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“バルサは中盤”、フレンキー・デ・ヨングはよく分かっている

バルサTVの番組で、バルセロナを好む理由を説明したデ・ヨング
クライフがもたらした魅力的なフットボール哲学を保たなければ、と語る

バルサTVにて クレ期待の星 フレンキー・デ・ヨングのインタビュー番組 Benvingut De Jong(ようこそデ・ヨング)が放送されました。
FCバルセロナに入団した最初の感想などを初々しく語っているフレンキーですが、これがツボを押さえているというか、バルセロニスタを嬉しくさせる言葉がたくさんで。愛おしさがさらに増し増しとなりました。

そのひとつが、複数届いていたオファーの中からバルサを選んだ理由です。フレンキーは言います。

「それはバルサが常に(自分たちから)プレーをしたがるチームだったからだよ。それがもっとも重要な理由さ。それに加えて、バルサは見る人たちのために魅力的なフットボールをプレーすることを望んでいるからね。歴史に残るベストプレーヤーたちと多くのタイトルを勝ち取っている、というのがバルサのイメージ。だから自分がここにいることがすごく誇らしいんだ。バルサはいつも僕の夢だった。可能なかぎり楽しめるよう頑張っていくよ」

バルサとアヤックスの哲学

フットボールとはスペクタクルである、とデ・ヨングは考えます。

僕は観客にとって魅力的な、攻撃的なフットボールをプレーするのが好きなんだ。スタジアムへと足を運ぶ人たちは、楽しい時間を過ごさなければならないって僕は信じているから。それがヨハン・クライフの哲学であり、バルサとアヤックスに共通する部分」

クライフの哲学。さすがはアヤックスの首席卒業者です。

「(ウィレムIIから)アヤックスに入れたのは誇りだった。すごく良い時間を過ごしたし、戦術ワークはとてもハイレベルだったよ。アヤックスとバルサは哲学がよく似ているし、それがクライフによるのは明らかだよね。だから彼らはクラブとしてすばらしい関係にあるんだ」

フレンキーのバルサ移籍が決まった時、アヤックスのマルク・オーベルマルスSDはフレンキーを「チャビイニエスタが組み合わさった選手」だと評していました。さらにデ・ヨングはセルヒオ・ブスケツとも比較されたりもしますが、彼自身はそういった比較は好んでいないと言います。

「彼らと比較されることは望まないよ。バルサの歴史のなかには、偉大なセントロカンピスタ(MF)たちがいた。バルサはセントロカンピスタにとって、完璧な方法でプレーするクラブなんだ。バルサはたくさんボールを保持して、コントロールする。試合もコントロールする。僕が適応するのに完璧なクラブだよ」

聞いてますか~ バルベルデさん、ペップ・セグラさん、バルトメウさん。
バルサはセントロカンピスタのチームだって。

目標は先発になること、チームがタイトルを獲ること

チャビイニエスタがいた頃と比べると寂しくなってはいますが、それでもバルサの中盤は競争が激しい。フレンキーは野心的に目標を述べます。

大多数の試合で、先発になりたいね。チームの全選手がそれを望んでいると思うし、僕も彼らと違いはないよ。自分が試合で出来ることを示すためには、トレーニングでのハードワークが必要。先発メンバーになれれば良いね」

結果や内容に対し求められるものが、バルセロナではアヤックス時代よりも大きくなります。

「アヤックスがチャンピオンズで優勝することを誰も期待していない、それは知っているけれど、あちらもプレッシャーはすごく大きいよ。オランダ杯やリーガでは、魅力的なフットボールをして勝つことが期待されているから。バルサでもそれは同じだけれど、こちらはチャンピオンズ優勝も求められるね」

今年のチャンピオンズ優勝にすごく意欲を燃やしているのは、バルサも僕も同じ。僕らが達成できると期待してるよ。シーズンの目標を語るのは僕の仕事ではないけれど、バルサは可能なタイトルをすべて勝ち取らないといけない」

チャンピオンズ準決勝で敗退する感覚はもう知っている。あれはもう繰り返したくないね」

その第一歩となるプレシーズンの始まり(7月14日)を、フレンキーは今や遅しと待っています。

「うずうずしてるよ。チームメイトとプレーをして、トレーニングをして、そして願わくば、彼らとたくさんのタイトルを勝ち取って・・・ バルサ時代が始まって、街を満喫して、人々と知り合うことをすごく楽しみにしている。全てがすばらしいものになると信じてるし、ピッチでそれを証明したいね」

番組の様子はバルサ公式サイトで見れますので、是非(こちら)。

憧れのメッシ
「僕にとって、彼は最高の選手だよ。自分にとっては彼がベストだから、過去の選手とは比べられない。アタッカーやセントロカンピスタとして、しなきゃならないことを彼は全てできる。彼が歴史上のベストさ」

バルサファンになった時期
「バルサの試合を追いかけ始めたのは9歳の時。2006年のチャンピオンズ優勝の後で、それからたくさんの試合を見てきたよ。バルサはいつも魅力的なチームだったからね。バルサは哲学を保ち続けるべき。だってそれがクラブにとってとても大事なことだから

 

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