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この調子で最後まで!

ティトの命日に快勝。

FCバルセロナがデルビー・バルセロネスを0-2で制し、また一歩リーガ優勝へと歩みを進めました。バルセロナはもう何年間もコルネジャでエスパニョールに負けていないということでしたが、今回のペリコさんからは迫力や怖さが感じられず。特に前半のルーチョチームのポゼッションは圧倒的で、メディア情報によればなんと80%以上のボール支配率を示していたそうです。ティト・ビラノバがこの世を去ってからちょうど1年という日に、デルビーでいかにもバルサらしいプレーが見られたのは、それが偶然であっても示唆的なものを感じて心が熱くなります。後半にマテウ・ラオス主審が変に目立ち始めるまでは、とても良い試合でした。

チームパフォーマンス再浮上

チャンピオンズ準決勝でペップ・グアルディオラ率いるバイエルン・ミュンヘンと対決することになった今、バルセロニスタとして心強いのはPSG戦、それにこのエスパニョール戦とチームの連携とパフォーマンスが高まってきている点です。火曜日のパリチームとの試合では、敵地での先勝が効いていたとはいえども相手にほぼ何もさせずに30分少々で2点を奪って、後半はローテーション。この土曜日のペリコ戦でもトリデンテのパンチ力が炸裂したほか、プレッシングやパスにリズムがあり、ラオス主審がジョルディ・アルバを退場させていなければもっと長く良いフットボルを楽しめたのではないか、と思えるだけにあのジャッジは残念でした(変にカッカしたアルバも良くないけれど)。

数週間前のバルサであれば、結果は出ているけれども内容はさっぱり、という試合が多く、このチームが勝ち進んでいくにはとにかくトリデンテの決定力に願いを託す、てな感じでしたが、PSG、エスパニョールとの試合を見たところではルーチョチームは決して前線3人の個人技頼みではなく、集団として勝負できるチームになっていると感じます。この2試合は中盤でアンドレス・イニエスタが光っているのが大きいです。ドンとチームのこの調子があと1ヶ月少し続きますように!さらに上がりますように!

ルーチョバルサはこれで、終盤の大きな山場だった“トゥールマレ”を上々の結果で終えました(セビージャ戦で追いつかれなければ完璧だった)。次はこの“トゥールマレ”がマドリーのところへ行きますから、バルサにとって良い結果が訪れるよう期待しましょう。リーガはこれで残すところあと5試合。ひと山越えた、とホッとしそうですが火曜日のヘタフェ戦でも気を抜くことなく必勝であります。苦手だった16時開始の試合も、しつこく繰り返されたことで慣れてきましたかね。

ルイス・エンリケ 「今季ベストの前半だった」

ルイス・エンリケはスコア以上に快勝だったデルビー後の記者会見で、チームのプレーを次のように称えました。「全ての要素(ファクター)を支配するという点に関しては、今季ベストの前半だったよ。私たちは敵陣でボールを保持し、パスを回し、ゴールチャンスを作り出すためのスペースを探していた。もし自分たちが良いプレーをしたなら、勝てる可能性はより高まることを私たちは知っている

そしてハーフタイム後はジョルディ・アルバが退場となったことで状況は変化しましたが、監督は「退場者が出たことで迷いが生まれかねなかったけれど、そうはならなかった。後半も私たちは良かったよ。エスパニョールにほとんど選択肢(可能性)を与えなかった」とコメント。自らのチームが問題なく試合を終えたことを評価しています。

バルサはこれにて“トゥールマレ”を終了。最後の峠と言われたエスパニョールがタイトル獲得に向けた最後の障害だったか?と訊ねられると、ルイス・エンリケは慎重さを崩すことなくこう答えています。「感覚は重要ではない。ここは勝点と結果がものをいう世界だからね。ポジティブな感覚は良いことだけれど、きわめて重要な試合はまだ5つ残されている

今後のカレンダーについても、ミスターの論調は同じでした。「先見的に(思い込みとして)カレンダーは手頃だとかそうでないとか言われるけれど、それは実際に証明しなければならないからね。また一つ試合が終わり、私たちは今も自分たち次第であり続けているとはいえ、これからの5試合にもそれぞれの難しさがあるだろう。選手たちが集中を切らすことへの心配はしていない。どんな相手であろうと勝つことの重要性を、プロ選手たちはまず真っ先に分かっているさ

ジョルディ・アルバの退場について

PSG戦に続いて良いパフォーマンスを見せたイニエスタに関しては、「ベストバージョンのイニエスタを、私は最初の試合から見てるよ。時々彼は、別銀河の選手のような貢献をしてくれるけれど、シーズンを通して彼のレベルは高かった」とコメント。ジョルディ・アルバが退場になった件については、「彼には“いつも自分だ”と審判に言った、との説明を受けている。もしそれが恐怖映画のタイトルでないのなら、それが彼が罰せられた理由だとは思えないよ。(審判の)報告書を見ないとね」とのことです。おお、よく解からないルーチョ風言い回し^^

 

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