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キケ・セティエン、ゴメスを高く評価

ブスケツの負担を減らす役割を担っていると。

先週末バルサが5-0で圧勝したUDラス・パルマスは、バルセロナとよく似たプレー哲学を持つチームです。どちらのチームも、基本とするのはボールポゼッション。彼らもまたボールを保持することでリズムを作り、相手を脅かし、魅力的なフットボルでリーガを盛り上げています。その攻撃的チームを率いるのは、「クルイフのバルサを見て私の世界が開いた」(AS)というキケ・セティエン監督。カンプノウではルーチョチームの完勝となりましたが、後半戦のグラン・カナリアでの試合では、逆にバルサが相当苦しられることでしょう。昨季は主導権を握られ、トリデンテパワーでどうにか勝ったバルサでした。

ゴメスは中盤の理想的な補完役

そのキケ・セティエン監督は、バルサとの試合に臨む14日(土)のAS紙のインタビューにて、好きな選手は「20分間だけ、2アクションだけ目立つ選手ではなく、38試合 90分間 貢献する選手。確実性のある選手が好きなんだ。私にとっての模範はブスケツモドリッチ」と述べていました。ポゼッションを支えるのは、やはり中盤。セティエンさんはそして、昨日出演したCadena SERバルセロナの番組 Qué t’hi jugues? では、ブスケツだけでなくアンドレ・ゴメスの役割と貢献を非常に高く評価しています。

「私としては、ネイマールイニエスタに出場してほしかったよ。彼らはものすごく偉大な選手だけれど、アンドレ・ゴメスアルダほどのフィジカルの耐久性はないからね。彼らは守備での役割をとてもよく引き受けていた」

アンドレ・ゴメスには毎日驚かされているんだ。バレンシアでプレーしていた気落ちした選手と、バルサのアンドレ・ゴメスの間には非常に大きな差がある。おそらく彼にはイニエスタのクオリティはないけれど、バルサの大きな戦力となれる選手だ。高い資質のある選手には、一般的には少し走り、少しアグレッシブな選手を組み合わすんだが… アンドレ・ゴメスは他のセントロカンピスタたちにとっての、理想的な補完役となれる。アンドレ・ゴメスのプレーがどのように見えるかを、ブスケツに訊ねてみるといいさ。今のブスケツはボールをカバーするために、30-40メートルのスプリントをしなければならない。このリズムでは、彼がどれだけ持ち堪えられるのか私には分からないね。ブスケツの献身は模範的だ。そしてブスケツアンドレ・ゴメスが隣にいることを非常に望んでいるよ。彼を助け、カバーし、スペースを閉じる人間をね」

イバン・ラキティッチも褒めてあげて^^;

バルサのプレッシング

キケ・セティエン監督はまた、バルサのフットボルはマドリーやアトレティコよりも上だとの見解を示しています。「この3ヶ月間、私たちからポゼッションを奪ったチームは存在していなかったんだ。マドリーやアトレティコと戦った時も、私たちは連続で15-20回パスをつなぐことが出来ていた。しかしバルサが私たちに対して行ったプレッシングは、誰も私たちに行ったことのないものだった。バルサと他のチームの間には差がある、それが現実だよ。私たちは(ポゼッションを)やろうとした。しかし出来なかった」

そのようにお褒めいただければ、大変光栄です。ラス・パルマス戦でのルーチョチームの勝因のひとつは、ボールを持たない時のプレッシングを上手く機能させたことにありました。得点数が目立ちますが、守備面でも満足のいく試合でした。

バルサらしくないと批判を受けるルイス・エンリケのフットボルですが、セティエンさんはバルサスタイルに変化はないと見ています。「バルサのプレーアイディアは同じだよ。色々とニュアンスの違いはあるにせよね。アイディアに違いを出すのは選手たちで、このプレーは彼らのものだ。彼らに対し、多くの説明は必要ない。必要なのはバラバラにプレーするよりは全員が一つになる方が良いと確信させることだよ。最大の象徴はレオ・メッシ。彼はより間違いの少ないフットボリスタだ」

メッシは別格

そのメッシについては、セティエン監督はもちろん大絶賛です。「彼は止めようがないね。だからこそ彼はベストで、それを日曜ごとに示している。クリスティアノが悪い選手だと言ってるんじゃないよ。彼はフットボルの歴史のなかに、偉大なレマタドール(フィニッシャー)として名を残すだろう。けれどもメッシはフットボルやパウサを理解し、守備バランスを崩し、ゴールとアシストで試合を解決する選手たちの1人だ」

ちなみにセティエンさんはASのインタビューではレオCR7に差を付けていないんですが、バルセロナのメディアには本心が出ましたようで。彼はこうも語っています。「メッシがしていることを、私はクライフにも、ロナウジーニョにも、マラドーナにも誰にも見たことがないメッシはそれを毎日しているんだからね。トレーニングでも彼を見れることは喜びとされなければならない。他の選手がごくごくたまにするようなことを、彼は毎日しているんだ」

最後になりますが、キケ・セティエンさんはバルサ初得点で主役となったアレイシについても賛辞を送りました。「アレイシ・ビダルにも驚いたよ。彼はすばらしい試合をしていた。マスチェラーノウンティティらと一緒になった中盤で、私たちはひと息入れることが出来なかった。私たちは彼らに、数多くのボールを奪い取られた」今さら新選手を獲得してもアレイシ以上になる確証なんてありませんし、最低半年、彼に賭けて良いんじゃないですかね。

 

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