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ネイマール「メッシの心遣いを僕は決して忘れないだろう」

偉大なる先輩の配慮に感謝していると若きエース。

FCバルセロナがバイエルン・ミュンヘンを3-0で下した水曜日のゲームで、非常に印象的だったのは後半アディショナルタイムにネイマールの3点目が決まった後、ピッチに転がり抱き合って喜び合っていたメッシとネイマールの姿でした。数年前にブラジルの若きデランテロがバルサに入団する際、クライフ御大は“鶏小屋に2羽の雄鶏は要らない”と語ったりもしていましたが、このカンプノウの雄鶏たちの仲の良さはクレを夢心地にさせるほどに最高。さらには3羽めの雄鶏スアレスもまた相性抜群なわけですから、よくもまあこれだけの3人が揃ったものです。

メッシからは日々多くを学び中

これはやはり、大将であるところのレオ・メッシの人柄の良さが重要なのでしょうが、ネイマールが彼を慕っているのも大きい。ドイツチームへの勝利から一夜明けた木曜、世界最大のオンラインポーカーサイトというPokerStarsの新イメージキャラクターに就任したネイマールがそのプレゼンテーション会見に出席し、メッシとの関係やチームン状態などについてコメントをしています。

ちなみにPokerStarsには日本語もありまして(こちら)、アクセスするとラファエル・ナダルさんがどーんと登場。いずれここにネイマールが出てくるのでしょうか。

この記者会見でネイマールは、先週末のコルドバ戦にてレオ・メッシから譲られたペナルティキックについて次のように語っています。「あの気配りを僕は決して忘れたりはしないだろう。だってレオは世界最高の選手だし、あの試合ではハットトリックも達成できたのに僕にペナルティを譲ったんだ。もう言葉もないよ。ただただ彼には感謝をしてるし、フットボルに関してだけじゃなく多くのことを彼からは毎日学んでいる」

だんだんと近づく三冠

バイエルン・ミュンヘンとのチャンピオンズ準決勝対決では、試合終了直前のネイマールの3点目の持つ意味は非常に大きい。ドイツ王者の逆転勝利への希望をかなり萎えさせる1点となりました。しかし監督やチームメイトたちと同様に、ネイもまた気を緩める様子はありません。「フットボルを好きな人たち、それになによりバルサファンにとってファンタスティックな試合だったよね。でも夢の決勝へとたどり着くまでにはまだあと90分が残されている。アリアンツ・アレナはすごく難しいスタジアムだから、僕らは冷静さと謙虚さを持っていないといけないんだ

さらにその先にあるトリプレーテについては、「それがシーズン開幕当初からの僕らの目標だし、だんだんそれに近づいていってるね。リーガではかなり重要な試合が週末に待っている。失敗は出来ないし最後まで戦わなければならない」と、謙虚さを保ちながらも胸の中の期待感の大きさを感じさせるコメント。「どこがチャンピオンズを制するのか知らないけれど、バルサが優勝を目指して全力を尽くすことは知ってるよ。決勝進出のために戦っている4チームはどこもハイレベルだ」と述べています。

三冠達成のためには彼らトリデンテの活躍が不可欠になりますが、この3トップをポーカーに例えると?と訊ねられたネイは笑顔で「3エース」と回答して曰く、「僕らは誰よりもベストなんかじゃないさ。僕らは単に、自分たちのフットボルをして歴史を作り、チームメイトを手助けしようとしているだけなんだ」。なかなかかっこ良く言います。

ポーカー大好き

この会見の主題であるポーカーについては、「フットボルの試合と同じようにアドレナリンが出るし、フットボルのようにいつアグレッシブにいくのか、慎重にいくべきなのかを知らないといけない」と語ったバルサの11番は、今ではすっかりこのゲームの虜になっていると明かします。「ムンディアル期間中の合宿でポーカーの遊び方を教わって、今ではすっかりハマってるよ。今ではほとんど毎日友人たちとプレーしてるけど、ポーカーテーブルの上では全員が同等で、ほとんど差はないね」。実際、彼のバルセロナの自宅にはポーカー用のテーブルがあり(インスタグラムなどでも写っている)、飼っているワンコの名前も“ポーカー”だそうです。

さらにネイマールはペナルティキックを引き合いに出し、「どちらも胃のあたりがくすぐったくなると思う。僕はペナルティを蹴ることにはかなり慣れているけど、ポーカーはただの初心者だよ」と楽しく説明。ポーカー大会への出場に関しては「いつか出て運を試してみたいけれど、日程的に可能かどうか分からない」とのことですが、大丈夫、ポーカー大好き男のジェラール・ピケ先生にノウハウを訊ねれば完璧に教えてくれるでしょう。きっと一緒に出ようぜと誘われるんじゃないですかね^^