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ネルソン・セメド「チームは大きな家族のよう」

バルサで全タイトルを勝ち取りたい、と野心を燃やす若きラテラル。

バルセロナと契約を結んだ喜びに胸を弾ませ、バケーションを返上してチームのUSAツアーに参加しているネルソン・セメド。これから大きな目標や夢に向かって挑戦していこうという若者の姿は、見ていてこちらも元気になります。全てを勝ち取りたいという彼の野心と意欲は、経験豊富なクラックたちにとっても良い刺激となることでしょう。

同じポゼッションでもバルサは違う

そんなネルシーニョ(以前はそう呼ばれていた)が2日ほど前、SPORTのインタビューを受けキラキラした思いを語っています。たとえば“メッシネイマールと同じチームにいることは、これまでとは違うか?”との質問に対する答えはこうです。「彼らは別の惑星の選手たちだよ。トレーニングでも恐怖を与えるんだ。これは一つの夢さ。選手なら誰でもバルセロナのようなチームでプレーすることを夢見るものだし、僕だって例外じゃない

ベンフィカも欧州の強豪ですが、バルサのトレーニングはやはり違うとラテラルは言います。「ロンドでは、時々は中に入ることになるけれど良い感じだよ。でもベンフィカとはたしかに違いを感じる。それも多くのことでね。たとえばボールのポゼッションやスピード。ベンフィカでもポゼッションには気を配っていたけど、バルサでのやり方や動く速さは信じられないものがあるんだ」

バルセロナの右ラテラル

バルサでの初めての試合となったユベントス戦では、チームはかなり高い最終ラインを取っていました。それには苦労したか。セメドの答えはこうです。「ポルトガルではベンフィカもビッグチームの一つで、いつもボールを保持しようとしている。だから僕は前線にプレッシングをかけることには慣れているんだ。それに僕は積極的に攻撃エリアまで加わっていく選手だからね」

「そう、僕はスピードのある選手だから、戻りが速いのはまあ普通のことだよ。でも僕が言いたいのは、自分がまず第一にデフェンサだと分かっている、ってことさ。まずそこをコントロールする必要があって、その次にもし可能であれば、攻撃だ」

バルサとベンフィカのラテラルの役割の違いもセメドはこれから学んでいかねば成りません。「それは僕が出くわすであろう大きな違いだよね。ベンフィカではいつもゴールラインを目指して行って、エリアへとクロスを入れては誰かが現れるのを見る感じだったけど、バルセロナではそれは機能しない。ここではどこに全ての選手がいるのかを見て、縦パス、あるいは引いたパスを出すよね」

右サイドが機能するカギとなるレオ・メッシとの連携については、「僕らは理解し合えるだろう」「時間の問題、それだけさ」と語るネルシーニョ。ではラテラルの手本は誰かと訊ねられると、彼はこう言っています。

アルベスは参考にしている選手の一人だよ。今はアレイシ・ビダルもだね。チームメイトの彼から僕は可能なかぎり学ぼうとしているんだ。僕はかなり攻撃的だから、多くの人は僕がアルベスと似ていると言うよね。元々セントロカンピスタだったことで、僕は攻撃が好き。でも選手はみんなそれぞれ違ってるよ」

まず優先するのはチームの成功

バルサで目標としているものはなにか。ネルソン・セメドはチームの成功こそが優先されるべきだと語りました。「いつだってまず最初に来るのはグループとしての目標、タイトル獲得だよ。僕はあらゆるタイトルを手に入れたいんだ。個人レベルでは、楽しみ、そしてチームメイトたちや監督から学んでいくこと。もちろんプレーはしたいよ。でも重要なのはチームのことだ」

ここバルサでは、全てを勝ち取るという野心を持っていないといけないし、僕らは全てのコンペティションで優勝するためにプレーするチームだからね。すでに言ったように、自分のチームがチャンピオンズを制覇する手助けをすることもまた僕の夢なんだ」

そして「トレーニングでは監督が求めることをしっかり消化吸収していると思うし、チームメイトやチームスタッフたちの手助けがあることで、僕の適応は早いだろう」というセメド。彼は「アンドレ・ゴメスからはすごく団結したチームで、まるで大きな家族のようだと聞いていたけど、そのとおりだった」とロッカールームの特徴として一体感をあげていまして、兄貴分たちにかわいがられながら充実した日々を送っているんだろうなと想像するところです。ちなみに一番の仲良しは、「ポルトガル語を話すマルロンネイマール、それにアレニャ」だそうです。

 

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