ポルトガル代表の新鋭、23歳の右ラテラル。
FCバルセロナが7月13日(木)の現地21時、選手ネルソン・セメドの加入でベンフィカと合意に達した、との公式発表を行いました。オペレーションの内容はまだ明かされていませんが、メディア情報によると移籍金は3,000万ユーロ+変動額で、契約期間は4年か5年。この金曜日(14日)にメディカルチェックを受け、サイン儀式を行えば、正式にバルサのセメドが誕生です。
一気に交渉成立
一向に前進しないと思われていた右ラテラル(SB)補強作戦の、エクトル・ベリェリンの選択肢がなくなったと報じられてからの展開は一気でした。ネルソン・セメドが最有力と各紙の表紙を飾ったその日にロベルト・フェルナンデス編成部長、ハビエル・ボルダス理事、さらに執行部のディレクターで、この人が出てくれば交渉は最終局面のラウール・サンジェイがリスボン入り。ホテルTivoliでの5時間にわたる交渉の末、ポルトガル代表ラテラルの移籍でベンフィカ会長ビエイラ氏、ウーゴ・バルディル代理人(メンデス事務所所属)の合意を取り付けたそうです。
実際のところはいきなりベンフィカとの交渉が前進したわけでなく、強化部はベリェリン作戦と平行してこちらのセメド作戦も進めつつ(ウワサではユナイテッドも彼を狙っていた)、家出カンテラーノの呼び戻しに見切りを付けると一気にこちらを落としたのでしょう。ロベルトは水面下での作業がなかなか上手い。ということは、中盤補強もなにか隠し球を持ってる・・・?
ロベルト・フェルナンデスの、“まだビッグネームではないけれど若くて可能性のある選手を獲って伸ばす” 補強方針は個人的に評価しています(なのでパウリーニョは異質。ベラッティはクラブ主導?)。デニスもゴメスも今季大いに伸びると期待したいですし、デウロフェウもセメドも獲って正解だったといわれる存在になってほしいです。
プレゼンテーションも今日終わらせる?
ネルソン・セメド(通称ネルシーニョ)は今日の午前にバルセロナを訪れ、クラブ施設でメディカルチェックを受けることになっています。入団プレゼンテーションの日程はまだ発表されていないのですが、MD紙は同じ14日のうちにプレゼンもあるだろうと伝えていますし、SPORT紙もその可能性があると見ています。
今日は金曜日なので、もし今日中にプレゼンまで終わらせてしまわなければ、彼のバケーションが終わってチームに合流する8月の実施となりそうな(ポルトガル代表としてコンフェデ杯決勝に出場していたので今月いっぱい休み)。それも締まらないので、さっさと片付ける方向で調整中なのかなと想像します。
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