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ピケ語る

 

各方面への質問に、誠実に答えているWAKA旦那。

11月15日付のMUNDO DEPORTIVO紙に、ジェラール・ピケのインタビューが掲載されました。今回のパナマ遠征ではデルボスケ監督から招集を受けなかったため、幾つかのメディアに登場することになった、バルセロニスタ人気のセントラル。彼はその前日に地元のラジオ番組にも出演してまして、そちらの分はすでにこのコーナーでも紹介してあるわけですが、せっかくの(?)ワカ旦那のインタビューですので、こちらもちょっと覗いてみましょうか。ラジオ出演での質問とも、案外重なっていませんし。

 

長かった足首の捻挫

MD紙のインタビューはまず、思った以上に回復に時間のかかった、足首の捻挫についての質問から始まっています。怪我の治療中はどんな気分だったのか?それにピケはこう答えました。「スポーツ選手にとっては、怪我をしてる時期は厳しいよ。僕らはプレーをして、チームに参加して、自分が重要だと感じていたいからね。観客席やテレビからチームを見てるのは辛いよ。そして翌朝目覚めてみると、足がまだ痛いんだ。これは精神的にキツイね。でもそれも過ぎたことだし、今に集中しないとね」

自分の怪我についてあまり話したがらないですね、と訊ねられたセントラルは、その理由を説明しています。「別にあまり良い瞬間ではいから、というわけじゃないよ。自分の経験したことは、僕しか知らない。でも外部の人が”すでに良くなった”とか、”良くない”とか、”どうなってる?”とか言うよね。毎朝起きて、床に足を下ろして、少し痛みを感じるのは僕なのに」

そう言うピケに、質問者さんは問います。それもまたファンがあなたを信頼し愛しているからではないですかね?「あらゆる人たちがいるよ。復帰を期待している人やら、何故戻ってこないのか理由を探ってる人や・・・あらゆる人がね。バルサでプレーする時、あらゆるプレッシャーと向き合うことになるんだ。ここでは毎週末、成果を残さなければならない」

 

失点の多さ、プランBについて

そしてテーマはチームのこと、具体的にはシーズン序盤の失点の多さへと移っていきます。チームの守備が弱くなっているという感覚はあるか?そう問われたピケはこう答えました。「感覚じゃなくて、統計の問題だよ。チームの失点が増えてることは結果に出ていて、僕たちはそれを分析しなければならない。失点のなかには改善していくべきものもあるし、ブスケツのハンドのように、ワザとじゃなくてもペナルティになって、最後は失点となったものもある。僕は守備に改善が必要だと思うよ。でも同時に僕らは得点もたくさんしていて、より攻撃的になってるんだ。この世界では全てを手に入れることはできない。より多くのゴールを決めたいなら、失点のリスクも増えるんだ」

最近議論されているプランBに関しては、チームがパワープレーを使用とした時、ピケが前線に居座りデランテロのようにするのも一種のプランBでしょう。しかし彼の意見もティト・ビラノバと同じで、「プランAのバリエーション」。「呼び方はどうだって好くて、多くのバリエーションを持った一つのオリジナルプラン」だということです。

 

モウリーニョ、ぺぺ、バロンデオロ

話題は飛びまして、白組のポルトガル人監督についてです。このところ彼は、自分たちのクラブのBチームの監督を批判したりと、内輪でごちゃごちゃとやっています。バルセロニスタとしましてはそれは大変結構なことなのですが、ピケは少し前、その背景にあるのは”打っても打っても響かないバルサ”にあるのではないか?と言っていました。「僕はそう感じるんだ。彼のことは個人的には知らないけれど、彼の振る舞いや行動からすれば、そうじゃないかなと。ティトは会見で普通のことしか言わない。意見は言うけど悪意はないし、なにか意味を含ませようともしない。それでモウはバルセロナからはなんの返事もないと分かって、カサに(騒動を)探してるんだと思う。僕らは僕らのことに集中するだけだよ」

一方、レバンテ戦でまた騒動の主役となっているぺぺを”プロとしてどう思う?”と訊ねられたピケは、「なにが起こったのかは知らないし、係わりたくもない」とコメントを拒否。しかし完全拒否としないのも彼の良いところといいますか、「何年もプレーをしていれば1度や2度はなにかあるけど、そんなに何度もはありえない」とか、「いつも渦中の人物がいる」とか、「あまりに問題を起こす人間には、なにか処置が必要じゃないか」とかは語っています。

またマドリー関連では、クリスティアノが”オレならバロンデオロは自分に投票する”と言って各方面にネタを提供しましたが、あなたはどう?と訊かれたピケは「しないよ。僕は自分がベストだとは思ってないもの」と回答。もし投票権があるなら、誰に票を入れるかという問いには「僕はレオの絶対的なファンなんだ。14歳で出会ってから、彼は僕の心を奪っているし、彼以上の選手はひとりも見たことがない」と全面的にメッシ推しをしています。

マドリー絡みの話題をもう一つ。今シーズンはここまで、白組に有利なペナルティは5回あり、不利なのは0回となっています。これがバルサだと、有利1回、不利2回となる。これは偶然か否か?”去年も同様だったので怪しい!”と外野のファンなら言ってしまいそうですが、ピケの答えは次のようなものでした。「偶然だよ。それはメディアの人たちが分析し、評価することさ。僕らはピッチで勝利を目指し、判定が影響をしないようなゲームをしようとしている。審判が間違いを犯しても、点差をつけて勝っていれば相手を上回っていられるしね。バルサはそうやって勝たなければならないんだ」

 

スペインの情勢、そして我が子

インタビューも終盤に入り、テーマはフットボル外へと移っていきます。そのひとつが、経済危機の真っ只中にあるスペインで、住居の立ち退きを迫られた人たちが自殺するケースが増えている件についてでした。これについてはピケは、「他の選手たちはどうか知らないけれど、僕はツイッターで複数のジャーナリストやメディアをフォローしてるから知ってるよ。スペインがどういう状況にあるか僕らは知ってるし、人々の生活をほんの少しでも幸せにするのが僕らの仕事だ」とコメント。

カタルーニャで独立運動が強まっている件に関しては、「スタジアムでも17分になれば(独立の)チャントがあるし、(中略)民主主義だから全員に感じていることを表現し、意見する権利がある。そして11月25日の州議会選挙では、みんなが意思を示すべきなんだ」と語っています。

そして最後は恋人シャキーラの妊娠について。ピケさん、彼女の具合はどうですか?「すごく好いね。予定日まではあと2、3ヶ月あるし、生まれるべき時に生まれてくるよ。僕は落ち着いてる。最近は(メッシの息子)チアゴ誕生のニュースもあったし、ここカン・バルサ(バルサ一家)はベビーラッシュで僕も嬉しいよ。オムツ替え?練習はしてない。その時になったらするよ」

 

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