休日を利用しイタリアのドクターを訪れたメッシの話題に、アルベスの契約延長話を添えて。
ルイス・エンリケがチームに休日を与えたこの木曜日。カタルーニャはちょうどサン・ジョルディの日ということもあり、選手たちは思い思いの休日を満喫しています。イニエスタはテニス観戦、ラキティッチは海辺を散策、ルイス・エンリケもウンスエと連れ立って自転車でのお出かけなどなど。そのなかでもやはり、一番のニュースとなっているのがイタリアを訪れているレオ・メッシでして、大スターはいつも大変だなと改めて思うところです。もっともメッシ自身、特に隠れようともしていないみたいですけれど。
今季からお世話になっている栄養のプロ医師
イタリアのガゼッタ・デッロ・スポルト紙によりますと、レオ・メッシは今回、父親のホルヘさん、兄のロドリゴさん、それに名前は非公表ながら、ある選手と連れ立ってイタリアを訪れています。ビジャレアルのルシアノ・ビエットも同伴していたとの目撃情報もあるようです。
メッシ一行が訪れたのはサチーレという小さな町で、場所はベネチアの近く。人口は2万人弱となってます。その目的はすでに幾つかのメディアで紹介されていますが、この町に住むジウリアーノ・ポセル医師の元を訪れるためだそうで、今シーズン最初から栄養面での管理を受けているドクターに、シーズンの重要局面を迎えるにあたっての食事の相談、あるいは確認をするためと言われています。
3月20日の当バルサニュースで話しに出ていた、イタリアの栄養士さんというのがこのポセル医師だったわけです。このドクターの指導に従ってメッシは栄養面での管理を見直し、3キログラムの減量に成功したとともに筋肉系の怪我も回避しています。しばしばニュースになっていた試合中の嘔吐も最近は見られていない。ここまでレオはルーチョにローテーションされることなく47試合に出場して46得点。これは彼の体調管理の賜物といえましょう。
アルベスが一番の友だとメッシ
さてそのレオ・メッシですが、FourFourTwo誌のインタビューの中で、ロッカールーム内で一番親しい友人はダニ・アルベスだと明かしてこちらも話題となっています。アルベスはバルサが三冠を達成した2008/09シーズンの入団で、そこから7年の付き合い。右サイドで絶妙の連係を見せている彼らですが、私生活でもそれほど仲が良いとは少し意外でした。メッシのSNSに登場するのは大抵、ホセ・マヌエル・ピンとかマスチェラーノでしたから。クラックは言います。
「バルサのロッカールームではみんなと仲がいいけれど、僕はいつもダニの近くにいたよ。彼がバルサにやってきてから、僕らはピッチの右サイドを分け合っていたからね。僕らはピッチの中でも外でも、たくさんの時間を過ごした。そして日に日に強い友情を持つようになっていったんだ。それが試合でも大いに助けてくれているよ」
メッシのこの発言は、現在バルサとの契約交渉中であるダニ・アルベスへの“援護射撃”か、と言われています。この木曜日にはエリック・アビダルもまた「僕が会長なら、すぐにダニと契約を延長する」とコメントしていますし、お調子者ながらもチームメイトたちの信頼を勝ち得ているアルベスの人望といいますか、奥深さに関心をするところです。
アルベスとの契約延長間近か
そして幸いなことに、バルサとダニ・アルベスの契約交渉は順調に進んでいる模様です。SPORT紙によりますと、クラブはダニとの契約延長が現状での最良の選択肢であると結論。遅まきながらもアルベスの残留に向けアクセルを踏み込んでいくそうです。カギとなっている契約年数は、条件なしの2年+出場試合数に応じた1年延長オプションをバルサはOKとしているということで、事実であれば問題なく合意に達するんじゃないでしょうか。1+1+1年との話もあるようですが、1年目の延長条件が非常に少ない試合数ということで、双方にとって納得の内容になるみたいです。
ダニ・アルベスの契約交渉に関しては、彼の代理人であるディノラ・サンタアナさんが記者会見を開くなど大きな騒ぎとなりましたが、なんとか良い着地点が見付かりそうで、とりあえずひと安心です。クラブは例の会見については当然ながら不愉快に思っていまして、進行中の交渉については水面下に潜ませていくよう、代理人に求めているらしく。近々明らかになるであろう良いニュースを期待していたいと思います。親友メッシとアルベスがズバッと良い連係を見せて好ゴールを祝い合うシーンがあれば、ああそろそろ朗報がくるかな、という感じで^^ PSG戦の好パフォーマンスも交渉が上手くいってる表れですかね。
ちなみにメッシはFourFourTwo誌のインタビューのなかで試合への臨み方について、こんなふうに説明しています。「トレーニングの準備をするのと同じような感じだよ。特別なルーティンははなくて、ただ試合の身支度をすることに専念してるんだ。僕はロッカールーム内を叫びながら動き回るタイプの選手じゃないし、静かに考え事をするほうが好きでね、試合で起こりうる状況について考えたりしてるよ」
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