負けずに戦ったチームを称える監督。

今回のサラゴサ戦においても、我らのギガクラック・メッシは大活躍。またしてもドブレッテをやってのけ、ティトバルサの勝利に大きく貢献しています。チームで一番お給料をもらっている選手が、それに見合う活躍をまたまたやってのけたわけです。しかしながら相手の監督さんに、勝敗の差ははどちらかにメッシがいたからだと言われては、ティト・ビラノバとしても黙っているわけにはいかない。物事はそう単純な話ではないと、ミスターは反論をしています。

「メッシは確かに決定的な選手ではあるけれど、試合は全選手の働きによって勝利するものだ。どんなビッグチームにも、偉大な選手は必要とされる。けれども守備を始めとして、他の仕事をする選手もまたいなければならない。私たちはメッシの力だけで勝ったわけじゃない。全員の力で勝利したんだ。メッシがいるから勝ってるというのは、物事をあまりに単純化しすぎてるよ」

 

プジョルとピケの復帰

このサラゴサ戦でのビッグニュースの1つが、PPコンビの復活でした。「プジョルとピケが戻ってきたのは大きいね。彼らがいることでマスチェラーノを休ませることも可能となる。これから彼らが怪我をすることなく、継続してプレーしていく必要があるけれどね」

ピケに関しては、ティトはこうも語っています。「(昨年の怪我後)彼はすばらしいプレシーズンを送っていたよ。パス出しなどでのピケのチームへの貢献はとても大きい。けれどもわずか3日間で100%になることは不可能なんだ」

また失点の多さについては、シーズンが進むにつれて減少していくだろう、と示唆。失点がかさんでいる一因として「リアソールの試合(4-5)で大きく増えた」とし、「特にセットプレーからゴールされているのは、ケイタとアビダルの不在が響いている」との見解を述べています。

 

長距離遠征後のハードワーク

試合全般の評価については、引きこもることなく勝負を挑んできたサラゴサに対しては「ただ守ってくるチームが増えている中で、彼らもプレーすることを望み、良いプレーをしていた。私たちにとっては、それはありがたいことだよ」と称えたビラノバ。一方でFIFAウイルスに負けることなく難敵に勝利した自チームを、こう褒めました。「私たちの選手の多くはパナマ遠征から戻ってきたところで、その誰もが時差に耐えているんだ。私たちはそのうえで、チームの行った努力を考慮しなければならない」

そして。「試合を向かえるたびに、私はチームが勝利できると考えているんだ。けれどもここまで11試合で勝ってきたことが、すばらしい結果であることも私は知っている。これはこのチームの意気込みが反映された結果だよ」

 

選手交代などについて

ちなみに監督によると、スペイン代表での長距離遠征の疲れを考慮して、ジョルディ・アルバを交代させようとプランニングしていたそうです。「彼は試合にたくさん出ているからね。けれども彼は、自分は大丈夫だと言う。それで私は、プジョルを交代させることにしたよ。サラゴサはデランテロを交代させていたし、これはプジョルにとって怪我後の初ゲームだったからね」。ビジャを60分頃でベンチに下げたのも、代表での疲れを考えてのことだそうです。

一方で、ここまでのリーガ11試合でずっと先発してきたセスクを、ティトは今週末はベンチスタートとしました。彼を先発から外すのは、心の痛む決断だったとミスターは言っています。「彼を外すのは、私にとっては難しいことなんだ。彼はとてもハイレベルな選手だからね。けれども全員をプレーさせることはできない」

そして出場停止だったブスケツに代わってピボーテとして先発し、上々のパフォーマンスを披露したアレックス・ソングに関しては、「非常に速くチームコンセプトを消化吸収している。中盤の方が快適そうにプレーをしているし、すばらしいプレー内容だった」と高く評価しています。

 

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