罰金制度が復活と。
鬼教官ルイス・エンリケの監視下、ピッチでは選手たちがハードに汗を流していると伝え聞くこのプレシーズン。もしアトレティコから移籍した選手がいれば、シメオネ教官のしごきとどっちがキツイかを訊ねてみたいところですが、ここ最近に比べバルサのトレーニングの激しさが数段階上昇したのは間違いありません。しかし、ルーチョが厳しさを求めているのはピッチだけでなく、ロッカールームにおいてもそうだと説明するのが1日のSPORT紙。どうやら幾つかの修正を加えながら、ペップ・グアルディオラ時代の規則が復活したようであります。
監督のチーム管理方法には幾つかのタイプがあり、昨シーズンのタタ・マルティーノは選手の自主性に委ねる主義の人でした。一方でルイス・エンリケはペップの流れを汲み、ロッカールームに規則を掲げるタイプ。ライカー→ペップ→ティト&タタ→エンリケと、ほぼ交互に両者が入れ替わっているバルサです。
SPORT紙による、“エンリケの十戒”は以下になります。
一つ、選手は練習開始1時間前には出勤すべし
二つ、食事中にアルコールを飲むことは絶対禁止
三つ、試合前の48時間を切れば、夜0時には帰宅すべし
四つ、非常に重大な規律違反行為は、クラブ追放もある
五つ、選手の発言は常に敬意を失うべからず
六つ、1,000ユーロから6,000ユーロまで罰金を導入する
七つ、選手は遠征時やクラブでの行事においては公式服を着用のこと
八つ、SNSのコンテンツに責任を持つこと
九つ、バイク、アルペンスキー、ダイビングなどリスクのあるスポーツの禁止
十、集められた罰金は慈善団体に寄付する
罰金の対象となる規律違反行為は、例えば軽いものでは遅刻、重いものは正当な理由なしのトレーニング放棄などですが、最悪の場合はクラブ追放というのが目を引きます。噛み付きは、、、規律違反ではなく暴力行為ですか^^;
全体としては、ペップ時代よりも厳しい印象でしょうか。試合の二日前になれば、夜0時までには帰宅せよ、などもありますが、なんでもペップは監督初年度、夜遊びが疑われる選手には自宅に電話をすることも試みていたとか。今のチームでは、狙われるのは若い衆でしょうか。実際にこの内部規律が存在するのかは不明ですので、近いうちの監督会見などで質問がなされることでしょう。
もちろん、目標は違反者ゼロの罰金ゼロ。ああ1ユーロも募金できません、慈善団体の皆さんスミマセン、代わりに監督のポケットマネーで少しですが、、、となればすばらしいですね^^
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