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セメドのバルサ愛「どこにも契約解除金を払ってほしくない」

右ラテラルのレギュラーの座を勝ち取ろうとしている新人

一部の人々にとっては、エクトル・ベジェリンのプランBとしてFCバルセロナ選手となったネルソン・セメド。しかし入団から1ヶ月半が経過した今、彼との契約が失敗だったと考えるクレはいないでしょう。入団時はあまりクローズアップされませんでしたが、バルサへの思いも強く、「ここで引退したい」と宣言するほどで。目標とするダニ・アルベスに追い付き追い越し、クラブの歴史になることをこちらも期待です。

目指すのはアルベス

ネルソン・セメドといえば、コンフェデレーションズカップが終わってすぐにバルセロナのUSAツアーに参加し(夏休み短縮)、バルベルデやバルサに早く適応しようとしたことが思い出されます。その努力は思いの外早く実を結び、ベティスとのリーガ開幕戦で先発するとファンの高評価を獲得。エスパニョールとのデルビ、続くユベントス戦でも安定したプレーを披露し、右ラテラルのポジション競争を大きくリードした印象です。

そのセメドはユベントス戦の終了後、報道陣に向かって次のように語っています。

いつもベストを尽くそうとしているんだ。ミスターは僕を信頼してくれたし、チームを手助けしながら、最高の方法でその信頼に応えていきたい」

「毎日向上するようトライしている。学ばなきゃならないことはたくさんあるけど、以前にも言ったように、僕はダニ・アルベスのようになりたいんだ。彼の系譜を継いで、彼のレベルに到達したい。今のところ、バルセロナに貢献できて幸せだよ」

「バルサにきて、一番僕の目を引いたのはボールの触り方、選手たちの資質の高さだった」「トレーニングでは苦しみつつも楽しんでるよ。ボールがめまぐるしい速さで回っていくんだ。バルサに入るのは難しいけど、そこからは楽しもうとしていける」

バルサで歴史を作りたい

そしてセメドは数日前、母国ポルトガルのRecord紙のインタビューのなかで、こんなふうにもコメントをしています。「どこのチームにも、僕の契約解除金を払ってほしくないよ。(バルサと)契約を更新したいし、ここでキャリアを終えられるようになりたい。バルサで歴史を作りたいんだ」

これは嬉しい。カンテラーノではないのに、将来くるであろう移籍のウワサに関してカンテラーノ並に安心していられそうなバルサへの愛情。クレからも大いに愛される選手となりそうです。

かつてサムエル・ウンティティメッシとのトレーニングについて「彼は僕をまるでコーンのように抜いていく」と語っていましたが、セメドもまたその世界最高クラックのすさまじさに驚き、苦労し、そして楽しんでいる。そうやって揉まれる中で才能を伸ばし、いつかダニさんのような右サイドの支配者になってほしいです。今の調子で出場時間を重ねていけば、その一歩である成功補強となる可能性は高いでしょう。

一方で、2試合連続で招集外となったアレイシ・ビダルは気になるところ。競争力アップのためにも、アレイシの反撃を期待します。

 

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